「ボクが自分から会話に入ろうとしなかった理由・・・」
私が聞きたいのは、
あんたが何を見たかってこと。
私のいない場所で、たった一人で、
何を見て、どう思ったかってこと。
「東京ゲスト・ハウス」
角田光代
引き続き、mixi ☆たびのこぼれ話☆トピ
を紹介したい。
最近、オレのブログで何度も登場する隊員タケシ。
「なんだか家が暖かいです」
11/19
「旅を終えて・・・オレに絶対的に欠けていたもの」
11/14
こんにちは!
先日Cambodia Basix
に参加したタケシです。
あっきーさんが多国籍ツアーにおける英語の難しさについて書かれていたので、ボクも今回それについて感じたこと、書きます。
ボクは英語しゃべれないし、聞き取れない。
最初の4日、5日はやっぱり孤独でつらかったですね。
でも、6日目の夜から変わりました。
その日はオーストラリア人の夫婦DavidとDonnaの結婚6周年記念日で、みんなでサプライズパーティしたんです。なんてお祝いの言葉をかけてあげればいいんだろ・・とか思いながら会話に入れず、ケーキむさぼるしかできないおれ・・。
でもその時思いついたのが、折り紙で指輪を折ってプレゼントすること。
早速みんなから離れたところに行き、本見ながら金色の折り紙で必死に折りました。ホント、あんなに必死に折り紙折ることなんて、もうないでしょうね。
そして完成したのをハンモックでくつろいでる夫Davidに渡し、Donnaにプレゼントするよう言いました。Davidが他の参加者と談笑しているDonnaに駆け寄った。そしてそれをDonnaの指にはめる。彼女の顔が輝き、二人は当然のようにキスをした。周りのみんなの笑顔とカメラがそこに向けられる。
ボクは自分のカメラをそこへ向けることを忘れ、その場全体の光景、雰囲気を心から喜びを持って眺めていました。
キスの後、Davidが「これはTakeshiが作ってくれたんだよ。」とDonnaに言ってくれた。それを聞いたDonnaは、とび跳ねながらボクの方へ駆け寄ってきて、頬にキスし、ハグしてくれた。みんなの笑顔とカメラが今度はボクらに向いた。
この旅で最高の瞬間でした。
そしてこの出来事をきっかけに変わりました。
本題の「英語」に戻りますが、
しゃべれても伝わらないことはあるし、
逆にしゃべれない方が伝わることもある。
もしボクが英語ペラペラで、常にみんなとコミュニケーションをとれていたら、Donnaはここまで喜んでくれていたでしょうか?いつもみんなの話を聞いているだけ、なに考えているかわからないボクからのプレゼントだからこそ、彼女の嬉しさは倍増されたんじゃないかと、ボクは思うんです。英語できない自分を完全に棚上げしていますが、本当にそう思います。
また、ここでボクが同時に悟ったのは、
それまでボクが自分から会話に入ろうとしなかった理由は・・・
・英語しゃべれないから
・みんなの会話の流れを止めてしまうから
・みんなに迷惑かけるから
だと思っていました。
でも違うんです。
伝わらないことで自分の英語力のなさを痛感するのが怖かった
からなんです。ボクの場合。
勝手に周りに責任転嫁して逃げてたんですよ。情けないですよね。
でも、そこに気付いて、認めて、開き直れさえすれば、後は楽しいです。もちろんそこから一気に英語話せるようになるわけじゃないですよ。ただ、わからないなりに、話せないなりに、楽しみ方を見つけられるようになるんですね。
だから
英語できない
っていう理由だけで
そりゃ最初は怖いだろうけど
多国籍ツアームリです
なんて言うのは
もったいないですよ。
ホントに。
ボクはそう思いました。
長くなりましたが以上です。
タケシ
ちょっとウルっときた。これだけの表現力のある18歳って、凄い!
多国籍ツアー体験談ブログ 「地球探検隊」tancoが行く
より
「スオ スダイ!!」タケシからの葉書
タケシの話がもっと聴きたい人は、12/6(日)「たびのみ」 に集合!
日時 12月6日(日) 15;00~17;00
場所 地球探検隊オフィス
参加費 無料
悲しみの中からしか見えてこないものがある。
人のやさしさ、温かさ。
涙は悲しい時、悔しい時よりも、嬉しい時の方が、
いっぱいいっぱい出て来るもののようだ。
大野 勝彦