民進党の皆様へ ~ 起死回生の提案 | 活字中毒のブログ

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民進党の支持率低下が止まらないようだ。

 

森友学園問題で安倍首相を追及し続けているのに、却って党の支持率は下がり、内閣支持率は上がってしまうという事態に、民進党関係者の方々の心労はいかばかりのものであろうか。
個人的には民進党にほとんど関心はないが、支持率をアップさせる方策を考えるのはそれほど難しくないはずだ。
今回は暇つぶしに、「民進党が支持率をアップさせるために何をすべきか?」について私見を述べてみたい。

 

今まで民進党は、自民党を保守政党と見立てた上で、政策面での対立軸を演出するため、ことさらに革新色の強い政策を打ち出そうと努力してきたように思える。
思考が55年体制のままストップしているのだ。

 

私の民進党支持率アップ作戦の主旨は簡単明瞭。

 

「自民党と同じ政策を打ち出せ」

 

これである。

 

それでは、野党の存在意義がないではないか?という声が聞こえてきそうだが、そんなことはない。

 

国民の大多数は、いまや革新政党など求めていないのだ。
国民が野党に求めているのは、「自民党に代わる選択肢が欲しい」ということ。

民主主義国家として、自民党の一党体制は望ましくないと考えている国民は多い。
しかし、自民党以外の選択肢が革新政党では、そちらを選ぶわけにはいかないと感じ、仕方なく自民党を選んでいるというのが実情だろう。

だから民進党も、無理に自民党との対立軸を作ろうと革新色を強調する必要などないのである。

 

改憲賛成、集団的自衛権賛成、TPP賛成、金融緩和政策賛成……それで良いのである。


まあ、どうしても対立軸を設けたいなら、改憲の内容であったり、集団的自衛権行使の要件であったり、インフレターゲットの数値であったり、細かい部分での違いを主張すればよろしい。

自民党だって、そのうち失策を犯す。大スキャンダルが発覚することだってあるだろう。長期政権になればなるほど、国民だって飽きてくる。
その際に、政策的に自民党とそれほど変わらない大政党がもう一つあれば、票は確実にそちらに流れる。

 

千年一日が如き教条的な護憲主義やら空想的平和主義なんかの支持者(多くても全国民の20%はいないだろう)を当てにするより、よっぽど現実的な政権奪取戦略だと思う。
むしろ、そういう極端な思想を有する支持者にこだわると、普通の有権者が逃げていってしまうデメリットの方が大きい。

共産党との連携など、もっての外だ。


多数の支持を受けない限り、政権は永遠に取れないのだ。

 

まあ、それに気づくほどの知見と戦略性がある議員なら、最初から民進党に入ったりはしないとも言えるわけだが(;´Д`)