はい!今週もやって参りました本魂一斉レビュー のコーナー!
今週取り上げる本はこちら!
元プロ野球選手の古田敦也さんの本です。
今の世の中情報過多であり、ある程度先を予想しやすい状況になっている。
予想しやすいから無理・無駄と思われる事はやらなくなってしまうし、また集めた情報を判断の基準にしてしまうからそこに自分の意思が入りづらくなってしまっている
と説いています。
これは古田氏自身が選手兼監督であった時代に、現代の若者に感じた特徴なのだそうです。
あぁ、なるほど。気付かない内に私もそうなってるかもな~と反省してみたり。
この本では優柔決断のメリットをご自身の3つのシチュエーションから説明しています。
・一選手として
・組織に属する人間として
・組織の上に立つ者として
私は一人のサラリーマンとして「組織に属する人間」の優柔決断の仕方がすごく心に刺さりました。
古田さんは社会人野球出身で、プロに転向した時は24歳の時だったそうです。
その時の監督が野村克也監督。
最初にこう言われたそうです。
「アマチュアで8番打ってたなら、プロではうまくいって15番くらいだな」と。
正直面食らったと本書で述べていました。
しかし、古田さんは今ある環境をまずは受け入れ、そして監督に使われるようになるためにはどうしたら良いのか徹底的に考えたそうです。
社会人野球で実績を残してきたという自負もあったでしょう。
実力なら負けて無い!とも思ったかもしれません。
24歳という年齢も、この「半人前宣言」をまっすぐ受け止めるには邪魔をする年齢かもしれません。
しかし、古田さんはまずは全てを受け入れたそうす。
「どんな状況であろうと、それが自分の与えられた環境なら、否定するのではなく、まずは謙虚に全てを肯定してみる」
と本書にありました。
自分の価値観だけに凝り固まっていたのでは、なかなか全てを受け入れて肯定する事なんてできませんよね。
また、自分の立場を客観的に把握する事も大切だと説いています。
「自分は選ぶ側の人間なのか、選ばれる側の人間なのか。使われなければ自分の思いを実現する事なんてできない」
と考え、選ぶ側の人間がどんな基準で人を選んでいるのか、どんな人間を必要としているのか徹底的に研究したそうです。
これもやっぱり「我」との闘いになるのでしょうね。そして我を打ち破る鍵こそ、私は優柔決断なのかなと感じました。
それにしてもプロもサラリーマンも、「組織の中で生きる」という事に関しては一緒なのですね。
ただ技術に特化していればいいというわけではないし、ただコミュニケーション能力があればいいというのでもない。
自分・他人・上司・環境・ミッションなどと向き合うためには、プロもサラリーマンも総合的な人間力が必要なのだと改めて感じました。
自分なりの思想、考え方、オリジナリティー、負けん気、バランス感覚などなど、総合力をもっともっと磨いていく必要がありますね。
本書により、自分が「こだわってるな」と感じたら、「もっと柔軟な考え方もできるのでは?」という新たな切り口の考え方ができそうです。
優柔決断のすすめ、とってもお勧めです!(^∇^)
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それでは本日も一斉レビューに参加したホンダマーさん達をご紹介しますね。みんなはどんな感想を持ったのかな?
ビジネス書で「知」のトレーニングを! ~ 知磨き倶楽部
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【営業のコトバ屋】本の抜粋使えるコトバをあなたに!
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わたしの本だな My BookShelf.
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本魂!~1冊の本から始まる想いの連鎖~
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元気サラリーマンになる3つのヒント!
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僕の問題は誰かが解決している
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