麻布十番の幸村さんにお邪魔しました。看板も出ておらず、通り過ぎてしまいそうなビルの一角にあります。
店内は、カウンターメインのこじんまりしたお店。ミシュランで三ツ星もとられてるそうです。
お正月らしい、八寸からスタート。
大きなアワビの殻に入っています。
柔らかいアワビ、上品な黒豆など、日本酒が進みます(^^;;
つづいて、天ぷら。
こごみや筍など、早くも春の息吹を感じながら。
そして、香箱がに。
お酒の進む味(^^;;
さらに、贅沢に目の前で手際良く捌かれつつ焼かれた蟹。
京都の間人蟹。間人はたいざ、と読みます。ズワイガニの名産地。
ズワイガニといえば…
福井県民なので、越前蟹の黄色やお隣の石川の水色のタグはよく見ますが、
緑は見るのも初めて。
間人ガニはずっと憧れだったので嬉しい…☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
蟹味噌も、押し麦が混ぜられており工夫が楽しいです。
この日は、ずっと日本酒を頂きました。
黒龍のしずく、石田屋、八十八号など。福井にいると、逆に黒龍の人気ってそこまで感じないのですが、東京の飲食店で、特に和食屋さんで出会う機会の多さに、改めて誇らしい気持ちに。
合間に出てくるバチコなど、どれも美味しくてお酒止まりません(^^;;
震えるくらい感動したのは、2品。
ひとつめはお雑煮。
今年、京都風のお雑煮も何度か頂きましたが、お雑煮でここまで美味しくなるのか、と。
ふたつめは大根。
大根をここまで美味しく煮込めるのか、と鳥肌が立ちました。
シンプルだからこそ、素人と玄人の違いがここまで分かるとは。。
和食って、なかなか感動することがあまりなく、雰囲気だったり器だったり含めての評価になりがちな気がするのですが、こちら純粋に味だけでダントツに美味しさに感動できたお店。
これまで東京で頂いた和食では感動ナンバーワンかも…
大将のお話も素晴らしく…
大げさですが、仕事に対する価値観というものに対して、
とても影響を受けるお言葉を聞けた気がします。
春は花山椒のしゃぶしゃぶが絶品だそうで、またお邪魔したいです(((o(*゚▽゚*)o)))
ご馳走様でした。