ナイト ミュージアム?
ナイト ミュージアム 2006
NIGHT AT THE MUSEUM
みんな みんな、動き出す!
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監督: ショーン・レヴィ
製作: ショーン・レヴィ
クリス・コロンバス
マイケル・バーナサン
製作総指揮: マーク・A・ラドクリフ
原作: ミラン・トレンク
原案: ロバート・ベン・ガラント
トーマス・レノン
脚本: ロバート・ベン・ガラント
トーマス・レノン
撮影: ギレルモ・ナヴァロ
プロダクションデザイン: クロード・パレ
衣装デザイン: レネー・エイプリル
編集: ドン・ジマーマン
音楽: アラン・シルヴェストリ
出演: ベン・スティラー ラリー・デリー
カーラ・グギーノ レベッカ
ディック・ヴァン・ダイク セシル
ミッキー・ルーニー ガス
ビル・コッブス レジナルド
ジェイク・チェリー ニック・デリー
ロビン・ウィリアムズ テディ・ルーズベルト大統領
ミズオ・ペック サカジャウィア
ラミ・マレック アクメンラ
リッキー・ジャーヴェイス マクフィー博士
アン・メアラ デビー
キム・レイヴァー エリカ・デリー
スティーヴ・クーガン
ポール・ラッド
オーウェン・ウィルソン (クレジットなし)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ベン・スティラー主演の全米大ヒット・ファンタジー・コメディ。ニューヨークの国立自然史博物館を舞台に、新任の夜警となった主人公の目の前で、展示物が次々と動き出し大騒動を繰り広げるさまをコミカルに描く。
監督は「ピンクパンサー」「ジャスト・マリッジ」のショーン・レヴィ。
ニューヨークに住む冴えないバツイチ男、ラリー・デリー。
現在は失業中で、最愛の息子ニッキーにも愛想を尽かされてしまう始末。
そこで新しい職探しを始めたラリーは、自然史博物館の夜警の仕事にありつく。
さっそく先輩の老警備員から仕事を引き継ぎ、夜の博物館で勤務初日を迎える。
ところが見回りを始めたラリーは、誰もいないはずの展示室から不思議な物音を聞く。
音のするほうへ行ってみると、なんとティラノザウルスの全身骨格が吸水機から水を飲んでいた。
しかも驚きはそれだけではなかった。
モアイ像や原始人、動物たちなど、博物館の展示物が次々と生き返り、勝手気ままに動き出していたのだった。
★★★★★★★☆☆☆
子供向けだと期待せず気楽に劇場にて鑑賞。
しかもだいぶん前の席で・・
筋もだいたい予告で読めてる・・
しかしこれが意外と面白い!
まあ私が好きなパターンのSFですね。
「宇宙戦争」なんか3回も見に行ったくらいです。
逃げて逃げて戦うも最後は自然に終わると(笑)
日常ではありえないものに追われ、
喧騒の終わったあとで、
何だったんだ??という考えられないオチが好きです。
だいたい私は、
スピルバーグ、M・ナイト・シャマランが好きですからね。
あと・・
音楽が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの、
アラン・シルベストリが担当しているのもうれしかった!
最初のうちは家庭ドラマのちぐはぐさ(お決まりの離婚して休職中のパパと、
子供のためにがんばろうとするパパと子供のアメリカン・ホーム・コメデイ)
そしてワンパターンでひいてしまうような軽いギャグ・・
やっぱりだめか・・そう前半は思っていたのですが。
夜の博物館の警備をする主人公のパパの冒険のような一夜。
元からいてた3人の警備員の先輩たちはひとくせもふたくせもある。
夜中のひとりっきりの警備で彼が遭遇したのは、
あのティラノザウルス(骨ね)がいなくなり気がつくと・・
廊下で水を飲んでいた(まだここまではそんなに面白くはない)
でもそれが毎日続き子供のためにやめられないパパ。
それがというのはティラノだけではなかった・・
出てくるものが動き出すものが博物館に展示されてる蝋人形やミニチュアたちですから、
そのつながりのないめちゃくちゃな歴史絵巻は変なショックでした。
私は歴史が大好きでネットや映画鑑賞にはまるまでは歴史小説が好きでした。
ありえないと突っ込むのはヤボ。
ファンタジーとして見てゆけば次から次に遭遇し暴れる歴史上の人物たち。
これがほんとにつながりがないものを面白く繋がらせている。
やはり私のツボにはまったのは・・
アウグストゥス改名前はオクタウィヌス(表記はいろいろ)
あの、ローマ初代皇帝ではありませんか!
領地を広げるためにそのミニチュア軍団が壁(展示の)を攻撃。
隣の壁の向こうでも同じように爆破しようとしているミニチュアの軍団・・
それがなんと西部開拓時代なのです。
あちこちのコーナーにいろんな時代の先駆者やミニチュアがいる。
南北戦争、コロンブス、探検隊、果てはネアンデルタール人やらフン族やら・・
そして猿やらマンモスやらとにかくいっぱい動き出す。
これは「ジュマンジ」豪華版だと思った(ルーズベルト大統領がR・ウィリアムズだし)
けれどジュマンジのような一瞬に過ぎ去るCGの群れなどではなく、
かなりあちこちで長く暴れるCGがうまく出来ています。
とにかくいろんな時代のいろんなものたちが出てくるので、
クイズのように見ながら当てあいっこするのも楽しいかも。
ルーズベルトが恋したと(架空ですが)設定されたサカジャウエアという少女。
この話に興味を持ち本まで購入しました。
とにかく少しバカにしていたドタバタコメディーの先入観は、
真面目なホームコメディとなりました。
最後のほうではみんなで踊るバックナンバーは「セプテンバー」アースウインドファイヤーです(苦笑)
脚本は古典的で悪い奴もよい味で微笑ましい。
悪い奴・・これは見ていない人には言えない。
カギは、ファラオの棺おけかな(苦笑)
小学生くらいの子供はあまり面白くはないかもしれないし、
頭の固い人にもお勧めはできないけど、
現役中高生(歴史が好きであること)や、
アメリカのルーツに興味ある方は内容はともかく面白いと思う。
パンフも買いました。
フン族というのとサカジャウエアという少女がよくわからなかったので・・
どことなく「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を博物館で見たような・・
博物館、大好きなので機会があればまた行きたくなりました。
アメリカの映画って・・
そういうすごい愛国心は開拓の歴史から来ているんだろうなぁ・・
今更ですがうらやましいです。
- アメリカの空へ―大探検を助けた少女、サカジャウェア/ケネス トーマスマ
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めちゃくちゃ読みやすい。
字も大きいし・・