冷やしえいがゾンビ

ブログタイトル変えました(17/05/07)。映画についてのブログ。


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みなさんおはようございます。チルです。

 

2017年も順調に映画みるみるライフを走っているつもりです。プライベートにゃ何も良い事はありませんが、映画を楽しめるだけの心理的余裕があれば、私は大丈夫ですきっと。

 

さてさて今回レビューを書きたくなった映画は…

 

ARRIVAL

 

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です。邦題『メッセージ』。原作はテッド・チャンの短編小説。ホラー系を手がけるエリック・ハイセラーが脚色し、それをカナダ人のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督した作品です。

 

http://www.message-movie.jp/

 

 

 

予告編から分かる範囲のあらすじ↓

 

人類の想像を超越した形状/大きさの物体が世界各地の12ヶ所に突如出現し、世界に動揺が駆け巡る。物体の中には知的生命体の存在が確認され、各国の文人と軍人が地球外生命体とのコミュニケーションを図ろうとするが…

 

↑アカデミー賞作品賞にもノミネートされていて、メッセージ性の強さと完成度の高さが半ば証明されているし、そもそも原作小説もSF小説として(1999年の)年間ベスト級の評価を受けている。

 

宇宙生物との戦いを描く映画は沢山あったが、今作はコミュニケーションを取ろうとする映画。予告編でもアクションらしいアクションはまったく見られません。しかも主人公は言語学者の女性である。

 

果たしてこの映画にはクライマックスらしいクライマックスはあるのか?価値観をゆさぶるような高次元のテーマ性を提示されるだけの作品なのではないか? そんな不安を抱いたまま観賞しました。

 

杞憂でした。

 

すごいクライマックスが存在していました。発想の切れ味に呆然としました。切り口の斬新さに歓喜しました。色んな角度から見て、その度にため息が出ます。素晴らしい物語だと思います。

 

結論としては以上です。あとはダラダラと

 

中盤以降、主人公は地球外生物が用いている表意文字を理解する事をある種のゴールとし、そこへ向かって進んでいきます。そこに「他の国が◯◯してしまうかも」という人為的なタイムリミットが設定される事で主人公は焦燥感を露わにし、映画全体にクライマックス的な高まりと「どうなるんだろう?」というサスペンス性をもたらしています。

 

言語を理解するためのプロセスを綿密に描いているため、そこの論理性が飲み込めない観客にとっては「んーと…どうでもいいよ」となってしまうかもしれない。やや危険なレベルのSF映画かもしれません。

 

しかし「会話」も映画における決定的な「アクション」であるし、しかも地球外生物との手探りなコミュニケートの様子は緊張感に満ちていてスリリング。個人的には飽きる暇が無いほどのめり込みました。

 

ストーリー以外の部分でも、役者の芝居(なんといっても主演のエイミー・アダムス)、音響デザインの凄み(アカデミー賞で音響編集賞を受賞)などに感動させられるのですが、やはりビジュアル/美術/映像のセンスが圧倒的!

 

主人公たちが地球外生物に会うために通る「通路」が地球の引力・重力を無視していて、「壁」にしか見えない地面に立って歩く事になる描写。「こんなの見た事ない」ですよ。しいて言えばクリストファー・ノーランの『インセプション』ですかね。あれは夢の中の話でしたが。

 

あとは一部の軍人が暴走して宇宙船にある仕掛けを残す場面。「やばいやばいやばいってば!」とヤキモキする観客の気持ちを、まさかの方法で安堵させる。「こんなの見た事ない」!

 

壁を隔てて地球外生物と対話していた主人公が、一線を越えた瞬間。物理法則を1つ2つ無視したかのような状態になる主人公。彼女を取り巻く環境。「こんなの見た事ない」!

 

あとはもちろん、地球外生物が描き出す図形。「円形をベースにした表意文字」と、言葉にするのは簡単だけどそれを実際に映像化するのは大変でしょう。というかどれくらい大変なのか想像すら出来ない事をやっている…

 

地球外生物自体のデザインも、「火星人はタコ型」という古き良き時代からさほど進歩していないように見えかねないのですが、参考にした生物がクラゲであり、クラゲならではの身体的特性を考えると実にロジカルで、納得するしかないデザインなのです。

 

決して過剰ではなく、シンプルの極みとも言うべきデザインでありながら斬新。とにかくこの映画の美術全般には圧倒されるばかり。

 

そしていよいよクライマックス。バラバラだったピースが集められ、美しい完成品を見せられたような衝撃を受けました。以下にネタバレ全開で感動ポイントを書きます。

 

過去の記憶を呼び起こすフラッシュバック(回顧・回想)描写だと思っていたら…

 

主人公は冒頭から終盤まで「愛娘の記憶」を振り払いながら地球外生物との交流を続けるのですが、終盤に「あの子は誰なの!」というセリフを口にした瞬間に観客の中に困惑をもたらします。

 

主人公は娘と死別した哀しい過去を持った独身女性であるかのように描かれてきたのですが、観客はそれがミスリードであると知る事になります。

 

主人公の「過去」では無いとすれば、彼女が脳裏から振り払えないあの映像は一体何なのか!?

 

過去を思い出している映像ではなく、フラッシュフォワード(予知・未来視)だった!

 

このトリック、トリックを巧妙に取り入れたシナリオ構成、まさに大発明といえます。「こんな物語見たことない」!

 

未来視という超能力を得るためのきっかけが…

 

主人公が人間としての能力を超えた証として「未来視」を会得した事が分かるのですが、じゃあそのきっかけは何だったのかと言うと、未知の言語を「理解」することなのです!

 

最後まで対話を諦めなかった主人公だからこそ身につける事が出来た能力。言語学者を主人公に設定している理由が明らかになります。同時に驚かされるのです。

 

「理解」するために主人公が取った行動とは…

 

主人公は地球外生物との対話を続けながらも「未来の自分が何を成したのか」を知る事になります。フラッシュバックのように突然脳裏をよぎる映像。主人公はまだ能力を制御できません。

 

戸惑いながらも彼女は未来の自分の運命を感知し、未来の自分から学ぶのです。つまりカンニングです。表意文字を理解し、何をすべきかを理解し、そのために必要な情報を未来から学ぶ。「こんな物語見たことない」!

 

人類にとって最大の危機は人と人とが争う戦争であるという至極真っ当な結論

 

人類が争いを辞めて結束するためには宇宙からやってきた外敵がやってくる必要がある、そんな結論のSF映画はごまんと作られてきましたが、この映画はその結論の真逆。

 

人類はまだお互いについて理解できていない。真の理解があれば、どんな困難・危機であれ乗り越えられる!そんな素晴らしいメッセージの下に組み上げられた物語なのです。

 

そして主人公は、その危機から人類を解放します。人類が初めて持ち得た「武器」、つまりは言葉によって。

 

主人公が「誰に」「何を」「どうやって」伝えるべきか。唯一とも言える正解にたどり着くまでの怒涛の展開が本当に本当に感動的でした。

 

描き方が下手な監督だと「んー、まあ言いたい事は分かるけど…」という感触に終わっていたように思うのですが、SF映画初挑戦のドゥニ・ヴィルヌーヴがここまで完璧に仕上げてくるとは…驚きです。

 

『君の名は。』『ミッション8ミニッツ』などのタイムリープものを連想しつつ、フラッシュフォワードを取り入れた表現は未来へのタイムスリップとも言うべき描き方。

 

その予知能力をエイリアンから授かるというアイディアにも脱帽だし、そのために言語学者を主人公にした点も脱帽…

 

とにかく圧倒された映画でした。卵が先かニワトリが先か?のようなタイムパラドックスとも言うべき疑問点はあれど、これほどまでに大胆でドラマチックなクライマックスを体感できた事が本当に幸せでした。

 

まだ理解が足りない部分もあるので、2回3回と観賞したい大傑作です。今年のナンバーワンかも…

 

アカデミー賞作品賞をあげたくなる、それくらい大好きな映画でした。言うまでもなく超超超オススメです!!!

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筆者が2016年に映画館で見た映画は119作品でした。去年が52作品なので、2倍以上です。週1本月4~5本ペースから月10本ペースになりました。その数字自体に意味はないと思うのですが、映画観賞は「好奇心をリンクさせていく」のが楽しい趣味なので、2017年も映画情報を上手に取り入れていきたいなあと思っています。

 

映画の感想はTwitterに書く事がメインになってしまい、blogに残す機会は激減してしまったのですが、全ての作品に対して5段階で評価していたので、それを掲載してみます。

 

評価基準を簡単に言うと、

 

5=文句なし。素晴らしい。

4=好きな映画だ。

3=好きとも嫌いとも言い難い。

2=嫌な部分が目につく。

1=見ていてイライラする。嫌いな映画。

 

しょせんは好き嫌いなので、あなたが好きな映画を私が低く評価していたとしても怒らないでください。評価基準は色々です。

 

作品名の後ろに表記した記号は、

 

◎=原作なしのオリジナル

◯=原作あり

□=ノンフィクション

△=ドキュメンタリー

 

を意味します。

 

全ての作品タイトルをYouTube動画にリンクさせました(ヒメアノ~ルは公式サイトへのリンク)。アフィリエイト要素ゼロなので安心してクリックしてください。

 

1月

イット・フォローズ ◎4
ザ・ウォーク □4
メモリーズ 追憶の剣 ◎2

 

2月

ブラック・スキャンダル □1
オデッセイ ◯5

サウルの息子 ◎4
最愛の子 □5
マギー ◎3
ビューティー・インサイド ◎2
ディーパンの闘い ◎4

キャロル ◯4
スティーブ・ジョブズ □4
ビッグ・マッチ ◎4
ヘイトフル・エイト ◎4
ザ・ブリザード □2

 

3月

探偵なふたり ◎4
マネー・ショート □2
ロブスター ◎3
インサイダーズ 内部者たち ◎4
アーロと少年 ◎3

エスコバル 楽園の掟 ◎4
マジカル・ガール ◎2
リリーのすべて □4
セーラー服と機関銃 -卒業- ◯4
バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 ◯1 (チルの感想)

ちはやふる 上の句 ◯5 (2回)

 

4月

ルーム ◎4
ボーダーライン ◎3
スポットライト 世紀のスクープ □5
アイアムアヒーロー ◯4

レヴェナント 蘇えりし者 ◯4
フィフス・ウェイブ ◯1
ちはやふる 下の句 ◯5

 

5月
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ ◯5
太陽 ◯1

ズートピア ◎3
暗殺 ◎5 (2回)

 

6月

デッドプール ◯4 (2回)
サウスポー ◎5
マネーモンスター ◎4

エクス・マキナ ◎3
ヒメアノ~ル ◯5
ノック・ノック ◎3
貞子vs伽倻子 ◯4
葛城事件 ◎2

トリプル9 裏切りのコード ◎4
日本で一番悪い奴ら □5
極秘捜査 □3
ディストラクション・ベイビーズ ◎4

 

7月

ウォークラフト ◯4

鬼はさまよう ◎4
殺人の輪廻 ◎4
名もなき復讐 ◎5 (チルの感想)
疑惑のチャンピオン □3
シング・ストリート 未来へのうた ◎5 (2回) (チルの感想)

SHARING ◎2
ヒマラヤ 地上8000メートルの絆 □5
シン・ゴジラ ◎4 (2回)

 

8月
トランボ ハリウッドで最も嫌われた男 □4
DOPE/ドープ!! ◎5

X-MEN アポカリプス ◯2 (チルの感想)
インディペンデンス・デイ リサージェンス ◎2
ゴースト・バスターズ ◯5 (チルの感想)
ダーティ・コップ ◎3
ジャングル・ブック ◯4

ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影<シャドウズ> ◯4
ケンとカズ ◎5 (チルの感想)
君の名は。 ◎2 (チルの感想)
ライト/オフ ◎3
後妻業の女 ◯4

 

9月

セルフレス 覚醒した記憶 ◎4
グランド・イリュージョン2 見破られたトリック ◎4
ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS ◯0 (チルの感想)
スーサイド・スクワッド ◯3 (チルの感想)
怒り ◯5 (チルの感想)

HiGH & LOW THE MOVIE ◎4
ハドソン川の奇跡 ◯3
FAKE △4
コロニア ◎2
エル・クラン □2

キング・オブ・エジプト ◎4 (チルの感想)

 

10月

SCOOP! ◎3
CUTIE HONEY TEARS ◎2
国選弁護人 ユン・ジンウォン ◎2
世界一キライなあなたに ◯3

HiGH&LOW THE RED RAIN ◎0
ジェイソン・ボーン ◯2 (チルの感想)
隻眼の虎 ◎2
淵に立つ ◎4
無垢の祈り ◯2

スタートレックBEYOND ◯4
プリースト 悪魔を葬る者 ◎4
永い言い訳 ◎5
ザ・ギフト ◎4
湯を沸かすほどの熱い愛 ◎5

PK ピーケイ ◎5

 

11月
ファイナル・ラウンド ◎3
キングコング対ゴジラ(1962) ◎4
ソーセージ・パーティ ◎5
何者 ◯2 (チルの感想)

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK ◯4
華麗なるリベンジ 3◎
この世界の片隅に 5◯ (2回)
弁護人 □2
ミュージアム ◯1 (チルの感想)

死霊館(2013) □4
死霊館 エンフィールド事件 □3
造られた殺人 ◎4
世界の果てまでヒャッハー! ◎4
手紙は憶えている ◎4

奇蹟がくれた数式 □1

 

12月

ブレア・ウィッチ ◎4
マダム・フローレンス 夢見るふたり □2
ドント・ブリーズ ◎6!!!

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ◎5
幸せなひとりぼっち ◎3
フィッシュマンの涙 ◎2
狂い咲きサンダーロード(1980) ◎3
アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 ◎4

 

以上です。5段階評価で記録していたのですが、『ドント・ブリーズ』を見た時の感動が群を抜いていたため「6!!!」としました。つまり私にとっての2016年ベスト映画は『ドント・ブリーズ』です。




 

逆に、例外的に0点を付けた作品が『ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS』と『HiGH&LOW THE RED RAIN』です。「映画なめんな」ってレベルです。心底ウンザリしました。

 

もろもろの感想や、ランキングなどは後日書くかもしれません。

 

私が望むのは、4点5点が付いている作品に興味を持って、見てくれる事です。

 

お茶を濁した感が否めませんが、とりあえず2016年の映画を振り返ってみました。感想お待ちしておりまーす。

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ミュージアム

見ました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/museum/

 

早速不満を書いていきまーす。


連続殺人に走る犯人の行動が不可解。アーティストを気取る割に、衝動的で運任せの殺人行為に走るところに疑問が浮かびまくる。主人公の後輩を殺す場面、主人公を大型トラックで轢き殺そうとする場面。どちらも主人公が転倒しなければ犯人は逃げ切れていない。やってることに統一性が無いから魅力を感じない。

犯人が誰を殺そうとしているのかが判明したのにも関わらず、それ以降の警察が犯行を止められない無能っぷりに呆れる。

あるいは、一切の証拠も残さずに次々と殺人を成し遂げる犯人の超越的な能力に呆れる。陳腐な言い方になるが、こう言いたい。「ありえねえよ」

殺人の場面を見せないことで観賞規制なしになってるみたいですが、規制を回避する事よりもリアリティのないストーリーを誤魔化すための手段にしか見えない。逃げているだけだ。子供だましのような描き方で小中学生を呼び込むくらいならもっと質を高めるべき。

被害者のうちの一人であるニートについてのみ、自宅の内装から家族との関係性やら食事描写、殺すまでの経緯まで綿密に描いてるのはどう見ても浮いてる。テンポを悪くしてでも描きたかったのは引きこもり・ゲーマー・アニヲタに対するヘイトですか。

妻と子供が危険な立場に置かれている事が早い段階で判明する構成の下手さには閉口したが、それによって主人公が絶叫マシンと化す。叫びたいのはこっちだ。

犯人や妻子の足取りを探る方法はいくらでもありそうなのに、そういったアプローチをまったく描写しないから主人公の焦燥にまったく同調できない。街中に監視カメラは無いのか? 妻と友人が連絡を取っていたのなら通話記録で居場所が判明するのはもっと早かったのでは?

犯人の動機と連続殺人の真相に関わってくる過去の殺人事件の描き方信じられないほど軽く、なぜ冤罪に至ったのかがまったく描かれていない点も酷い。

冤罪に巻き込まれた人間がどんな人間だったのか、どういった証拠があったのかも分からないのに、そこを連続殺人の動機に設定されても観客は置いていかれるばかり。変に語ろうとするとボロが出る部分だからか、冤罪被害者を自殺させているのも悪質。フィクションの語り手として誠意が無いし、テーマから目を背けている。

クライマックスへ至るまでの道のりがガタガタすぎて終盤のシチュエーションがまったく盛り上がらない。連続殺人の犯人にも、こんな映画でドヤ顔の製作陣にも辟易である。

リアリティや整合性以前に、細かな演出自体がことごとく失敗に終わっているのも絶望的。説明過剰な無駄セリフの多さにイライラさせられっぱなしな上、冒頭から終盤までモノローグをトッピングするセンスの無さには呆れるしかない。言葉を廃した演技を小栗旬から引き出すのがディレクターの腕の見せどころでしょうに。

主人公が巻き込まれるより以前の連続殺人が幼稚なアイディアの羅列でしかなく、その羅列の間に主人公の回想を乱雑に挟み込んでいる脚本構成自体が稚拙。語り口が下手なせいで警察が死体を発見するだけの組織に見える。

とにかく全体的に回想シーンの多さと無意味さが顕著な映画だが、「クライマックスのそこでまた回想挿れるんかい!?」と驚愕させられる。説明不足を補足すれば観客は理解し納得してくれる、スジが通ると勘違いしているのだ。

テンポ良く、流れを止めずに伝えないとキャラクターの背景などの情報はストーリー進行を阻害するノイズ要素にしかならない。逆に言えば情報のタイミングと分量さえ正しければリアリティや感情移入に寄与してくれる。その辺りへの配慮がまったく感じられない映画である。

主人公が妻子の「変わり果てた姿」を見て絶望している真っ最中に「実は生きてるんだけどね」と、あっけなくネタバレしてしまうのにはほとほと呆れ果てた。観客は主人公と同調する暇もない。情報をどんな順番で提示すべきかについて何も考えられていない。

はっきり言えば監督自身がアーティスト気分に浸っているとしか思えない。自分が創った作品を早く褒めてもらいたがっている早漏野郎ですよ。

EATの絶望についても描き方が浅いし、妻がマスクをかぶせられる展開も「なんで先にネタバレするの?」と絶望したし(監督が犯人に感情移入しすぎ)、最後の最後に銃つきつけて脅すだけなのも馬鹿みたいだし、屋外に出たら犯人の大演説大会になって警察が棒立ちしてる光景はスクリーンを直視できませんでした。

セブンっぽい漫画を映画化したところでセブンの五番煎じにしかならないのでは? という危惧が大当たりだったわけですが、むしろそんな予想をはるかに超えたダメサスペンス映画に出会えるなんて驚きました。セブンが低予算でいかにすぐれた作品であるのかを再認識するのと同時に、セブン以降のサスペンス映画というものを一切理解しないままこういうジャンルに挑む映画人が日本にいる事を理解できました。ありがとうございました。

 

上記画像が置いてあるページにリンク貼っておきますね。。。

 

http://www.aeoncinema.com/event/comment/voice35.html

 

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