ヘンリーフォードのマークⅣ | モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳

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フォードが日本から撤退しちゃうことになりました。残念!今の人はあまりわからないかもしれませんが、およそあらゆるジャンルのレースで大活躍した自動車メーカーとしてフォードの右に出るメーカーはないと思います。例えばF1。歴史の残るDFVエンジンを開発したのはフォードですし、そのビデオは非常に興味深い。


https://www.youtube.com/watch?v=Ucau77iVndk


ナスカーはもう語る必要もないほどの勝ち星を挙げています。インディだってロータスと組んで60年代は無敵を誇った時期もありますし、ツーリングカーではカプリやシエラなどが大活躍。ラリーだってフォーカスが活躍してますし、フィエスタだって…。これだけたくさんのカテゴリーで数多くの勝利を積み重ねたメーカーはきっとないでしょう。


そんな中で、個人的に一番好きなフォードのレーシングカー…それが1967年のルマンを制した、フォード・マークⅣです。↓



このクルマは今、ヘンリーフォードミュージアムに展示されています。入場チケットを買って館内に入ると真っ先に飛び込んでくるのがこのクルマの姿です。実は、ものすごくちっちゃいんです。信じられないぐらい。








カラーリングから言えば、ダン・ガーニー/AJフォイト組のマシンですが、果たして本当にウィニングマシンか否かは不明。ドライバーも二人ともアメリカ人というオールアメリカンでの勝利でした。


7:3の写真を左右から撮っているの…わかります?

実はホイールを締めるスピンナーの色が左右で違うんです。右側はブルー↓。これは実際に1967年はそうでした。そして左は赤なんですね。



でも、当時の左側のカラーで写した写真が手元には無くて…それに意外と当時のカラー写真少ないんですよ。


まっ、それはともかくとして今年はフォードがルマンに復帰します。楽しみにしていたのですが、撤退のニュースでなんとなく熱が冷めちゃいました。