- ゴスフォード・パーク (期間限定)
- ¥1,543
イタリア/イギリス/アメリカ/ドイツ 2001年
マギー・スミス、マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマス、カミーラ・ラザフォード、チャールズ・ダンス、ジュラルディン・ソマーヴィル、トム・ホランダー、ナターシャ・ワイトマン、ジェレミー・ノーザム、ボブ・バラバン、ジェームズ・ウィルビー、クローディー・ブレイクリー、ライアン・フィリップ、スティーヴン・フライ、ケリー・マクドナルド、クライヴ・オーウェン、ヘレン・ミレン、アイリーン・アトキンズ、エミリー・ワトソン、アラン・ベイツ、デレク・ジャコビ、リチャード・E・グラント
監督:ロバート・アルトマン 『M★A★S★H』、『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
脚本:ジュリアン・フェローズ
音楽:パトリック・ドイル 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、『いつか晴れた日に』
【ストーリー】
1932年イギリス郊外。ウィリアム・マッコードル卿(マイケル・ガンボン)とシルヴィア夫人(クリスティン・スコット・トーマス)が主のゴスフォード・パークというカントリー・ハウスに集まる人々。きじ狩りとパーティがメインの催しに招かれた人々は、上流階級の貴族、アメリカの映画プロヂューサーや俳優たち。貴賓が優雅に来場する“上の階”とは対照的に、メイドや従者たちは大忙し。それぞれのメイドたちは主人の名前で呼ばれる、そんな世界。2日目の晩餐の席で、客の一人であるアメリカ人映画プロデューサーが、最新作の構想を披露する。それはまるでここ”ゴスフォードパーク”を舞台にしたような殺人事件。それぞれの思いが渦巻くその屋敷のなかで、実際にウィリアム卿が邸内で殺される事件が発生する。果たして犯人は?
前々から観たいと思っていたこの作品
いや~、嬉しい悲鳴が出てしまう豪華なキャスト!
あら、この人も?あの人も!!
イギリス映画には欠かせない重鎮から
この人、若い頃はこんな感じだったのね・・という方まで
イギリス映画好きにはたまらない♪
実は私・・あらすじをよくわかっていなかったので
(まぁ、毎度のことですが・・・)
この作品、アガサ・クリスティーばりのミステリーと思っていました(汗
数々の賞を獲っていることは知っていましたが・・
これはミステリーというよりブラック・コメディ
なるほど昔の貴族社会にはよくある話で
犯人も動機もすぐにわかりましたが
とにかく脚本が素晴らしいんですよね
これだけの登場人物が居ながら
それぞれに見事な役割を果たしていて
細かい台詞、それぞれが抱える思い
あちらこちらに散りばめられた殺人の動機と布石
主人と従事者の会話
上の階、下の階、キッチン、アイロン室・・etc
これ、舞台だったら・・
そんなことを考えながら観ていました
今年、『Queen』でアカデミー賞を獲ったヘレン・ミレン
この作品では、とても素晴らしいメイド頭
さすがですねぇ~♪
たった一枚の写真が見せる真実
ラストの嗚咽のシーンは
それまで、眉ひとつ動かさない素晴らしいメイド頭なのに
彼女の人生(メイドには人生はないのですね・・)を思うと
すごく切なくなりました・・・
こういう時代、どこの世界にもあるのですよねぇ~
地位の低い女性の声にならない涙って
高慢で鼻持ちならない貴族のレディ・トレンサムに
さりげなく「何の益があるのです?」と言うシーンでは
全てを知ってしまったメアリーがこれから先
凛としたメイドになるんだろうな~と思いました
メアリー役のケリー・マクドナルド
いつもケイト・ウィンスレットに似ているなと思う女優さん
『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』では
メイドから貴族になってコリン・ファースと結婚する彼女ですね♪
あまりにも豪華なキャスティングで
誰かを書き始めると全員分になりそうなので
やめておきますが・・
警部役の彼・・
まぁ誰かと思ったら~と一人ニンマリしてしまった私です!