遅くなりましたが、続きです
2014年のデータですが、
ＬＥＰだけだと１位
なのに、ＬＥＰ/ＯＣとなると３位
LEPとは、低エストロゲンプロゲステロン製剤で
月経困難症の治療に用いられています。
OCとは経口避妊薬のことです。
OC服用率も3位ですから、上位入賞？ですよね。
でも、北海道の妊娠中絶率は他府県に比べて高いです
特に20歳未満の中絶率は、全国で2位3位です
下の図は、日本家族計画協会の機関誌に今年1月1日に
北村邦夫先生が寄せたものからいただきました（コチラ）。
↑見難いですが、左から2番目が北海道（8.3）です。
1番左は全国です。全国（6.1）と比べてみてください。
1位はダントツ福岡（11.1）ですが、そこに胸を撫でおろせるでしょうか
（2位は熊本8.4）
※女子人口千対の数字です
色の白い方が実施率が低い→北海道、真っ黒です
私たちがクリニックでできることは何か？
ピルという薬の役割を正しく伝え、
望んでいない時の妊娠から守ること。
それは、
ピルの処方を通して、
望まない妊娠を防ぐことに
ほかなりません。
全ての女性が、希望する時に妊娠をしてもらいたい。
希望しても相手の同意や親の同意を得られないこともあるのだけど．．．
赤ちゃんを迎える時には
幸せな気持ちでいてもらいたいなぁ…
と思うんです。
ピルの服用率があがり、
結婚前の女の子たちはピルを服用することが当たり前になり、
お産後、もう今後の赤ちゃんを希望しない方にはIUS（ミレーナ）
このことがスタンダードになったら．．．
今始まったことではなく、ずっーと上位keepの中絶率が
下がるんじゃないか
北海道の中絶率が、
上からではなく、下から数えた方が早い状態にしたい
もう1回つづきます