北の海にうかぶチロヌップ島には、きつねたちと、
心温かい人々との、穏やかな暮らしがあった。
それを引き裂いたのは、戦争だった。
戦争が、きつねたちを悲しい運命に追い込んでいく。
兵士達の仕掛けたわなは、幼いきつねの足にかみつき、
親ぎつねを鉄砲が襲う。自らの命も惜しまず、
こぎつねを守ろうとする親ぎつね・・・。そして悲しい結末・・・。
この物語は涙なくしては読めないと思います。
。。。。。感(┳∧┳)動。。。。。
私も子供に読み聞かせるたびに、うるうる。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
この1冊の絵本から、戦争について、親の子を想う愛情の強さについて、
自然の厳しさについて・・・そして滅び行く野生動物の保護についてなど
・・・さまざまな思いがよぎり、そして深く考えさせられることでしょう。
是非、一度子供と一緒に、読んでみてください。
かなりお勧めです。(ちなみにこれは映画化されてますので、
ビデオレンタルもよいかと思います)さぁ、ハンカチを用意して・・・。
- 高橋 宏幸
- チロヌップのきつね