*春薬膳☆グリーンピースのペーストでカナッペ* | SAI dining *おうち薬膳&カリフォルニアCIA生活*

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国際中医薬膳士として季節に合わせた薬膳レシピのご紹介や、アメリカ料理大学、The Culinary Institute of Americaでの学生生活、ナパバレーライフも更新中です。

昨日は急にあったかくなって、スプリングコートでおでかけできました。

いよいよ春本番になるのかな?
今年は花粉が昨年の5倍とのことですが、
サプリの効果か、今のところ、目がかゆい位で済んでます。

今日は一昨日のお客様のアペタイザーにお出ししたカナッペからひと品。

春にお勧めのグリーンピースを使ったペーストです。

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春薬膳☆グリーンピースのピュレ

作者:中医薬膳師 清水えり

■材料(作りやすい分量)
グリーンピース(冷凍) / 200g
玉ねぎ / 1/4個
生ハム / 15g
塩 / 2g(小さじ1/3)
牛乳 / 50cc
ブイヨン(又は水) / 大さじ2
酒 / 大さじ1
バター / 15g


■レシピ紹介
春に活発になる肝の働きを助けて気のめぐりをよくするグリーンピースのピュレ。
甘いお豆の風味を味わえます。パンに塗ったり、マッシュポテトのようにサンデーローストの付け合せにもおすすめ。

詳細をタベラッテで見る


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今の時期、フレッシュのグリーンピースも出盛りですが、
鞘をむいたり、あくを取ったりと下ごしらえがなかなか面倒なので、
今回はお手軽に冷凍グリーンピースで。

最近のは冷凍でも香りもよくて、甘味も濃いので、
こんな風につぶしてしまう場合はこれで十分。

最後に加えるバターはなるだけ新鮮でいいものを使うのが
おいしさのポイント。

あれば発酵バターやカルピスバターなどがおすすめ。
無塩のものを使います。

そしてもう一つのポイントはピュレにしたあと裏ごしすること。

冷凍ものは皮が口に残るので、
少々面倒ですがこのひと手間が大事です。

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今回はカンパーニュをトーストしたものにたっぷりと塗って、
焼きそらまめと削ったパルミジャーノをトッピング。

そら豆は見た目がかわいいので乗せただけなので、
おうちご飯の時はなくても全然OKです。

パンはバゲットやカンパーニュなど、がさっとしたパンに合います。

そのままスプーンで食べてもおいしいし、
牛乳で伸ばしてポタージュにもなります。


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一昨日はほかに水切りヨーグルトをライ麦パンに塗って、生ハム、
ドライマンゴをヨーグルトに漬けて戻したもの、ミントのカナッペも。

これはミントが味のポイントになってます。

おもてなし当日は写真が撮れないので、あらためて再現風にニコニコ

一昨日のはなまるマーケットで春の薬膳が特集でした。

四季(梅雨もいれて五季)に合わせて、対応する臓腑と色で分けて
簡単に紹介していましたが、う~ん、これは誤解されるのではということも・・

まずはそれぞれの季節に対応した臓腑が弱るので、それにいい食材という
表現だったのですが、
実際はその臓腑の働きが活発になるので、
それを助ける食材を摂るといいのです。

で、春は肝の働きが活発になるので、肝に働きかける食材を食べます。

肝は血を貯蔵する臓腑で、さらに気の巡りが悪くなると
うまく働かなくなります。

そこで血を補い、気の巡りをよくする食材を選ぶといいのです。

今回のグリーンピースは気の巡りをよくし、胃腸の働きをよくしてくれます。

消化がよくなると、食べたものがうまく気や血になってくれるので、
身体の調子がよくなり、五臓がよく働くようになるので、
胃腸の働きをよくするのが、健康の基本でもあります。

はなまるでも春には青(緑)の野菜を摂るといいと言ってましたね。
グリーンピースも、それにぴったり。

ちなみに今回使った玉ねぎも気の巡りをよくし、胃腸に働きもよくするので、
お疲れ気味の方や、ストレスがたまっている方に特にお勧めのひと品です。




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