- タイトル: ヘヴン 特別版
HEAVEN
アメリカ=ドイツ=イギリス=フランス 2001年
ケイト・ブランシェット、ジョバンニ・リビジ、レモ・ジローネ
【ストーリー】
イタリアの街トリノ。高層ビルのオフィスに爆弾をしかけ、麻薬売人に復讐しようとした29歳の英語教師フィリッパ(ケイト・ブランシェット)と、尋問の通訳をする憲兵フィリッポ(ジョヴァンニ・リビージ)の物語。
あえて、詳しいストーリーは書きません。
(監督は予備知識なしに観て欲しいと思っているということなので・・・)
ケイト・ブランシェットが観たくて、観た映画です。
美しいです!ケイト・ブランシェット!!
尋問が始まって、事実を知る彼女の圧倒される演技。目は口ほどに物を言うとはこのことだな・・・と思いました。
全てに絶望しているケイトの表情、悲しみに満ちている表情、フィリッポと一緒にいるときの穏やかな表情。どれも釘付けでした。
フィリッポ役のジョヴァンニ・リビジもいいです!!
こんなにも真っ直ぐに恋することを恐れないっていいなぁ~と純粋に思わせてくれます。彼も素晴らしいです。
この二人は『ギフト』でも共演しているけれど、この映画は圧倒されるというより吸いこまれるような作品です。
それから
フィリッポの父親(レモ・ジローネ)がいいんです!!息子を愛している。
だからフィリッポも会いたいと思うんですね・・・
「一番大切な瞬間に、人間はなんて無力なんだ・・」
泣きました・・・
音楽もセリフも、必要最低限にしかなくて、景色や二人のお互いに合わせる目で魅せられた作品でした。