【ついに国会登場‼️児玉龍彦参考人(文字起こし)】21世期型精密医療でエピセンターを制圧せよ❗️ | ☆Dancing the Dream ☆

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3月からずっと
児玉龍彦先生による新型コロナについてのレクチャーと
プロジェクト立ち上げの経過を
祈るような気持ちで注目し追い続けてきた。

ついに児玉先生が国会に登場‼︎
7/7の記者会見につづき、
7/16 参院議員予算委員会の
新型コロナ感染症対策の参考人として招致された。

下段に児玉先生の発言を文字起こしした。

とにかく児玉先生の提言のとおり、
直ちに国会を開き、
エピセンター(感染集積地)を制圧するために、
児玉先生が提案するプロジェクトが動けるように
法改正(or申し合せ国会決議)をしなければならない‼️
企業も大学も研究所も皆合わせて
国をあげてワンストップの対策センターを作り、
リーダーを明確にしトップダウンで
21世期型・精密医療で立ち向かわねばならない‼️
21世期型・精密医療とは、
①遺伝子工学、
②計測工学、
③自動制御 ロボット
④情報科学
これらを駆使してもっと精密に(精密医療)を用いて、
感染拡大をしている区域を抑えねばならない‼️


3月頃から児玉先生が模索し、
児玉先生のリーダーシップで、6つの大学・研究機関が
新型コロナウィルスへの血清IgM,IgG抗体の
定量的かつ大量測定プロジェクトに乗り出した。(5/15)
❶東大先端研、
❷東大病院、
❸慶應病院、
❹東京都医学総合研究所、
❺京都府立医大、
❻阪大病院
が参加し、民間の資金支援により
新型コロナウィルス抗体検査機利用者協議会」が立ち上げられている。

新型コロナウィルスへの血清IgM,IgG抗体の定量的かつ大量測定プロジェクト
ー 紹介と研究参加のご案内
https://www.ric.u-tokyo.ac.jp/topics/2020/ig.html
日本医師会 COVID-19有識者会議
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/1533
東大先端研 新型コロナウィルス抗体検査機利用者協議会 設立記者会見
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/release/20200515.html


【関連記事】
2020年03月23日(月)【東大・児玉龍彦先生/新型コロナ解説】
検査❗️検査❗️検査‼️ そして隔離で感染を遮断❗️WHO
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12584270400.html
2020年04月06日(月)【4/3東大・児玉教授】
まず火消しリーダーを賀来教授に変えよ❗️ 不作為責任の仕組みを改めよ❗️
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12587486409.html
2020年06月16日(火)【必聴❗️児玉龍彦氏】
見えてきたコロナ克服「精密医療」〜研究者が集結…今が立ち上がる時❗️
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12604562145.html
2020年06月17日(水)【北九州・小学校で集団感染】
求む❗️児玉龍彦先生ら大学グループの「精密医療」を‼️
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12604811928.html

2020年07月05日(日)【必聴❗️東大先端研・児玉龍彦氏 記者会見】
「定量検査」を活用したコロナ新プロジェクトに感謝‼️
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12609042361.html

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●児玉龍彦東大先端研教授 参考人発言 pick up文字起こし


2020年7月16日 参議院 予算委員会

杉尾秀哉議員
東京都の感染者状況は、昨日165人で1週間連続100人を超えた。
先ほどニュース速報では今日は280人代に乗るとのこと。過去最多を大きく更新。
全国では456人。緊急事態宣言解除後、最多。
児玉龍彦東大先端研教授を参考人として招致した。
先生は新型コロナ抗体大規模測定プロジェクトのリーダーである。
いったん収束した感染が再び拡大している。第二波なのか?
先生の見解は?

児玉龍彦 東大先端研教授
私は極めて深刻な事態を迎えつつある
東京の「エピセンター(震源地、感染集積地) 化」という問題に関して、
国会議員の皆様に全力をあげての対応をお願いしたくて参った。

このウイルスは、中国発祥であるが、
コロナウイルスは中国南部から様々なウイルスがある。
私共の抗体プロジェクトでは、
交叉免疫があり東アジア諸国では一定の数に抑えられる傾向が強いという事を
予測してきた。
ところが、第一派、中国武漢からの波は割と自然と消えた。
第二波、3月下旬をピークとするものも緊急事宣言を発する前から自動的に消えた。
これはどういうことなのかと注目してみていき、
「エピセンター」というものがあると気づいた。
「クラスター」と「エピセンター」は全く違う。

「エピセンター」は、そこに一定数の無症状の方があり、
7/7に記者発表でも述べたが、
PCR陽性の無症状の方を見ると抗体が作られない方がいる。
いわゆる「スプレッダー(感染を拡げる人)」になる可能性のある方がいる
ということに気づいた。

第一波、第二波が来たときに、これをきちんと制圧して、
無症状の感染者もなくしていくということを行うべきだったのに、
それが行われないままに、
実際に東京の中に「エピセンター」が形成されつつあると思う。

これを遺伝子のゲノム疫学で見ると、
第一波は「武漢型」、第二波は武漢型から「イタリア、アメリカ型」に変異。
ところが、地方自治体に支援を頼まれて行きゲノム配列の報告をみると
「東京型、埼玉型」に変異している。
つまり、日本の中に「エピセンター」が形成されている。
これを国の総力をあげて止めないと
ミラノ、ニューヨークの二の舞になるということを懸念している。

杉尾議員
検査数が増えて感染者数が増える。これをどう理解すれば良いか?

児玉教授
エピセンターとクラスターの違いという概念を示した資料3。
クラスターというのは外来の感染者が来て
最適な条件ではない所で増えて行く。
エピセンターというのは、そこで自立的に感染が増えて行く。
エピセンターでどういう事が起こるかというと、
一般には感染の経路は、
・飛沫感染
(20マイクロメーター(µm)= 0.02 ミリほどの飛沫が食事などに落ちる/2mソーシャルディスタンス)
・接触感染
(消化器感染で嘔吐物があると感染力が強い/トイレの靴注意)
もう一つ心配なのが、
・空気感染
(5µm以下の粒子でも感染する/痘瘡などは空気感染があるから怖い)
これは、ガイドラインなどで一律に分けられない。

精密医療(詳細な疫学からみる)では、
・感染者の数
・スプレッダー(大量のウイルス排出者)がいるか
で感染確率が変わる。

例えば電車に乗るのは大丈夫というガイドラインは、
感染者が少なく、ウイルス排出量が少ないという前提で作られている。

なにか事故が起こるとガイドラインに従っていないからだと言われるが、
実はガイドラインは感染の状態によってそれぞれ変えねばならない。

エピセンター化してしまったら、劇場も電車も危険なのである。
エピセンターの制圧を国の総力をあげてやらねばならない。

例えば医師がICUで人工呼吸器を使うと飛沫があるので、
ICUでは普通のマスクではダメである。
普通の劇場では感染者が少なく、交叉免疫があるから
一定の軽いものであれば大丈夫だろうという知識に基づくものである。

エピセンターが一度起こると、資料5。
制圧には、約20万PCR検査が必須❗️

韓国がPCRを整備したのは、
宗教団体が一大の感染の原因になるとして20万人のPCR検査をし、
PCR検査が一挙に整備された。
続いて、シンガポールは、
外国人労働者の寮の感染を制圧するのに
30万PCRと抗体検査を行った。
6月の北京の食品市場での感染は、
22万PCR検査を行なってエピセンターを制圧しようとしている。

このようにエピセンターの対策が必要となっている。
この状態になっている中で、国会が迅速に対応される事を期待している。

杉尾議員
これから具体的にどうすれば良いのか?
先生はこれまでの対策は失敗だったと仰っている。
全国一律のステイホームはナンセンスの極みなのだ、これでは日本が潰れると。
感染対策と経済の両立をどうすれば良いのか?

児玉教授
今いちばん大事なのは、感染集積地とそうでない所を分けること。
1/18に武漢に入ったのは、
鍾南山教授 (広州医科大学附属第一医院の呼吸器疾患専門)である。
鍾南山先生は19日に北京に戻って武漢の封鎖を進言したと言われるが、
実際に彼が行ったことは、全く違う。
・感染集積地と非集積地を分け、
・1000人の病床の隔離病棟を10日間で2つ作り上げ、
・5400人の医療従事者を送り込んで制圧に当たった。

全国一律のステイホームがなぜ間違いかというと、
20世紀のスペイン風邪のとき、
・全員一律でマスクをする・距離をとる・追跡をする〜だったが、
21世紀は遺伝子工学、計測工学、ロボット、情報科学を用いる
「精密医療」を用いる。

要するに感染集積地を明確化して、集積地という「面」を制圧する。
「面」の制圧を次々に行っていく。

コロナウイルスの一番の問題は、
クラスターではなく、エピセンターを形成すること❗️

感染力は弱いし、交叉免疫をもっているからすぐ消えて、
無症状の人、症状のある人でも発症前、ここから感染する。
致死率も一見低く見えるが、時間を追って致死率が増えてくる。

クルーズ船の時も、下船した時は重傷者や死者はあまりいなかったので、
公共交通機関で帰っているが、それから14人が亡くなった。

新宿のエピセンターを制圧するには、
地元の医師会にこれをやらせてはダメだ。
地元の診療にあたってもらわねばならないからだ。
これをやるのは、東大でも会社でもどこでも良い。
そのための計画は本日の資料に見積書まで添えて出している。

例えば東大先端研の計測化学では、Tecanという会社でやっている。
検査は5000人できる。5000人で8検体プールだと4万人できる。
2セット作ればもっとできる。
プールにしているから8万人できると言っても5万人となる。

こういう作業をやるには、例えばロジスティックスは、
SRIだとか、LS Iメディアという民間の検査企業は
非常に大きな検体輸送、情報伝達のロジを持っている。
計測化学においては専門の会社がある。
計測を短くするキットなどはタカラバイオで素晴らしいものができている。

国会にぜひお願いしたいのは、
こういうものを総力をあげて投入して一挙に、
責任者を明確にして、トップダウンで前向きの対策を直ちに始めること。

そうしないと、今日の勢いでいったら、来週は大変になる❗️
今日の勢いでいったら、来月は目を覆うようなことになる‼️
その対策は交叉免疫もある東アジアの日本ならば必ずできる‼️

杉尾議員
私も先生の熱意に、感激している場合じゃないが…(涙 声が震える)
それに答えることが一番大事な事だと思う。


(1:35:57〜)
伊藤孝恵議員
コロナ対策を審議するこの予算委員会に出席すべき、
所管大臣は、財務大臣、総理大臣、厚労大臣、
質問者が要求する担当大臣。出席を要請したが自民党は拒否した。
13日、熊本を中心とする豪雨災害の避難所に、
県外からの無症状感染者が支援活動をしていた事が分かった。
同日、安倍総理が大勢で熊本入りした。生活者の感覚とかけ離れている。

児玉先生、東京を除いて県内、一定のエリアであれば、
人が往来する、観光を楽しむということについてはどうなのか?

児玉教授
今回のコロナ対策の進め方は、法律論的にも制度的にも間違いが大きくて、
観光業者の方が非常に苦しみ、飲食店の方が悩まれ、
採用決定が取り消され、病院や介護施設が不安から離職者をむかえている事に
もっと国をあげて向き合い、やり方を変えないといけないと思っている。

今言われている事は、全国一律の大艦巨砲型の
100年前のスペイン風邪の時のやり方である。

21世紀は、エピセンター制圧という格好で、
東アジアで出てきている、劇的に変わっているやり方がある。
一つは、膨大検査を前提にする。
医者や保健所ではなく、
①遺伝子工学、
②計測工学、
③自動制御 ロボット
④情報科学
これらを駆使してもっと精密に(精密医療)
感染が広がっている区域などを抑え、
全国一律ではなく、

中国の鍾南山先生が一番見識だと思ったのは、
武漢をアイソレート(隔離)するだけでなく、
そこに全国から非感染区域の経済の医室を盛り立てもっていく。
非感染区域でも検査を徹底してやる。

旅行に行くなら、総理大臣以下40人をPCR検査をすればすぐ分かる。
そして行ってボランティアなどを全力で支援すれば良い。

21世期型の対応を全力をあげてやらなくてはならない。
①これをやるためには、私の提案の中に書いてあるが、
国会の責任が極めて大きい。
今なぜこういう21世期型対応ができないかというと、
感染検査というのは、厚労省に特定された検査所でなければ検査ができない。
だから私共は外の検査ができない。
何千検体の処理能力があろうとできない。
今やっているのは、極めて歪な格好で、臨床研究という格好でやっているが、
これは臨床研究でもなんでもない。

②2番目に、個人情報の使い方がバラバラで、
コンタクトトレーシングなど健康個人情報を扱うのに
責任者がいない。
ココアも厚労省がやるというけれども、
元々オープンソースで作られていたもので、
それが厚労省の下でベンダーを置いてやるという格好になっていて、
実際に答弁を作っている方がわからない。
今、非常に有効なのはココアだが、
ココアをみんながやれば感染した人はココアで皆わかるから、
集積地がすぐにわかる。
ココアには政府CIO室の民間からの楠木正憲さん(ITアーキテクト)という方がいて、
皆から来る色んな質問に答えている。
ココアでコンタクトトレーシングを活かそうとしたら、
そういう人を全面に立てて、移動しても大丈夫な21世期型の対応をする。

国会を直ちに開いて、
企業も大学も研究所も皆集めてやる。
従来のものがなぜ失敗したかというと、
病院の人は病院の中、厚労省は医療費の抑制、
だけど医療費というのは、治療に対し、受益者に対し払うという
医療経済の原則がある。
今やっているのは、
社会全体の安心安全の施策なのだから、
この委員会でやっている予備費などを使ってやればよい。
しかも恒久的に続くものではないのである。

それを今週投与すれば、
1ヶ月後の100倍価値がある❗️

伊藤議員
児玉先生、マスク常時着用を義務付けられている
子供のマスクの着用については、どう考えたら良いか?

児玉教授
これはガイドラインというものの考え方を変えなければならない。
感染集積地とそうでないところでは、ガイドラインが全く違う。
そのためには、
感染集積の度合いを詳しく調べるようなモニタリング、サンプリングを
各地域できちんと行って、それ毎にきめ細かくやる。
精密医療というのが世界中で一般的になってきている。

私がちょっと心配しているのは、
従来の輸入型感染症から、国内エピセンターに変わってきているが、
ガイドラインの問題で注意をしてもらいたいのが、
感染が発見された方が保護されるような
ガイドラインにしておかないといけない。

ある県の医師会の方が言われたが、
PCRで感染が指摘された看護学校の学生さんが退学に追い込まれた。
ある進学校に合格が内定していた方が自主取下げになった。
こういうことが現実に起こっている。

検査をするときに、
感染した方を守るためにやるということを徹底して行い、
法律の立て付けで、自主的な判断ができる可能性を残しておく。
このウイルスは、ある一定の交叉免疫もある。
ある一定のクラスターとか、エピセンターでの対応、
手術室の中、病院での対応、この国会などでの対応、
それぞれガイドラインが違う。

あちらに座っているのは明らかに三密に当たる。
だが、この中に感染者がいないだろうという認識の元に判断を変えている。
だから、法律の立て付けをもっと変えて、
全国一律の仕組みではなしに、
各自治体など毎に細かく変えていけるようにする。

例えば学校の問題と同様で、隔離も同じように問題がある。
自宅隔離がいい場合も必ず出てくる。
生活保障があって、自宅隔離。
それから施設に入った方がいい場合もあるし、
病院に入った方がいい場合もある。
これを各地区の感染の状態に応じて、本人の選択も含めて、
それを支援する。

だから感染が拡大しなければ家でもいいし、
感染が拡大する心配があれば本人の状態をみて
どんどん変われるような仕組みにする。

例えば難聴の子供さんのお母さんには、
フェイスシールドで曇らないようなものを配っているが、
学校へ行くとマスクだが、聴覚障害の子供さんは伝わらないので
フェイスシールドにしようとしたら、医師会からマスク着用でないとダメだと。
マスク着用でないとダメという論拠が、
もし空気感染レベルのエピセンターだとしたらこれは休校にせねばならない。
これが飛沫感染のレベルを止めるのであればフェイスシールドでもいい。
このように非常に精密化した診断基準をやっていく。

これを文科省に求めても難しい。
各医師会で色んなガイドラインが出てきている。
文科省でできるのは、これを元にした大まかな分け方で、
現在の段階で大事なのは、各地域での感染集積地の度合いを下げないと、
いま上がって行ったら、どんなガイドラインを決めても、
来週には無効になってしまう。

要するに劇場感染が起こり出したということは、
劇場感染のメカニズムなどがわかってくる。
劇場感染が起こると後で、
そのガイドラインに従ってないという非難が起こる。
これは被害者を鞭打つだけである。
そのガイドラインが今、新宿では違うレベルになっている。
その新宿の感染頻度を下げない限り、
被害者が被害者を非難するような悪循環になりかねない。

さっきの学校の話は、よく理解してもらいたいのは、
感染集積地、度合いで全く異なる。
例えば鹿児島でのように最初少なかったのに、
わっと集団感染が起きれば、これはガイドラインを変えないといけない。

今は当初とは違って、医師会、医科大学などに情報が集積してきているので
そういうところに従って、むしろ法制度を変えていく。
もう一つは、厚生省、文科省では、ガイドラインが作れないと思う。

伊藤議員
エアロゾルの存在について教えてもらいたい。

児玉教授
この感染の度合いは、感染者の多さと、
免疫不全の方でスプレッドする方がいるかどうかで変わってくる。
それが低い状態になるとエアロゾルのようなものは必ず起こる。

厚労省のいう制限だけでは無理である。
厚労省や文科省だけでは制限しかできないという
法律の立て付けになってしまう。
だから、国会で国を挙げて、ワンストップの対策センターを作って、
感染者数を減らす!
感染エピセンターを制圧する!
それを今日から、今週からやらないと、大変なことになる❗️

片山大介議員
正しく恐るにはどうしたら良いか?GOTOなどはできるのか?
正しくリスク評価をするにはどうしたらいいか?

児玉教授
今必要なのは、リスク評価にしても、
介入して制圧しようとしてそれが上手く行くかどうか見るという、
そういうフィールドバックの評価がないと、
「悪循環サイクル」というが、
全国一斉の休業をやると、感染の先行して、感染が先行すればするほど、
エピセンターに集まってしまう。

例えば今、(資料6)新宿では、
やろうとすれば、1日PCR検査5万で10日間で全体をみることができる。
住民がどの程度参加してくれるか、事業者がどの程度応えてくれるかをみて、
次のステップに移っていく。
費用の問題は、数を増やすとPCRのスワブは2456円から5887円、
唾液は2160円から5591円と、現在の健康保険に基づく測定の
4分の1、5分の1にできる。
しかし、今、そういうものを法律を変えないとできない。
もしくは法律が変わらないとしたら、
国会が運用をきちんと決議してやっていただく。

今必要なのは、解釈して制限して国民にこうしなさいと言われているがそうではない。
政治が意志を持って抑えれば抑えられるという信念と、
国民を守ろうという熱意があるかないかだ。

山添拓議員
5月の陽性者がゼロの日もあって陽性率は4.7%だったが、
6月末から跳ね上がり今30%前後と急増している状況。
新宿区の検査スポット6月の実績では、
飲食業の陽性率が31%などとなっている。
この数字をどうお考えか?
また検査の拡充にあたり何が重要か?

児玉教授
これは非常に深刻。
飲食業で429人受診して133人陽性という数値、
これは非常に危険。
もう一つ無職フリーターの範疇はおそらく高齢者の方も含む概念だし
また生活困難な方が多いと思うが、
そこが受診者208に陽性者49人、23.6%、
これも非常に危険な数値。

今まで抗体検査をやって
どの程度の感染率が起こったらクラスターになるかというと、
例えばコールセンターで感染者が出て消毒し閉鎖になったところの
抗体検査で3%程度。
500人のところで3%感染者が出るということは15人感染で、
5人程度発熱が出ると大騒ぎになってそこを消毒して閉鎖するから、
経済的に非常に大きな打撃になる。

ここに出ているのをみると会社員が381人検査して14人、
学生が80人検査して3人。
学校とか会社でもこの感染が知らない間に広がってしまう
これがエピセンターの怖さで、
ガイドラインをいくら守っても、
飲食店で3割と数値を見たらとても外食とはなかなか行けない。
これは皆さんに自己責任で個々の人にガイドラインを守れという格好では無理。

全数検査という、その全数というと強制的にと間違えられるが、
そうではなく、きちんとした検査のシステムをつくって
例えば自衛隊の医官の方を100人投入するとかして
地元の医師会には日常業務をやっていただきながら
特定の場所でやる。

例えば pcr 検査というと、難しいとお考えだが、
私も毎週月曜日に行っているがが、1人1分だ。
1時間で私でも60人できる。
補助の人が入ってやっていけば。
4時間やれば320できる。
私と同じにある人が100人いれば3万2000という計算。
それはすべてシステムにすべき。
診療の合間にお医者さんが来てやるのでは無理。
さらに pcr 検査をたくさん持ってるところ、
技術者がたくさんいるところで集約的にやる。
それで機械化することによって検査の危険性もぐんと減る。
コスっkトは10分の1になる。プーリングができるから
8検体まとめて1回でやると1万検体のチェックで8万件体ができる。

それで今必要だと言っているのは、
厚生省や文科省ではガイドラインが作れないと言ったが、
厚労省の皆さんや文科者の皆さんは一生懸命頑張っていると思っている。
ただそこのレベルで個別の対応では無理で、
ワンストップの対応にして直ちに国会を開いて
法律を最適化して法律ができるまでの間は臨時の申し合わせで
通達なりなんなりでこのできるようにする。

これを今日からすぐやらないと
この数値を見ると
これが2週間前だとしたら、本当に大変だ。

山添議員
検査で感染が確認された方への対処は
どうあるべきだとお考えか?

児玉教授
今までの一律のやり方を変えて、
かなり当事者の実情に合わせて、自治体や医療機関も裁量をもって
現実の状態に合わせて適切にできるようにきちんと法律を変えていく。
だから個別の状況をキチンと把握するような普通の医療機関ベースの対応に変える。

医療機関でやる時には、患者の状況をよく聞いて判断し、
それに対する支援を手厚くする。それが一つ、
それから、もう一つは、隔離の病床は、
船の科学館のような格好にして、一般の病床に入れるよりも、
チェックを頻繁に行えるような病院を作る。
中国は1000床の病院を10日間で作った。
日本でもそういうプレハブを作る能力はありいくらでもできる。
エアコンの制御できるクリーンルームのユニットというのは一杯ある。
そういうものをアッセンブルして直ちにやる。

隔離政策を、今までの省庁別にチマチマやるのではなく、
ワンストップで、日本のもてる最高のものを結集して迅速にやる。

もう一つは隔離と同時に大きいのは、追跡だと思う。

資料
https://www.ric.u-tokyo.ac.jp/topics/2020/ig-20200707.pdf
https://www.ric.u-tokyo.ac.jp/topics/2020/ig-20200531v04.pdf


ーーーーー

児玉龍彦教授が国会参考人招致されたのと同日07/17、
デモクラシータイムズで緊急提言を述べられている。

3月以降、児玉教授が
ずっとレクチャーを続けて来られたデモクラシータイムズでは、
提言の内容が分かりやすくまとめられている。
こちらも必聴❗️


緊急提言・エピセンター新宿を制圧せよ~まずは30万人PCR検査から
【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】20200717





●感染防止「総力挙げないとNYの二の舞」=東大・児玉氏
Reuters 2020年7月16日 / 16:06

[東京 16日 ロイター] - 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏は16日の参院予算委員会(閉会中審査)で参考人として発言し、新宿区に新型コロナウイルスのエピセンター(感染集積地)が形成されつつあると指摘した。感染拡大防止に「国の総力を挙げないとニューヨークの二の舞になる」と述べ、大規模なPCR検査の実施などを通じて制圧することが急務だとの認識を示した。杉尾秀哉委員(立憲・国民、新緑風会・社民)らへの答弁。

児玉氏は「極めて深刻な事態となっている事」について報告したいと述べ、「東京にエピセンターが発生しており、今、全力で食い止めないとニューヨークのような事態になる」と指摘。外出自粛を呼びかけるステイホームでなく、「遺伝子工学・計測科学を使った(感染者の)制圧が重要。致死率は時間と共に上昇する」と懸念を示した。

その上で「責任者を明確にしてトップダウンで前向きの対応が必要」として、「今すぐ国会を開くべきで、今する対応は来週する対応の百倍の価値がある」と提言した。