FFヒーターの落とし穴 | 夫婦で車中泊

FFヒーターの落とし穴

前回の記事はこちら⇒ 220万円位で買えるミニポップ


なんか、FFヒーターを非難しているようなタイトルになっているがそうではない。

「落とし穴」とは、本体のことではなくて、電気の消費量のことである。


FFヒーターの消費電力は30ワット位なので、これをアンペア換算すると2.5アンペアとなる。105アンペアのディープサイクルバッテリーだと、105÷2.5で単純計算ながら、42時間もFFヒーターを使用できるということになるから、1日8時間の使用で5日以上も使用できることになる。


という、


考えが「落とし穴」というのが今回の主旨である(笑)


実際はそんなに甘くないガーン


そもそも、105アンペアを謳うサブバッテリー自体、実質の容量はその8掛け程度といわれている。例え新品の105アンペアのサブバッテリーであろうが、80アンペア程度とはじめから考えておいた方が無難なのである。


あと、FFヒーターの消費電力約30ワットというのは、あくまでも着火してからの消費電力であって、起動時には80ワットの電力消費があるのである。

8時間の使用の中で、サーモの働きにより6回程度の再起動があったとしたら、1日8時間で諸々、30アンペア以上の消費があると考えた方が良さそうだ。


これだと、FFヒーターのみの使用で最大約2.5日位しかもたないのである。


もし、これにTVやパソコン、照明、ポータブル冷蔵庫の使用等も考慮すると、FFヒーターを気持ち良く使用できるのは、おそらく、一晩+αと考えた方が無難であろう。


走行充電がある程度できるなら二晩といったところか?


先日のミスティックキャンプ大会では、前のりの刈谷PAで9時間使用。

(※購入から約1年のバッテリーを使用)

翌日、キャンプ場までの走行充電約3時間。


キャンプ場では、22時からFFヒーターをつけたが、5時間後には低電圧により、再起動エラーとなった。あわてて充電器を接続し、充電しながら使用でなんとか切り抜ける事ができた。


電源付サイトでよかったチョキ


つまり、FFヒーターをシングルバッテリーで1日8時間使用して、前のリ車中泊する場合、翌日はがんばって走行充電してから車中泊するか?もしくは電源付キャンプサイトで泊まるといった計画を立てるのがオススメである。


翌日、どうしても電源の使用が見込めない場合。


再起動しないようにサーモダイヤルを2時以上に右に回して使用。それでも再起動でエラーになり、その後、どうしても寒くて我慢できなくなった場合は、起動時のみエンジンを回し、始動したらすぐにエンジンを切るといった方法しかないだろう。


私の場合、


105Aと115Aの2個のサブバッテリーを別々搭載しており、実質105Aの方は、シェルの照明(LED)とFFヒーター専用となっているのだが、それでもこれ位しかもたないのである。もちろん個体差もあるし、経年劣化もあるので、新品のバッテリーならもう少しもつかも知れない。


FFヒーター1番の落とし穴は、カットOFF後、再起動時の電力消費にあると私は考えています。


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