『八重の桜』第49回「再び戦を学ばず」感想 | のぼこの庵

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大河ドラマの史上最高傑作『独眼竜政宗』(1987⇒2014再放送)と近年の最高峰『平清盛』(2012)の感想です。
ついでに『江~姫たちの戦国~』(2011)、『八重の桜』(2013)、『軍師官兵衛』(2014)、『花燃ゆ』(2015)の感想も。
あとは爺放談?

「正義が勝つのではない。勝った方が正義だ。」
歴史を語るときよく用いられるフレーズです。
尤もだと思います。

なのに、相変わらず
「悪だから負けた。負けたから悪だ。」
というわかりやすい考え方が幅を利かせています。

今年の大河ドラマは、それを正すという意味では失敗しました。

会津の義ばかりにこだわった結果、おかしなものになりました。
それを再来年の大河ドラマで補正しなければならなくなりました。

そう思います。

※「教育ニ関スル勅語」は、明治天皇が教育に関して与えた勅語。以後、政府の教育方針を示す文書となった。一般的に教育勅語(きょういくちょくご)という。歴代天皇(皇祖皇宗)が国家と道徳を確立したと語り起こし、国民の忠孝心が「国体の精華」であり「教育の淵源」であると規定する。続いて、父母への孝行や夫婦の調和、兄弟愛などの友愛、学問の大切さ、遵法精神、国に危機が迫ったら義勇をもって尽くすことなど12の徳目(道徳)が明記され、これを守るのが国民の伝統であるとしている。以上を歴代天皇の遺した教えと位置づけ、国民とともに天皇自らこれを守るために努力したいと誓って締めくくる。これは、西洋の学術・制度が入る中、軽視されがちな道徳教育を重視したものであり、伝統的な道徳観を天皇を介する形でまとめたものが教育勅語とも言える。以下12の徳目。父母ニ孝ニ(親に孝養を尽くしましょう)、兄弟ニ友ニ(兄弟・姉妹は仲良くしましょう)、夫婦相和シ(夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)、朋友相信シ(友だちはお互いに信じ合いましょう)、恭儉己レヲ持シ(自分の言動を慎みましょう)、博愛衆ニ及ホシ (広く全ての人に慈愛の手を差し伸べましょう)、學ヲ修メ業ヲ習ヒ(勉学に励み職業を身につけましょう)、以テ智能ヲ啓發シ(知識を養い才能を伸ばしましょう)、器ヲ成就シ(人格の向上につとめましょう)、進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ(広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう)、常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ(法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう)、一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ(国に危機があったなら正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう)。(Wikipediaより)