常同行動 | エルの引き出し

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一人娘は自閉症♪

ゆるやかでハードな日々(笑)

自分の頭とこころの整理のために

先日、定期的な受診のために病院に行ったときの写真です。

2階の小児科は、いくつかのブースに分かれていて、
主治医の小児神経科医の部屋は、一番奥にある処置室に面しています。


この日は、午後一番だったからか、ロビーも2階の廊下の長椅子で
待っている人も少なくて、待ち時間も殆どなく、受診できました。


人が少ない=患者の小さい子ども達の声や動きが最小限=嫌悪刺激がない(笑)
なので、固まることなく、動きもスムーズで、受診後の精算機での会計も
すすす~~と済ませることができました♪


それでも、薬の処方を業院内で座って待つよりも、
外に出て歩くほうが、気分も晴れるし、落ち着くので、しばしお散歩。


よく晴れだして、割りと温かかったので、気持ちよく歩けて、お日さまに感謝♪


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携帯で写真を撮ろうとすると、立ち止まるのですが、手にしているペットボトル
(ついでにOボールもw)を起用に持ったまま、手のひらを開けて、ひらひらゆらゆら。


病院はやはり少し緊張するだろうから、終ったという安心感もあっただろうし、
身体がほぐれて、副交感神経が優位になって、リラックスした状態になったと言えるのかも。


この繰り返しの反復行動は、自己刺激行動とも呼ばれるようですが、
知らない人にはヘンに見えても、気分が落ち着くので、必ずしも悪いことではないでしょう。


現に、この時は、とても穏やかで楽しそうな表情を見せていました。

自分が自分であるため、自分の感覚を呼び起こしている、確かめている。
そんな感じで、積極的に肯定したいと思います。


ただ注意したいのは、同じ事の繰り返しが止められない、「辛い」と思っている時点で、
それは常同行動ではなく、強迫行動になっていることもあります。


過度のストレスにさらされていて、落ち着かないから、落ち着かせようと強迫的になっている・・・

そうなると、治療の対象となって、ルボックス等が処方されるようです。

どこまでが自己刺激で楽しんでいるのか、どこからが強迫性に発展してしまうのか。


なによりも環境調整がまずあって、それを補う意味での医療の役割でしょうから。
自閉症の特性は、愛すべき、とてもナイーブなものだから、
こちらもそれを感じ取れる感度を持っていたいなあ・・・と願ってます。