ウォーキングやランニングにともなう膝や腰の痛み | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

先週末は愛知県一宮市の中日文化センターでウォーキング講座と名古屋栄の骨盤おこし講座があった。感染予防に努め、皆さんの健康意識が高まっているように感じた。
 
 
健康維持促進のために、走ったり、歩いたりしているが、膝や腰が痛くなるという人は少なくない。毎日、2時間近くウォーキングをしているが、左腰が痛くなるという人。
 
 
山登りをすると右足、股関節が痛くなるという人。ランニングをしているが、膝の手術をした箇所が度々痛くなる人。体の状態は個人差があり症状も様々だ。
 
 
相手がいる競技、柔道では相手の体重が膝に乗って靭帯や半月板を損傷することがある。歩いたり、走ったりして体の各部が痛くなるというのは、自重による損傷ということになる。自重のコントロールが、動作で適切におこなわれず、症状が出現する体の状態に発展しているのだ。その原因には、体の各部の機能低下や運動基礎感覚のズレなどが重なって、誤った体の使い方になっていることが多い。動作フォームを修正して体の使い方を修正すれば問題が解決するのかというと、問題が解決する人もいれば、問題が解決しない人もいる。問題が解決しない人は、体の各部の機能低下や運動基礎感覚のズレなどの原因を取り除かなければいけない。
 
 
運動基礎感覚のズレを修正するには専門家でないと難しい、が、一方で体の各部の機能低下を回復することは自分でできることが多い。
 
 
体の各部の機能低下を回復するのには、運動と感覚の循環が良好になる状態をめざす。カルチャーセンターの講座では牧神の蹄の簡易版セルスポンジを使って足の状態を確認した。
 
 
自分の足の状態を自覚できれば、次は足の機能を回復していく。
 
 
体の機能を回復していく方法は、いろいろ紹介したので、自分ができるペースで進めてほしいと思う。