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- グッバイガール
アメリカ 1977年
リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイソン、クイン・カミングス、ポール・ベネディクト、バーバラ・ローデス
監督:ハーバート・ロス 『フットルース』、『マグノリアの花たち』
脚本:ニール・サイモン 『裸足で散歩』、『おかしな二人2』
音楽:デーヴ・グルーシン 『恋のゆくえ ファビュラス・ベイカーボーイズ』
【ストーリー】
ニューヨーク78番街。シングルマザーのポーラ(マーシャ・メイソン)は、娘のルーシー(クイン・カミングス)と恋人のトニーと暮らしていた。ある日、俳優のトニーは映画出演のためにイタリアに行くと書かれた置手紙だけを残し去っていた。ルーシーの父親も俳優だった。ポーラは、数多くの恋をしてきたが、いい役がつくととたんに彼女を残して去っていくグッバイガールなのだ。陰気に雨が降りしきる夜、トニーから部屋を譲り受けたというエリオット(リチャード・ドレイファス)という男が現われ、強引に部屋に入り話し合いを要求、形勢不利と悟ったポーラはしぶしぶエリオットの提案を受け入れ、同居することになる。風変わりなエリオットとグッバイガールのポーラ。しだいに二人は惹かれあうようになるが、エリオットは有名監督の映画への出演が決まってしまう・・・。
コメントで 桜さんの映画鑑賞日記 の eigahujinさんが
『ポセイドン』ひさしぶりにリチャード・ドレイファスが出ている!!
と書かれていたので、この作品を思い出しました!!
彼の作品といって、一番最初に思い出す『グッバイガール』
劇中、ルーシーが「誰も拾わない犬みたい」と彼のことを言うけれど
まったく、見事な表現だと思いました!!
うんうん、あのクルクルした髪、表情豊かな瞳
彼は、この作品でアカデミー賞を受賞していますね♪
ゴールデン・グローブ賞にいたっては
女優賞、作品賞、監督賞、脚本賞全て受賞という快挙
グッバイガールのポーラを演じているマーシャ・メイソンは
無邪気で人を信じやすくて愛情深いカワイイ女性を見事に好演
こんなママだからルーシーは賢くなるのねというくらい
ちょっと大人っぽい(?)ルーシーとの絶妙な掛け合いが良くて
女同士っていいよね~と思わせてくれます
エリオットは真夜中にギターを弾き、
明け方には座禅を組んで読経を始めるという変わりもの
最初は母娘を困らせるけれど、実はすごーく愛情豊かな優しい人
ポーラに対しても、彼女の良いところを認め欠点をハッキリ言う
本当に誠実な人は、こんな感じなんだろうなぁ~っていうのが
ところどころに感じられて、愛すべきキャラクター!!
ニューヨークの華やかさではなく
夢を求めてやってきた人、夢に敗れた人、夢を追う人・・
そこに生きている人々のストーリーが切なく、優しく描かれていて
ラストの電話は、とてもステキ!!
嬉しくても涙が溢れるってこういうことだよねぇ~
観終わったあとに、とても優しい気持ちに包まれる作品です!!
もう何年も前に観た作品なのに・・・
久しぶりにまた観てみようかな♪