活字中毒のブログ

○「どんでん返し」のある小説や映画をご紹介!
○日本語の小説を英訳して、電子書籍で世界に配信するプロジェクトを推進していきます。目指せ、日本発のハリポタ!


テーマ:
ブログ更新、もの凄く、しばらくぶりです。

ご無沙汰しているうちに、実は色々ありました。

息子が高校に進学し、
小説が何作か出版され、
引っ越しをし、
がんを宣告されました。

がんについては、闘病記を書き始め、現在、講談社の「現代ビジネス」にて連載中ですので、詳しいお話はそちらをご覧ください。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47524

で、ブログを再開するにあたって、テーマはやはり、これ。

「どんでん返し」

好きなんですよね、どんでん返し。
騙される快感は、クセになります。


で、今回ご紹介するのは、

映画「セッション」



いや、やられました。

想像以上に凄い映画でした。

ドラマとは人間の心の変化を描くものだとすれば、この映画はほぼ完ぺきな作品だと思いますね。それくらいの評価をつけても良い。

「チャーリー・パーカーが天才になれたのも、シンバルを投げつけられたから」と言って生徒を追いつめる教育法を肯定する、天才音楽家の師匠。

「あなたは一線を越えて、チャーリー・パーカーを潰してきたのでは?」と疑問を呈する生徒のドラマー。

しかし師匠は言い放つ。
「チャーリー・パーカーは何があろうと、決して潰れない」

天才を表現するのに、これほど適した言葉はないように思います。
才能を伸ばす教育を、というありきたりな言葉が薄っぺらに聞こえるひと言。
残酷だが、才能とはこういうことなのではないでしょうか。

教育で伸ばさなければ伸びないようでは、それは才能ではないのかもしれません。
押さえつけても潰されても、それでも現れてしまうのが才能。
そこには善悪を超えた狂気の世界が存在します。

そして、この師弟のやり取りが伏線となり、それが見事に回収されるラストは、見事の一言。
心理的な葛藤における、二重三重のどんでん返しを楽しめる作品。

さらに、この映画の凄いのは、

師弟ともに、どちらも全然良い人間ではない

ということ。

お互いに信頼しあってもいないし、相手を好きでもない。
裏切りもすれば、利用もする。
でも、唯一二人に共通しているのは

音楽だけには誠実であること

だからこその、ラストの静かな興奮があるわけです。

とても感情移入できそうもない「音楽サイコパス」の二人に、つい感動させられてしまうという本作を傑作と呼ばずして、何を傑作と呼べば良いというのでしょうか。

見なければ損をすると断言してしまいましょう。

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