ライフ・オフ・デビッド・ゲイル | 映画を観よう

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タイトル: ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
THE LIFE OF DAVID GALE

ケビン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット、ローラ・リニー


【ストーリー】

 アメリカ、テキサス州。大学の哲学科で教鞭を執る人気教授デビッド・ゲイル(ケビン・スペイシー)は27歳という若さで終身教授の地位を確立した秀才で、妻と息子を愛する良き父親であり、死刑制度反対運動に熱心に取り組む活動家でもあった。

 その彼が、退学処分にした女子学生のワナにはまり、レイプ犯として逮捕される。大学教授の職を失い、妻との離婚、愛する息子に会えない淋しさから、ゲイルは酒に溺れ人生が狂ってしまう。

そんな彼が、元同僚で同じ活動団体にいた友人の女性を殺した罪で死刑宣告を受けた。死刑執行まで3日となったとき、彼は手記を書いてもらうために女性記者ビッツィー(ケイト・ウィンスレット)と面会する。はじめビッツィーはゲイルの有罪を疑っていなかったが、彼の話を聞くうちに、彼の無実を確信し、死刑判決を覆そうとするのだが…。



意外な結末に驚きました。
「それでいいのか??ビッツィ~」と心の中で叫びましたが・・・

なんにしても、さすがです、ケビン・スペイシー!!秀才で順風満帆の人生が180度変わってしまう、それでも父としての最後の救いをビッツィに託した彼の掛け・・・
最初の教壇に立って雄弁に語る彼(回想のなかでの彼)と、刑務所のガラス越しにみる彼すべてを失って酒に溺れてしまう彼どれもすごいです。複雑な心理とか表情とか、うーんとうなってしまいます

ケイト・ウィンスレットも自分のスタイルをきちんと持った記者として頑張っていました。
実は『タイタニック』をみていないので比較はできませんが、いい感じだと思いました♪

それから、ローラ・リニー!ここでも存在感ありましたね。そうか~そうなのかぁ~・・・と一人つぶやきましたし、ベッツィーの見るビデオ・・・ううっ!となりました。


この映画は、死刑制度に賛成する人が多いテキサスを舞台にしていることや、冤罪で死刑になる人がいるということ、死刑反対というテーマが注目されていたようですが・・。
男の人にとって父親ってすごいんだなぁ~と思った作品でした。だって、ゲイルにとって死刑になることよりも、息子にどう思われるか・・・のほうが重要だったんですもの。莫大な契約金(単独インタビューの)だって、息子に渡すものなんですから・・・


重い・・というか、一言では感想が言えない映画でした。ですが、よくできた映画です、すごい・・・うん





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