『ターゲットを狭くすると伝わりやすくなる』
安売りするのではなく、価値をしっかりと伝えて、適正価格で買ってもらう。それは大切なことです。だいたいお客さまは安売りなんて望んでいないんです。
さてさて、ボクの本でも紹介した、鹿児島のホームセンター「しもんそマルヒラ」の『アクリル研磨剤』のPOPは、ターゲットをすごく明確にして成功しました。
バイクに乗る人がターゲット。
ヘルメットのフェースを磨くのに使えるよ、と伝えたわけです。
<どういうPOPかみたい人は以下から>
「売れるPOP アクリル研磨剤」へ
ターゲットを狭くしたら、バイクに乗る人しか買わないか?
そんなことはありませんよね。
「うわ~、こんなにきれいになるんだ」
ということで、ほかの人も買うわけです。
伝えるときにはターゲットを狭くすると、それ以外の人にも伝わりやすくなるんです。
狭いほうがターゲットに伝わりやすい。
ターゲットに伝わりやすい、ということは、
ほかの人にも伝わりやすくなるということです。
読売新聞に載せた成山堂書店の書籍の広告。
「イセエビをつくる」とか、「電車の話」とか、
そういう本を出している、海事図書の出版社です。
社長と専務がボクの塾生です。
この広告自体は、うちの弟がデザインしました。
それまでも時々読売新聞に広告を出していましたが、本を並べているだけの広告だったそうです。
この広告では、ターゲットを絞りました。
「釣り好きに訴えかけよう」
ということです。
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私の趣味は30年間やっている釣りです。
この本を読んでから、大袈裟ですが「釣り」が10倍楽しくなりました
もっと魚を釣るために、
もっともっと釣りを楽しむために、
魚のことを知りつくした研究者が書いた本をオススメします
この広告を出したら、広告が出てからの一週間、電話がしょっちゅうかかってきたそうです。
それまでにはなかったことです。
ターゲットを狭くすると、そのターゲットだけじゃなく、たくさんの人に伝わりやすくなるのです。
安売りを考える前に、ターゲットを狭く設定してみましょう。