昨夜のラボはひさしぶりに築地。
担当編集者が参加してスクワットの研究会になった。
この本で紹介しているスクワットは腕をまえに出してしゃがむ方法。
普通にスクワットをすると重心が後方に流れやすい。
腕をまえに出すことによって重心位置を中間に保ちやすく
滑らかな重心移動の軌道を描きやすいのだ。
スクワットをする目的は、しゃがむ動作をできるようにすること、
腰を入れて落とす動作に切れを与えること。
ポイントは接地圧を保って動くこと。
私はラボが始まる前に牧神の蹄で趾を癒していたせいか
接地圧が安定していた。
とにかく接地圧を保つことが難しい。
足指トレーニングで土台のレベルアップが必要だ。
上腕をキープしてスクワット動作を繰り返していると
腕がだるい、という声が上がる。
すると肩甲骨が胸郭にセットされていない。
上腕の位置を保つために肩周りの筋を使い過ぎて
力みや緊張が高まっているのだ。
肩甲骨を胸郭にセットして
頭と腕を無理なく支持することが大切。
頸部後面の筋肉の収縮率を上げる方法を検証。
上半身の支持感覚が高まった。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
しゃがむという動作は体幹が落下する運動。
しゃがむ動作ができない、苦手な場合は、
この体幹の落下運動を何かしらの理由で止めている。
足腰の動きに切れを与えるためには
このブレーキを解除することが大切だ。