先日、滋賀県米原にある
「醒井」へ行ってきました。
読み方は「さめがい」。
中山道の宿場町のひとつで、
北に伊吹山、南に鈴鹿山脈北端の霊仙山があって
その雪解け水が伏流水となって、
毎日1.5万トン
もの清水が湧き出しています。
たしかに、川の水を見て
「水の塊が大きい」
って感じたのだけど、
そんな量がとうとうと流れていたら
流れも早くなりますね…
自然ってすごい。
湧水なので、水温は12〜15度。
行った日は、気温36°の予想でしたが、川を風が抜けると、涼しく感じられて無理なく散策できました。
(もちろん熱中症対策の上…ではあるので、
無理はしないでくださいね💦)
ちなみに、この醒井は、
神話の時代、日本武尊が、伊吹山の荒神を討伐しようとしますが神の出す毒気にやられて這々の体で山を降り、そこに湧いていた居醒の清水(いざめのしみず)の水を飲み体を休めると、正気を取り戻したという伝説から、名前がついたと言われています。
とはいえ、ヤマトタケルはこの後、大和へ帰る道すがら、亀山のあたりで衰弱して死んじゃうんですけどね…。
居醒の清水のちょうど上には、
賀茂神社があります。
別雷さんは賀茂氏の氏神さんですが、
性格としても水神ですもんね。
そしてこちら、清流にしか生息しない梅花藻(ばいかも)の群生地です。
お花が梅のようだから梅花藻。
水温が12°程度じゃないと生息できないそうで、
西日本はこういう湧水のところでしか見られないんだそう。
花の時期は8月いっぱいくらいまでで、百日紅も咲いてると、川面に落ちる百日紅のピンクとのコントラストがとても美しいんだとか。
清水を使ったかき氷なども美味でしたよ!
ヤマトタケルを退けた伊吹山、今も美しい姿で鎮座ましましております。
やっぱり偉容というか、異様というか
他とは違う姿をされていますよね。
ドライブウェイのおかげで
山頂付近まで車で行けますので
こちらもおすすめです☺️