短期集中連載-ヨズマ- | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

イスラエルのハイテク分野におけるクラスターで、
重要なインフラが漏れていましたので、
追記するっす。

旧ソ連から移民してきたユダヤ人の数は、
100万人近くとなり、彼らを受け入れるためには、
少なくとも、50万人の雇用を創出する必要があったっす。

イスラエル政府は、R&Dセンター(研究開発部門)を、
彼らの雇用の受け皿とし、
大規模な増資を行ったっす。

加えて移民エンジニア達に、
研究開発の初期段階で必要な資源と資金を
提供したっす。

しかし、雇用を創出するには、
単にテクノロジーを開発するだけはなく、
実用化し販売できるかの判断を
しなければならなかったっす。

また資金面においても、
政府やBIRD基金の補助が受けられないものは、
自力で資金と人脈をかき集めて、
起業するしか無かったっす。
('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*) ヒト オオスギ・・・


この2つの問題を解決する政策が、
ヨズマというプログラムっす。

イスラエル政府は、
経営のノウハウと潤沢な資金を手に入れるためには、
民間のベンチャーキャピタルを
イスラエルへ誘致するしか手段は無いと考えたっす。

ベンチャーキャピタルとは、ハイリターンを狙った
アグレッシブな投資を行う投資ファンドで、
主に高い成長率を有する
未上場企業に対して投資を行うっす。

ベンチャーキャピタルは、
資金を投下するのと同時に、経営コンサルティングを行い、
投資先企業の価値向上を図る
っす。

そして、アメリカには何千というベンチャーキャピタルがあり、
シリコンバレーで成功を収めている
テクノロジーのスタートアップ企業(創業間もない企業)の
基盤作りに関わっていたっす。

アメリカのベンチャーキャピタルは、
企業を作り上げた経験があり、
テクノロジーや資金調達のプロセスもよく理解し、
さらに起業初心者に経営指導する能力も有していたっす。
( °д°) ソンナヒト チカクニイタラ カナリ タスカルナ


アメリカのベンチャーキャピタルを誘致するために、
発足したヨズマによって、
イスラエル政府は新たに1億ドルを投資し、

イスラエルのベンチャーキャピタル、
外国のベンチャーキャピタル、
イスラエルの投資銀行または銀行の

3グループで構成される10件のベンチャーキャピタルに加え、
新たにテクノロジー企業に直接投資するヨズマ基金を1件、
創設したっす。

ヨズマは、当初3対2で資金を融通しており、
政府から800万ドル融通しようとしたら、
ベンチャーキャピタルは、1200万ドル準備する
必要があったっす。

さらに希望者が殺到した場合は、
ベンチャーキャピタルの入札基準を1600万ドルに
引き上げるなどしたっす。

ヨズマの革新的な点は、
スタートアップ企業に対する融資が成功した場合は、

融資企業に政府が保有する部分も
年利も加えて、5年後に安く買い取れるという
オプションをつけたっす。

これは、政府がリスクを共有する一方で、
投資の成果を全て投資家に還元する
ことを
意味したっす。
(≧▽≦) ソリャ オイシイナ


この有利な条件の取引を母体としたヨズマによって、
イスラエルには約240のベンチャーキャピタルが生まれ、
イスラエルのスタートアップ企業を、
国内外から投資しているビジネスを継続しているっす。

このヨズマというプログラムの誕生によって、
イスラエルは、研究開発⇒実用化⇒事業化という
起業インフラが完成したっす。
( ´(ェ)`) ショウガッコウ ジテンデ マケトルワ


次回は、イスラエルのテクノロジーについて、
確認するっす。


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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。