代表の想い~2016年秋~ | EGKオフィシャルブログ

代表の想い~2016年秋~

毎年秋の恒例行事と言えば…
我らが代表兼コンサートマスター野村が練習の合間に団員向けに語りかける「代表の想い」のコーナーですよね!
 
今年も昨日の練習にて「代表の想い」が熱く、かつクールに語られました。
 
今年のテーマは「人を大事にするEGK」といったところでしょうか。
 
みなさまにも是非ご一読いただき、
「EGKが目指す音楽」をイメージしながら23日の演奏会にご来場いただければ幸いです。
 
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みなさん、お疲れ様です。
 
毎年時間をいただいて、私から一言話させていただいています。
代り映えのある話をできるわけでもなく、また相当かんでしまうことになると思いますが、お付き合いください。
 
今回は、室内楽のみの方も含め、69名の出演となりました。
皆様ご参加いただき、本当にありがとうございます。
 
皆様には、EGKに参加して有意義な時間を過ごせたと思っていただければと願っています。
みんな、音楽が好きで、合奏することが好きなのは間違えのないことでしょう。
では、数あるオケの中で、EGKで音楽をやる意味はなんなのか、皆様個人個人でいろいろと理由はおありでしょうが、
私にとっては、ここに集まってくれたみんなと一緒に演奏することが大事だと思っています。
 
EGKの練習出席率はあまりよいとはいえません。
特に弦はそうです。
しかし、ここにいるメンバーは、私、平尾あるいは各トップが一緒に音楽をしたいと願って集めた結果の人たちです。
どうせ出席率がよくないなら、プロの方とかに参加いただいたほうが「うまい」演奏になると思います。
でも、そこの場には私の求める「感動」はないです。
自分の信頼できる人たちと、回数の多い少ないはあれ、一緒に練習していろいろ考え、試し、創り上げていく、
だからこそ本番の場で、今この瞬間の音楽、そこでしか感じられない思いがあってそれが音に込められ、「感動」できるのだと思います。
自己満足かもしれません。
でも、私は自分が楽しめないようでは、周りの方、またお客様に対してだって気持ちを伝えられないと思います。
 
今回、室内楽でVcは相原君と佐渡さんと演奏します。
はじめは、別の方と演奏する予定でしたが、8月半ばにどうしても参加できなくなったという連絡をいただきました。
その方からは、時期も時期だし、プロないしそれに準じる方を紹介すると言っていただけました。
でも、他の室内楽メンバーに諮ったところ、誰も知らない人と一緒に演奏するのはちょっと…という意見が出ました。
私もまったく同じ考えでした。
 
また、シーズン開始前、あるパートでなかなか出演者が固まらず、私が平尾からどうなっていると聞かれたのですが、
そのときに平尾から「吹く人が決まらないとイメージできない。誰という顔を思い浮かべて自分の中のイメージを創っている」といわれました。
今回シーズン入りするにあたって、改めてEGKは人を大事にするオケでなくてはいけないと思った次第です。
 
平尾は指揮する前に自分の世界をもって臨んでくれていると思います。
でも、それは平尾の音楽の強制ではない、そこに我々の音楽、やりたいことを受け入れてくれる余地があります。
そして、平尾と我々で音楽を一緒に創っていく、これがEGKの特徴なんだと思っています。
皆様、自分の思いを込めて、幸せな気持ちで演奏しましょう。
 
あと1週間よろしくお願いします。
 
熱く語る代表野村。聞き入る団員たち。