ポセイドン・レックス(2013年) | 勝手に映画紹介!?

ポセイドン・レックス(2013年)

ポセイドン・レックス

WOWOWの“特集:大パニック!古代生物集合”をエアチェック…ラインナップ3本のうち1本は、この間の“サメ映画特集”とかぶり、しかも、一番つまらなかった「ジュラシック・シャーク」だから完璧にスルー。だからまぁ、残りの2本もそんなに期待してなかったのだが、先に見た「ポセイドン・レックス」の監督がマーク・L・レスターだったのでテンションがあがる。ドルフ・ラングレン&ブランドン・リーの「リトルトーキョー殺人課」や、みんな大好きシュワちゃんの「コマンドー」を撮った大ベテラン監督です…でも、映画は明らかにB級、C級な感じだけどね(笑)

中米のリゾート国家ベリーズ…トレジャーハンターのスレートは、地元ギャングに強要され、“ブルーホール”と呼ばれる海底に眠る財宝を探していたが、一緒に潜った仲間と共に、突如、現れた巨大生物に襲われてしまった!一方、ダイビングのため、同じ場所に訪れていたロッドとジェーンは、気を失い漂っていたスレートを発見!案内人のヘンリーと共に彼を救出。スレートが病院を拒むので、ヘンリーの知り合いの学者サラに処置を頼むことに。元気になったスレートから“財宝”と“生物”の話を聞かされたロッドたちは、宝探しに協力することになったが…。

2013年とちょっと古めの作品ですが…WOWOWでは初登場だったので、オイラも今まで見たことがなかったです。中身は予想通りな感じだったんだけど…そこはやっぱり「コマンドー」のマーク・L・レスター。肝心な“巨大生物”と戦う前に…人間同士のドンパチも多めだったり。そして、いざ怪物と戦う段になっても…“素人が慣れないバズーカをぶっ放すのでうまく扱えない”なんてシーンがあり…「コマンドー」好きとしては、無理やり、シンディ(シュワに拉致られたスッチーのねーちゃん)が、逆向きにミサイルランチャーを撃ったシーンをダブらせてみる(笑)

大作映画に比べると…やっぱり怪物のビジュアルはチープです。でも、チープなりに頑張ってるところもあって、さすがに「ジュラシックパーク」には及ばないけど、下手すりゃハリウッド版「ゴジラ」(レジェゴジじゃない方)よりはカッコいいかもって思えてしまう。最初に“イッパツ”かました後は、なかなか“怪物”を見せないという“怪獣映画”の王道パターンなんかも踏襲しており、終始、水着姿のセクシーな女学者さんが“ポセイドン・レックス”と勝手に命名するお約束も良かった。中盤のお宝探し展開は、「イントゥ・ザ・ブルー」のような要素もあって、意外と楽しめる。

そして、いざ“怪物”が暴れはじめると…メインキャラも容赦なくぶっ殺すので、意外とブラックで笑える。1人だけ“ネタバレ”を書かせてもらうと…ダイビングにやって来たカップルのねーちゃんが、あっけなく死にます。恋人の男の方が、海で助けたトレジャーハンターに協力して、お宝探ししてる最中に、自分はビーチでナンパされた別の男にホイホイとついて行って、その挙句、“怪物”に襲われる。それに気づいた恋人が助けに行くんだけど間に合わず…腹や顔に“怪物”に付けられた爪痕がはっきりと残っているという、やたらと生々しい死にっぷりだった。

たとえ“一線は超えていない”とはいえ…恋人がいる身で、他の男に尻を振ってるようなビッチ女は死んで当然…ってことでないか?(笑)それ以外にも、メインのキャラクターが間抜けな死に方をするので、それなりのサバイバル感も味わえました。本編が80分と、ちょっと短く感じるかもしれませんが…最初に引き合いに出した「リトルトウキョー殺人課」とほぼ同じ尺です。傑作「コマンドー」だって92分しかなく、普段からそんなに長ったらしい映画を撮るイメージがない監督でもあるのだ。割り切って見れば、B級なりにエンタメのツボをついた演出で、好感が持てる。


監督:マーク・L・レスター
出演:ブライアン・クラウス アン・マクダニエルズ スティーヴン・ヘルムカンプ キャンディス・ニューンズ


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