ウォルト・ディズニーの約束 | 花鳥風月文々草紙

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独身女と愛しの文鳥との平和でのほほんとした日々と、料理や好きな手芸や音楽と言った趣味のブログです。

あまり期待してなかったんですが、

見事にやられましたねぇ・・しょぼん


1961年、「メアリー・ポピンズ」の原作者である

パメラ・L・トラヴァースは、映画化を希望する

ウォルト・ディズニーとの話し合いのため

ハリウッドへとやって来る。

気難しく、すぐに不機嫌になり、企画のことごとくに

駄目出しをするパメラにディズニープロのスタッフは

当惑する。

それでも何とか契約書にサインをもらおうと

ディズニーその人も心を砕くのだが・・


この場合の約束は、「メアリー・ポピンズ」が大好き

だった娘さんとウォルト・ディズニーの約束なんですね。

最初の企画から何と20年叫び


パメラはずっと断り続けて来たのですよ・・



 物語は現在と同時に、パメラの少女時代が

 描かれていきます。

 パメラ、本名ヘレンとお父さんとの美しい時間。


 でも彼女のお父さんは、

 「現実はすべて夢なんだよ・・」と話し、

 銀行員の仕事から逃げられず、酒に溺れます。

 その苦悩を目の当たりにしながら、

 大好きな父を助けられなかった悲しみ。

 

 なぜこんなにもこだわるのか、ウォルトは考えます。

 メアリー・ポピンズとは一体何者なんだろうかと。

 子供達を助けるためにやって来た、そう言うウォルトに

 パメラは激しい口調で否定します。

 




作品を観ていくと、メアリー・ポピンズのモデルが

誰なのかわかってきますよグー

途方に暮れる子供達と泣くだけのお母さんの前に

颯爽と現れたその人は、大きな旅行カバンの中から

様々なものを取り出して子供達の度肝を抜き、

荒れ果てた家の中を片付け、ちゃんとした食事を

作ってくれるのです。


絶望の底に沈み、不遇の中死んでいった父。

メアリー・ポピンズとは、大好きだったお父さんへの

贖罪と鎮魂の物語だったんです・・


パメラの少女時代と現在がうまい具合にマッチして、

彼女の拘りと同時に寂しさも描かれます。

運転手にだけは心を開くパメラ。

その辺の描き方が実に上手いなぁと思いましたねにひひ


トム・ハンクスのウォルト・ディズニーが

まるで本物みたいでびっくりでしたえっ

ディズニーの少年時代の話とか、以外でしたし、

ティンカーベルが出てくるテレビ番組、何となく憶えてます・・

年がばれるかなにひひ


パメラって相当な人物だったらしいですね。

実際の音声が出ますけど、これはきっついな、と思ったりあせる

「メリー・ポピンズ」って、楽しい作品だと思ってたけど、

大人になったら見方が変わるかもしれませんねぇ。

 



毛皮反対の絵本です、読んで下さい
http://moru.art-studio.cc/art/book.htm






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