富山県出身の芸能人の方々などのおかげで、全国的に有名になった富山弁としては・・・
・だいてやる
「(費用を)出してやる」=「奢ってやる」。
用例:(お店で勘定を支払うときに)「(俺が)だいたっちゃ!」「(私が)だいたげっちゃ!」)
・おちんちんかく
「正座する」。死語がアンデッド化した富山弁。
用例:「お姉ちゃんおちんちんかかんとこっち来て広がらっしゃい(寛ぎなさい)」
・きのどくな
「申し訳ない」=「すみません」=「ありがとう」。
用例:(何かしてもらって)「あれきのどくなー」
・つかえん
「差し障りがない」=「かまわない」。
用例:(『これ使っていいか』と聞かれて)「つかえんよ」
・きときと
新鮮さを表わすオノマトペ。元は金沢の花街ことば。
用例:「富山きときと空港」「きときと寿司」
などがあります。
実はこれ以外にも、バズれば全国区になりそうなカワイイ富山弁があります。
■なーん
■そいが
■うしなかす
がそれです。以下詳しく↓
■なーん
「いいえ」あるいは「はい」。
富山県内では老若男女問わず広く使われていながら、全国的な認知度はそれほど高くないようです。
発音も意味もフランス語のnonに似ていて可愛らしいと思うのですが? 用法がやや複雑で理解しにくいのかもしれません。
用例①:『あんた美人やねぇ』と褒められて「なーん♡」
用例②:『あんた、そいこと言うたがけ!』と責められて「なーん!」
①は軽い否定(むしろ肯定)ですが、②は強い否定です。さらに強く否定するときは「なーんやちゃ!」⇒「なーんだがいね!」となります。
用例③:『これ食べられ』と勧められて「なーん(いっちゃ)」 これは「no thank you」の意。
用例④:『親父から電話なかったけ』と尋ねられて「なーん(ないわ)」。これは否定の肯定。
用例⑤:『これ使っていいけ』と聞かれて「なーん(つかえんちゃ)」。これは肯定の肯定ですね。
ちなみに、「なーん」の語源は「何も(ない)」で、「なにも」⇒「なーも」⇒「なんも」⇒「なん」⇒「なーん」となったようです。
■そいが
「そういうもの」あるいは「そういうこと」。
用例①:(人にものを教えてもらって)「そいがけ(そうなんですか)」
用例②:(人にものを教えてあげて『そいがけ』と言われて)「そいが(そうなのよ)」
強調するときは「そいがいき(そうなんだ!)」⇒「そいがいちゃ」「そいがいね」「そいがのが(そういうことなの!)」となります。
ちなみに、「そいが」の語源は「そう言うが」で、「そういうが」⇒「そいが」となったようです。
■うしなかす
「失う」「なくす」。
用例①:(大事な物を手渡すときに)「うしなかされんぞ(なくしてはいけないよ)」
用例②:(あるはずのものが見当たらないとき)「あれ、うしなけた(紛失した)」
ちなみに、「うしなかす」の「かす」は使役の意を表わす接尾語(富山弁)です。用例としては「痛まかす(壊す)」「笑かす(笑わせる)」など。
あと全国区を目指せそうなカワイイ富山弁としては、
・まっとっちゃ(待っていますね)
・つんだってく(連れ立って行く、ついて行く)
・はがやしい(じれったい、もどかしい、口惜しい)
・しょわしない(忙しい、うるさい、落ち着きがない)
あたりが候補ですかね。
※可愛い(かわいい)は、日本語の形容詞で、いじらしさ、愛らしさ、趣き深さなど、何らかの意味で「愛すべし、愛嬌がある」と感じられる場合に用いられる。同義の古語は「うつくし(愛し)」(例:「うつくしきもの」〈『枕草子』〉)である。現代語の「かわいい」に該当する古語の「かはゆし(かわゆし)」は、「かほはゆし(顔映ゆし)」が短縮された形で「かはゆし」の語が成立し、口語では「かわゆい」となり、「かわゆい」がさらに「かわいい」に変化した。「かほはゆし」「かはゆし」は元来、「相手がまばゆいほどに(地位などで)優れていて、顔向けしにくい」という感覚で「気恥ずかしい」の意であり、それが転じて、「かはゆし」の「正視しにくいが放置しておけない」の感覚から、先述の「いたわしい」「気の毒だ」の意に転じ、不憫な相手を気遣っていたわる感覚から、さらに「かはゆし」(「かわゆい」「かわいい」)は、現代日本語で一般的な「愛らしい」の意に転じた。「可愛い」は幼いもの、小さいもの、愛嬌のある外観をもつ様子に対する情愛や愛着などを表現する意味合いが強い。そのため、恋人などを「かわゆく」思う場合は別として成人に使う場合は失礼とされていた。しかし、現代においては、主に若年層が人物に対して「かわいい」と表現する場合、対象者の年齢・社会的地位などに対する敬意表現はほとんど考慮されず、目上の高齢者や成人男性に対して使用される例も散見される。これは「愛すべき」対象の適用範囲が、単なる外見にとどまらず性格やイメージに関してまで広がったことにより、対象に対して敵意を抱く要素や威圧的な要素がなく、自身の心を和ませる美点を持つと判断された場合に使われるようになったことによる。<wikipediaより>