短期集中連載-不屈のイスラエル- | The wonder of neeton

The wonder of neeton

FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

日本維新の会が掲げる維新八策という政策は、
インフレ対策と経済のグローバル化です。

デフレ(景気停滞)下の日本では、
全く逆の政策っす。

日本維新の会の政策に協調する政治家は、
素人の私より経済を知らないほど不勉強か、
わかって外国のいいなりになっている
売国奴以外ありえないっす。

デフレを脱却する、
すなわちGDP(生産≒消費≒所得)を増やすには、
消費を増やすしかありません。

個人消費や民間投資が増えないのであれば、
政府支出により経済を活性化するしかないですが、
支出先を誤ると、国家経済がジリ貧に陥るっす。

前置きがかなり長くなりましたが、
今回は、民間投資や個人消費につながる
成長産業への政府支出(投資)が成功し、

現在なお継続的に経済成長をしている
イスラエルという国家を確認するっす。
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。 オマタセ シマシタ


イスラエルの経済を支えているのは、
国の人口が約700万人という少数であるにも関わらず、

イスラエルのハイテク企業が、
NASDAQに100社以上上場(アメリカに次ぐ2位)するという、
ずば抜けた技術力っす。

イスラエルが技術大国と呼ばれる所以は、
人口あたりの研究開発従事者数に起因すると考えられており、

国連の調査によると、「労働者1万人当たりの研究開発従事者の数」は、
米国90人、日本81人、イギリス40人とする中、イスラエルでは160人となり、
日米欧の主要先進国を遥かに上回っているっす。

また「研究技術者1000人当たりの論文発表数」をみても、
スイス502件、アメリカ30.1件、ドイツ22.7件、日本13.5件に対して、
イスラエルは60.9件っす。

(これらの情報は10年以上前のものです。
最新の状況を確認できてなくて申し訳ございません。)
・°・(ノД`)・°・ コレマタ スミマセン


イスラエル技術力の根源が何なのか
イスラエルの国家の特徴を確認していくと、

①聖書は、タルムード。
②流浪の民であるユダヤ人が建国。
③実力主義。
④国土は小さく(四国程度)、ほぼ砂漠。(農業にも向かないし、資源もあまりない。)
⑤日本に比べて、隣国との戦争が多い。
⑥人口が約700万人程度と、かなり少ない。

はっきりいって、逆境しかないっす。
しかしこの逆境がイスラエル経済に大きな影響を与えているっす。
一つ一つ確認していくっす。


①聖書は、タルムード。

タルムードとは、ユダヤ教の宗教的典範で、
モーゼ律法および社会百般の事項に対する
口伝的解答を集大成したものっす。
簡単に言うと、聖書に対する議論書っす。

ルールは不完全である人間がつくったものだから、
疑問があれば、必ず質問するよう教えられ、
絶対的価値を疑ってかかるよう奨励する文化があるっす。

また定期的にタルムードを読むことを義務づけられ、
学習とは反復であるということを、
日常生活から彼らは学んでいる(体験している)っす。

ちなみにタルムードの最後のページは必ず空白で
自分なりの考えを埋めるために空白にされているみたいっす。


②流浪の民であるユダヤ人が建国。

ユダヤ人迫害の歴史は、第二次世界大戦下の
ナチスによる略奪と虐殺が最も有名ですが、
このようなことから彼らは富を保有することより、

(略奪が不可能な)頭の中の知識は
国境を越えてもっていくことができるということを
苦難の歴史から学んだっす。

彼らはいざとなった時にわが身を守る頭脳=教育に
投資を惜しまない社会背景があるっす。


③実力主義。

彼らは実力の上司や上官には
自分の上司の資格はないとはっきり言い、
必要であれば、集団で無能な人間を退職まで追い込むっす。

しかし実力が認められれば、地位に関係なく
服従するっす。

これはタルムードに起因する徹底した合理主義や、
加えて戦時における高度な判断力が、
自分の生命の維持に直結するという環境も、
影響があると思われるっす。


④国土は小さく(四国程度)、ほぼ砂漠。(農業にも向かないし、資源もあまりない。)

水資源に乏しいので、貴重な水は農業に優先されるっす。
そして農業でも一滴の水すら無駄にできないため、
高度なバイオ技術も発達したっす。

そしてモノ作りに必要な水や天然資源が、
大量生産に対して、圧倒的に不足しているため、
経済の基盤を発明と研究に特化せざるを得ないという
制約があるっす。


⑤日本に比べて、隣国との戦争が多い。

起業家はいつ死ぬかわからないという危機感の中で起業するため、
いくらでもリスクを取る傾向にあるっす。

また、軍事技術が民間技術へ転用されるケースが多々あるっす。


⑥人口が約700万人程度と、かなり少ない。

人口が少なすぎるということは、
重要な仕事を若い人間が任されたり、
軍の機密性の高いプロジェクトも大学に発注せざるを得ない
という制約が生まれるっす。
ヘ(゚∀゚*)ノ マサシク ギリギリ ダナ!


他にも色々あるかもしれませんが、
とりあえずこの辺でやめておくっす。


次回は、これらの社会背景を元に形成された
イスラエルの社会インフラを確認するっす。


neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。