ヒューマン・トラフィック | 映画を観よう

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ヒューマン・トラフィック
¥4,637
Amazon.co.jp

アメリカ 2005年

ミラ・ソルヴィノ、ロバート・カーライル、ドナルド・サザーランド、レミー・ジラール、イザベル・ブレイス、ローレンス・レボーフ、テリー・ヘイグ、サラ・ジーン・ラブロス、アンナ・ホプキンス


監督:クリスチャン・デュゲイ 『スキャナーズ2』、『アサインメント』

脚本:キャロル・ドイル 『ヴェロニカ・ゲリン』 : アガサ・ドミニク


【ストーリー】

ニューヨーク。若い女性が飛び降り自殺をした。死んだのはアメリカ人ではない10代の、まだ幼ささえ残っている少女。彼女の首にある刺青からロシア人だと思う捜査官のケイト(ミラ・ソルヴィノ)は、ICE(移民関税局)おを訪れる。人身売買の大きな組織の存在と、それを潰すために自らが捜査官になりたいとICEの局長ミーハン(ドナルド・サザーランド)を前に立候補するケイトに、まずは研修から受けてみろと言うミーハン。そして、ついにICE捜査官としてのケイトの仕事が始まった。捜査上に浮かび上がった男、ロシア人のセルゲイ・カルポヴィッチ(ロバート・カーライル)。彼こそ巨大なモデル会社とプロデューサーとしての地位を隠れ蓑に、世界各地から女性たちを拉致し、まるで奴隷売買物のように密輸し売春させる非道な組織のボスだった。ICEの正式な捜査だけではムリと、ケイトは勝手にお見合いサイトに自らを登録、ついに囮となって潜入することを決意するのだが…。



179分という長い作品

もともとTVMとして特番で放送されたものらしいので

前編・後編というふうにDVDに収録されていました

一瞬驚いてしまうほど中途半端なところで

エンドロールが流れるので焦ってしまうほど

最初からかなり引き込まれてしまう作品



いつも行くレンタルショップの棚で2本だけありました

ジャケットを見つけて以来、気になっておりましたが

これがまた、なかなかレンタル中で出逢えず

先日やっとGetしました♪


まず、この作品に惹かれたのはキャスト

ミラ・ソルヴィーノにドナルド・サザーランド

そして怪しげなロバート・カーライル

ジャケット裏の大まかなあらすじを読んで

ますます見たくなったのですが


とにかく見応え十分というか

内容はグッタリしましたが

秀作といえると思います


実は、最近・・・映画よりこういったTVMのほうが

面白い作品に出逢えるような気がしています
とにかく、これは長いのに一気に見てしまったのです


これが世界のどこかで起きている・・

そう思うと本当に怖いです

ドキュメントとかノンフィクションとか

そういう作品ではないけれど


けれど・・きっと事実です


あんなに幼い少女たち

いや、少年までもが・・・・


作品が始まるときに人身売買の表現に

見苦しい点が多々ありますが・・・・というテロップが流れるほど

それはあまりにも悲しくて、苦しいです


ストーリーはサスペンスとしても見応えあり

ドナルド・サザーランドとロバート・カーライルの取調室での対決

マジックミラーに向かって凄むカーライルの冷たい表情

そのカーライルに背筋が凍ったように身を硬くするミラ・ソルヴィノ

なんともいえないシーンでした


ドナルド・サザーランドは狂気を演じさせたら

ピカイチだと思う役者さんで

今回も、ちょっとドキドキしながら見ましたが

父性を感じさせるような優しい眼差しが

とても印象的でした


そして狂気を演じさせたら・・・と思うもう一人の俳優

ロバート・カーライル

いつもどこか壊れそうでセクシーな彼ではなく

今回は、とにかく非情なワル

これもまた見事・・というしかないです。。怖かった


主役のミラ・ソルヴィノ

実は結構好きな女優さんなのですが

今回はとても静かな控えめな演技でよかったです!

芯は強くて、上司にその強さが問題だ・・と言われていましたが

歳を重ねて、一段と素敵になったなぁ~と思いました


何度も観たいと思う作品ではないけれど

よくできているな・・秀作だと思う作品でした