コンクラーベ 天使と悪魔 | 映画を観よう

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コンクラーベ 天使と悪魔 [DVD]/マヌ・フローラ,ブライアン・ブレッスド,ジェームズ・フォークナー
¥3,990
Amazon.co.jp

カナダ/ドイツ 2007年<未>

マヌ・フローラ、ブライアン・ブレッスド、ジェームズ・フォークナー、ロルフ・カニース、 ホルゲル・クンケル、ピーター・ギネス、ニコラス・アイアンズ、ブライアン・ダウニー、マティアス・ケーベルリン、ノーラ・チルナー

監督:クリストフ・スクルーイ 『サイレント・ワールド』

脚本:ポール・ドノヴァン 『キャプテン・キッドの宝島』


【ストーリー】

1458年。コンスタンチノープルが没落して5年。カリスト3世が崩御し、次期教皇を決めるためのコンクラーベ(教皇選挙)が開かれた。前教皇カリスト3世を伯父に持つロドリーゴ・ボルジア(マヌ・フローラ)は、27歳という若さで教皇庁財務部副院長という教皇の次の立場に就いている。しかし、教皇であった伯父が亡くなった時点で、ボルジアは大きな後ろ盾を失い、その身は危険にさらされていた。事実、兄はスペインに戻る途中で暗殺されてしまう。純粋に信仰心の厚いボルジアは、その任務をまっとうすべくコンクラーベに参加。だが、経験の無い彼は枢機卿の1人デストゥトヴィル(ジェームズ・フォークナー)にコンクラーベの進行を委ねる。いよいよ18人の枢機卿による投票で決めることになったコンクラーベの中、男たちの欲の渦にボルジアは巻き込まれてゆくのだった。



ピウス2世(アエネアス・シルウィウス・ピッコローミニ)

によってつけられた実在の日記をもとに

教皇選出選挙コンクラーベの実像を描いた作品!


よくこんな作品が作れたなぁ~~~と

いや、公開された・・(?)と驚いてしまう

キリスト教国でない日本でも未公開だったけど

アメリカやイタリアではどうだったんだろう??と

純粋にそのあたりが知りたくなってしまう(汗)


実際、この作品で最後に教皇となるのが

ピッコローミニ枢機卿ですから・・

たとえ脚色されているとはいっても

やっぱり実話に近いのでしょう(汗)


枢機卿たちの駆け引きは

信仰という神聖な領域で行われていると思うと

たとえ信者ではなくても幻滅してしまう・・・


お金。地位。領土・・・

ありとあらゆるものを餌(?)に

票を獲得しようと必死になるデストゥトヴィル枢機卿


もちろん、そういうものには

頑として動かない信念を貫く枢機卿もいるけれど

この時代から、稀なんですねぇ~こういう方は


この作品は

ほとんどが狭い空間での物語なのですが

若いボルジアがどうするのか

いつの間にか、自分ならどうする?と

ボルジアの心境とシンクロしてしまうところは

巧いなぁ~と思います


それにしても・・・

政治とカネ

古い古い歴史があるのですねぇ~


権力を手にしたいものたちの

恐ろしいまでの駆け引き

最後にデストゥトヴィルが取った行動に

こんな政治家がいっぱいいそうだなぁ~と

ふと日本の政治家たちを思い出してしまいました(残念)


ちなみに・・・

この作品、ピウス2世の日記なので

こんな描かれ方になったのでしょうけれど

逆にデストゥトヴィルが教皇になっていても

同じだったんでしょう・・ね





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