マイケルも沢山の手書きメモを残した
メモ魔ですが、
雅くんのタツゥーも、
彼曰く、
「平たく言えばメモ帳。
俺の人生の消えないメモ帳。」なのだそうです。
元々、
彫ってあった背中の般若心経・・
般若心経の上に、
大胆な毛筆の書で、
新しく透かし彫りが加わっています。
なんと書いてあるのでしょう?
私には、「本」と「子」という文字を組み合わせているように見えます。
「本」は、「木」という漢字の中心線の下寄りに「しるし」をつけることによって
樹木の「幹」の部分や「根もと」の部分を指し示し、
転じて「大切、重要な部分」「ものごとのおおもと」などという意味になった。
「子」は、赤ちゃんが手を広げた象形文字。あるいは、「一」と「了」を重ねた
始まりと終わりを意味している。
・・とのこと。
雅くんの胸元に彫ってある「Un - Do」という文字も
「元通りにする 元に戻す」という意味ですから、
彼の体の前面と背面は、呼応しあって、
同じことを表しているのかもしれませんね。
また、歌舞伎の世界で用いられた言葉で、
本子(本子)と、色子(いろこ)というものがあり、
本子とは、舞台を主とする者のことで、
色子とは、陰間(かげま)陰子(かげこ)陰郎(かげろう)とも言い、
男色を売る少年のこと。なのだとか。
さて、
マイケルの作品群の中から読み取れる、「MY BABY」の思想。
人間の心に住む魔法の子供は神の分身である・・というような思想。
雅くんの体に刻まれたメモも、
これと同じような意味を持っているのではないかと感じます。
マイケルの思想が表された音楽作品が"表"であるとしたら、
『dancing the deram』という詩集は、"裏"とも言える
重要な作品でありますが、
雅くんの「本」「子」は、
マイケルの『dancing the deram』の中の
「Magical child」というエッセイの内容に通じるのではないでしょうか。
Magical child - Part 1(和訳あり)
Magical Child - Part 2(和訳あり)
2011年3月11日
新たに増えた雅くんのメモ
ところで、雅くんが出演した
映画『アンブロークン』が反日映画だとして、
日本では公開されないそうですが、
アメリカで見たという方の感想やリプのまとめがありました。
この映画のテーマは、「赦し」について、
そして、一人の男の「挫けない生き様」についての物語。
「反日」として批判の焦点にされている「食人」などの内容は、
映画では描かれていません。
けれども、日本軍の「食人」があったかなかったか?
ドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』のなかにも、
元兵士の生の告白が、収められていますよ。