2014年1月にレンタルで見た映画まとめ | 冷やしえいがゾンビ

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めっきりノータッチですが、メインは映画に関する垂れ流し。

2014年1月にレンタルで見た映画の感想をざっくりと書かせてもらいます。1月に見た未見作品は4本でした。





Man of Steel / マン・オブ・スティール


 クリストファー・ノーランプロデュースだし! 監督ザック・スナイダーだし! と自分を納得させてからレンタルしてみましたが、やっぱりダメでしたね。スーパーマンという素材に対して含蓄や親しみを持たない人間をどう振り向かせるかというアプローチ…つまりシナリオ展開に工夫が感じられず。見ていて集中できませんでした。


 「バトルシーンが凄い、ドラゴンボールの世界だ」という評判も薄ら寒いですね。「誰も見たことがない」格闘戦だとは思いますけど「誰も見たくない」と云いますか。超人感を出そうと必死すぎて置いてけぼりです。


 とどのつまり宇宙人と宇宙人のケンカですもん。てめえらの勝手な都合で地球バカスカ壊してんじゃねえよって話。のれないのれない。ドラゴンボールの孫悟空も宇宙人なんですけどね。





The Place Beyond The Pines / プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ


 監督はブルー・バレンタインのデレク・シアンフランス。ライアン・ゴズリングとブラッドレイ・クーパーが主演。3章からなるオムニバス的な物語です。


 あらすじは書きませんけど、記憶をたどればスラスラ書けるので明快で良質なストーリーなのだと思います。カルマ、原罪などといったテーマ性が全体を貫いています。


 ライアン・ゴズリングは流石の演技で、対するブラッドレイ・クーパーの芝居にはあまり納得できてないのですが、第3章に登場するのが…『クロニクル』で暴走サイキッカーを演じたデイン・デハーン君。 若いのに良い芝居しやがるんです! ってTwitterでも彼のことを絶賛したんですけど、高校生役も似合う彼は現在27歳のアラサー手前でした!(映画秘宝読んでビックリ) それはともかくナイーブでキレる寸前の雰囲気を演じさせたらバッチリはまる役者ですね。


 全体の印象としては、もう少し深いところまで掘り下げられる物語なんじゃないかなと思いました。ハマらなかったけどそこそこ好きな映画。





Deadgirl / デッドガール


 高校生男子2人が廃病院に行ったら縛られた裸の女がいてビックリ。その女の心臓は動いていないのに生きている。どうやらゾンビらしい。


 でもなかなかキレイな顔してるから姦っちゃいました!


 そんな映画です。ゾンビ映画ってグロ描写から逃げちゃいけないと思うんですよね。この映画は人体がどうダメージを負ったのかを見せる瞬間から逃げまくっている。そりゃねえよ!


 あとはゾンビ女子がゾンビになった経緯をまったく描いてないのが残念ですね。そしてゾンビ女子が病院に監禁状態だった理由も謎のまま。ゾンビにした人間、監禁した人間がいつ登場するだろう? という予想を嫌な方向に裏切ってくれました。スペインのゾンビPOV映画『REC』みたいな隠された真実みたいなのも皆無。


 シナリオはそこそこ牽引力あると思うんですが、その辺がモロに弱点になってる。オチも強引。途中からそこに着地するのが想像できてしまった。





Stoker / イノセント・ガーデン


 パク・チャヌクのハリウッド進出作。脚本書いたのはプリズンブレイク主演のウェントワース・ミラーさんだそうです。彼が偽名で書いたシナリオがハリウッドを渡り歩いて韓国人監督の手に。


 ディレクターとしてのパク・チャヌクらしさはかなり濃く出ているんですが、ストーリーにあまり惹かれなかったです。こういうタイプのミステリ感って日本人がけっこう好きな味だからじゃないかな?


 集中力を欠いた状態で見たのでストーリーの流れも飲み込めていないかもしれません。マシュー・グード色気ありますね。