花道での応援を終えた後は
トイレに行ったりしながら
ペーサーバスの出発を待ちます
7:00にペーサーバス出発
すぐに最初のエイドバンフに到着し
ここでトップ選手の応援
斑尾山から駆け下りてくる選手はみな
とても暑そうでした
トップ通過の横内くん、全身水かぶってた
この後大雨降るなんてまだ信じられない
ペーサーバスに戻り、セブンイレブンへ
お昼ごはんや水分(今年はペーサーは笹ヶ峰エイドのもの使用×)
購入後、2つめの応援ポイント関川の終点へ
センブンイレブンに着いた頃から
曇り始めていた空、ここで初めてポツリ
でも降り続くことはなくすぐやみました
いよいよ笹ヶ峰エイドへ
エイドに着く頃、雨が降り始めました
雨は強まったり弱まったりしながらも
やむことはほとんどなく、降り続け…
あぁ、今年もどろんこトレイル確定だなと
私はもうペーサー待機所から出るのを諦め
ひたすら体力温存してました
今回は畳の部屋が開放されていたので
そこで横になったり、持参した本を読んだり
あとはひたすら食べるくらいしかするこなくw
14:00頃からペーサー同士で
「パートナーさん黒姫入った?」
「ウチはまだです」とか
「来たんですか、よかったですね」
「頑張ってゴール目指しましょう」
なんて妙な連帯を感じながら準備を始めたり
私は15:00過ぎにエイドまで出て
100mile参加のお友達を激励に行きました
タイミング良く会えて声をかけると
みな一様に「ぬかるみが酷くて時間かかる」と
この頃100mile選手のピークで
様子を伺ってると、椅子に座って眠りこむ人
先に進むか思い悩んでる人さまざまでした
もちろん走って出ていく人が一番多いのだけど
パートナーのkobitokuさんが関門時間までに
来てくれることは1ミリも疑わなかったけど
ここまでの消耗やこの先のぬかるみを
考えると…決して気を抜けないなと思う
この頃、外に出るのがイヤになるくらい
激しい雨が降ったりしてました
昨年も強い雨降ってたけど
昨年はこの時間に降り出した雨でした
今年はお昼前から降り続いてます
トレイルがどれだけ荒れているか…
考えると正直ブルーな気持ちになります
16:00を過ぎ、110km選手がどんどん来る
16:30kobitokuさんはまだ来ない
16:40を過ぎ、トレイルサーチをチェックして
いたお友達からkobitokuさんがエイドinした
ことを知り、探すとすぐに会えました!
1秒でも削り出したくて、笹ヶ峰エイドで
やることを事前に打ち合わせしていたので
その通りに着替え&補給物の入れ替えなど
済ませエイドを出たのが17:03、昨年と同じ展開
昨年の反省もいかしつつ
のぼりは無理して走らずパワーウォーク
下りと平坦は極力走る
でもドロドロトレイルは平坦でも
走ることままならず…
焦る気持ちに反してスピードは落ちる
あっという間に周囲は暗くなり
ライトを点灯して進みます
泥に足をとられながら進みます
雨はずっと降っています
西登山道の手前で寄ると決めていたトイレへ
(笹ヶ峰のトイレは混むのでスルーしてきた)
時計を見ると予定より押してます
トレイル状態を考慮すればしかたないものの
頑張ってる割に進まないことがもどかしい
WSでの水分補充は私がボトルを預かって
kobitokuさんには先に進んでもらう
ほんの僅かでも…1秒でも前へ!
が、ここから先のトレイルはさらに
酷い有様でした
のぼりは上から水が流れ続け
途中、(小規模だけど)崩落してる場所あり
(スタッフさんの指示に従って進まないと怖かった)
今回も2016年のスタートから
雨だった時を思い出します
渡渉部分の水量こそ2016の方がすごかったけど
それ以外はあの時に匹敵、いやぬかるみに関しては
過去イチだったんじゃないかな
今思うと2016はまだ100mileなかったから
踏みこえていった人数が全然違うんだな
あの時より数百人多くの人がすでに踏んで
行った道はほんとにずっと田んぼのようでした
のぼりもくだりも平坦もずっと田んぼ
水たまりはたまに落とし穴級に深いものあり
kobitokuさんも私もそれにハマって半身
泥だらけになったり
正直「もう勘弁してよ~」と思ってました
でもそんな私の気持ちが伝わってしまったか…
突如kobitokuさんから
「大橋林道で(先に進むか)考えます」と
今思うとね、私の役目はここで
引き留めることだったのではないかと
なのに私は「え?わかりました」と答え
そんなこと言わず先に進もうと言えませんでした
大橋林道エイドまでの道はまだ遠く
なかなか着きませんでした
ようやく到着したものの
1年前より約1時間遅く…
まずは泥を流したりトイレ行ったり
「わかりました」と言ったものの戸隠までの道のりに
ものすごいアップダウンはないので
頑張れば戸隠の関門には間に合うかもという思いもあり
kobitokuさんの判断を待ちつつそのことを伝えます
その時「フィニッシュに間に合う?」と言われ
私息が止まりました
私はひとまず次のエイドのことまでしか考えてなかった
その先のことまで考えられなかった
戸隠関門ギリギリだとよほど走り続けない限り
制限時間内のフィニッシュは非常に難しい
情けないペーサーで申し訳ないけど
この路面状況では戸隠にも間に合わせられるのか
甚だ疑問な状況でした
100%の自信も根拠もないのに間に合うと言って
進むべきか…唸っていると「ここでDNFします」と
あぁ…2人でフィニッシュするどころか
昨年辿り着けた戸隠までも行けないなんて申し訳ない
私たちの挑戦は大橋林道で終了となりました
2人でゼッケンを返し、冷えてきていたので
あったかいスープをいただき、ストーブに
あたっていると…スタッフさんから
戸隠で終了、特別完走となると告げられました
進む判断をしていたら
特別完走に手が届いたか…わかりません
後悔や反省、時に開き直り…でもやっぱり後悔
複雑な思いを抱えてリタイアバスへ
ドロドロの路面を見続けて目が疲れたのか
眠いというわけではないけど、目を閉じたくて
しょーがありません
(で、目を閉じてると寝ちゃうんだけど)
フィニッシュ会場でドロップバッグを受け取り
バスを乗り継いで宿に戻ったのは1:00過ぎ
お風呂に入って落ち着いたのは2:00過ぎでした
ちょうど起きてから24時間
振り返るとあっという間の1日でした
こうして私たちの信越五岳は幕を閉じました
完走された皆さんおめでとうございます!!
(kobitokuさんのご主人も特別完走!!)
石川さん、優しいスタッフの皆さん
ありがとうございました!
選手の方も、ペーサーさんもお疲れさまでした
みんなみんなよく頑張りました!
来年は晴れるといいね、信越五岳