モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳

モータージャーナリスト中村コージンが、日々乗ったクルマ、出会った人、趣味の世界を披露します。


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昨日はトヨタ2000GTに廉価版の開発計画があったことを書きました。続きと言っても、そのお話の続きではなく、同じ会社が開発に携わったもう一つの計画のお話し。トヨタのガスタービンエンジン開発の歴史は古く、昭和39年には当時のクラウン8に搭載して試走したという話があるくらいです。というわけでお話はこちら。

 

UP15とは何ぞや?という人もいるかもしれません。社内呼称でクルマを語るのは、業界ではかなり普通で、一般の方もそれを薀蓄と捉えているようで、よく使われます。このUP15、実はトヨタスポーツS800のこと。そいつにガスタービンを搭載しようという計画が持ち上がったのは、ここにある通り昭和51年でした。しかもです。ガスタービンは発電機として使うハイブリッドだったというから驚きですね。もうこの頃から、あの手この手でハイブリッドの可能性を探っていたトヨタ・・・凄いですねぇ。

しかし、予算がなかったかどうか知りませんが、べーすとなるS800は中古車で、そいつを修復するところから作業が始まっているあたり、ちょっと??な感じです。

結局散々あれやこれやとやってモノにならず、試作そのものが打ち切られたとありますが、ガスタービンを使うという潜在的なポテンシャルは、今もあるんじゃないかって、少し思っちゃったりします。でも手を出さないところを見ると、何か決定的にダメな要素があるんでしょうね。

僕も複数のガスタービン車に試乗したことがありますが、そいつを動力源として使うのは、立ち上がりがあまりにも遅いのでダメです。しかし、発電機ならいいんじゃないかって…

 

 

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少し昔の話です。時は遡って昭和42年のこと。社内呼称MF10と呼ばれるクルマが発売されました。

それは何かというと、トヨタ2000GTであります。当時のお値段238万円。ライバルになり得るかは別として、日産が売り出していたフェアレディ2000(91万円)の実に2.6倍という正札が付けられていたわけです。そこで、こんな計画が持ち上がったのです。

書いてある通り、残念ながらこの計画はご破算となりました。でも、実はかなりいい線行ったところまでお話は進んでいたんですよね。

エンジン出力は130ps、何よりもそのお値段100万円という計画、魅力的じゃありませんか?そして価格低減のため、リトラクタブルヘッドライトは固定式として、内装も簡素なものにする…はたしてこれだけで半分以下の値段で出来たかどうかは別です。

まあ、こんな感じで化粧直しをすると…

生産も5年間の限定で、月産500台。もし実現していたとしたら3万台は作られていたことになります。

こいつが今高値なのは、ひとえにその稀少性。もし廉価版が30000台も誕生していたら、今のような億まで行くお値段はとてもつかないでしょうね。

 

上の資料は、とあるトヨタ系会社の歴史資料の一部です。

 

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コンセプトカーに乗せてもらうということは、そりゃあ大変なことです。ワンオフで、1台作るのに数億円はかかると言われるコンセプトカー。それをはっきり言えばどこの馬の骨かわからないやつに乗せるんですからね。1998年に乗せてもらったのはクライスラーのコンセプトモデル、プリマス・プロントスパイダーというモデル。↓

艶消し塗装と思いきや、実は塗装してないんです。これ、ボディ全体がPET素材でできているんです。要はペットボトルと同じ。塗料を練り込んであるそうなんですが、当時クライスラーでは散々このPET素材の研究をしていました。結局はモノになってませんけど。

ただ、デザインはすこぶるカッコよくて、モノにして欲しかったと思いますが、サイズ的には全幅を除けば、今のマツダロードスターよりも小ぶりで、アメリカじゃやっぱり無理だったんでしょうね。

インテリアもシンプルです。ステアリングは後にクライスラー300に活かされた素材を使ってます。エンジンはPTクルーザーなんかに積んだやつをミッドシップに。

そしてこれ。乗っちゃった証拠写真。隣にはちゃんとお目付け役が乗ってます。因みに撮影場所ですが、ラグナセカです。ここはちょうどピット前のメインストレートです。

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もう20年近く前のことだと記憶していますが、ご覧のクルマを取材しました。

ファセルベガ・エクセランス EX2と呼ばれる後期型のモデル。メーカーが消滅する1964年まで作られたモデルです。フランス製ながら、エンジンはクライスラー製のV8を搭載していました。某自動車雑誌での取材。それにしてもやはりアメリカナイズされた印象は例えば、ラップラウンドしたフロントウィンドーや遅ればせながらのテールフィンなどに見られます。

インテリアは一言、豪華絢爛。しかしながらウッドパネルに見えるインパネが鉄板に絵を描いたものだなんて、きっとお釈迦様でも気が付きません。

でもこうやって近づいてみると、なんかウッドの模様、変!ステアリングのコラムがメーカーより上についているっていうのも変。実はこの内装、ウッドパネル風に赤い本革は僕が持っているファセリアと全く同じなんです…

 

しかし、こうやってみると、ファセルベガって、デカダンスの香りぷんぷん…って感じしませんか?

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写真探しをしていたら、チゼータの写真が出てきました。

そこで、このクルマについて調べてみたら、驚くことに未だに受注生産されているんですね。創業者の相方、クラウディオ・ザンポッリも今ではアメリカで生活しているみたいだし…。

日本には2台輸入されて、うち一台は河口湖自動車博物館にあります。こいつは見に行きました。赤いボディです。

で、何故現地で撮ったチゼータの写真があるかってことですけど。

当時、取材に行ったんですね。僕じゃないですけど。このドライビングシーン、実は今を時めくスーパーカー超王さまが行っておるのですよ。

ちょっとどこかで見たことあるようなデザインは、マルチェロ・ガンディーニ作。元々はランボルギーニ・ディアブロ用デザインだったらしいですが、却下されてチゼータになったとか…

俯瞰で見ると、巨大なV16エンジンが横置きされていることが良く分かりますね。

そして若き日のクラウディオ・ザンポッリ

1991年から生産が始まったとありますから、ひょっとするとチゼータV16Tって、世界で最も長寿のスーパーカーじゃないですかね。しかも当時から何も変わっていないみたいだし。

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