妙高山
妙高山(みょうこうさん)
新潟県 2,454M 日本百名山
2008年 8月8日(金)~9日(土) 1泊2日
1日目 笹ヶ峰 6:15 ~ 黒沢 6:55 ~ 富士見平 8:30
~ 高谷池ヒュッテ 9:40-10:45 ~ 天狗の庭 11:10
~ 火打山 12:30-12:45 ~ 高谷池ヒュッテ 14:05(テント泊)
2日目 高谷池ヒュッテ 5:40 ~ 黒沢池ヒュッテ 6:35-7:05
~ 大倉乗越 7:20 ~ 燕新道 8:05 ~ 妙高山 9:00-9:50
~ 燕新道 10:30 ~ 大倉乗越 11:10 ~黒沢池ヒュッテ 11:25-12:10
~ 富士見平 13:00 ~ 黒沢 14:00 ~ 笹ヶ峰 14:40
※コースタイムは休憩・写真撮影含む
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さて、
おだやかな火打山から、荒々しい妙高山へ
AM5:00起床。
のはずが・・・
寝坊してAM5:30過ぎ。。
今日は暑くならないうちに妙高に登りたかったのに・・・
朝ごはんをすっ飛ばして、テント撤収です。
後で食べられるように、アルファ米にお湯だけ入れておきました。
まだ朝露でテントはビショビショ
でも、妙高下山後にピックアップしに戻ってくると、
余計に1時間以上追加で歩くことになるので・・・
とりあえず、スタッフバッグにテントを突っ込みます。
高谷池ヒュッテから、妙高山への経由となる黒沢池ヒュッテへと向かいます。
明るくなってはきたけど、まだ周りの景観はもやってました。
キヌガサソウがやっと咲いてました。
けっこう群生してるみたいなんだけど・・・もう終わっちゃったのかな。
なだらかな道で茶臼山を通過し、下り始めると眼下には黒沢池が見えてきます。
妙高山の頭がヒョッコリ見えていますが、
目の前の丘を越えないとなりません・・・
このあたりには、コバイケイソウが群生するらしいのですが・・・
これまたすっかり終わってしまったようでした。
黒沢池は高谷池とはまた違った雰囲気。
なんといってもこの開放感
ひで氏の表現だと、ジュラ紀みだいだと・・・
うーん、確かにジュラシックパークの撮影とかできちゃいそう。
そして黒沢池ヒュッテに到着。
こちらのヒュッテはドーム型をしたおもしろい造り。
ひで氏の母が泊まったことがあるそうですが、
宿泊ゾーンが円形になってるそうです。ドームの部分?
ヒュッテを利用しないので、石垣の中には入れません。
アルファ米をササッと食べて、
荷物をディバックにまとめて、(またしてもえどりんは手ぶらだホイッ)
いざ、妙高山へ。。
行ってきまーす、待っててね。
妙高山への道のりは、近いようで遠い。
ここからグンと丘を乗越え、
ググンと一度下がり、
また最後にグググンと急な登りが待っています。
まず、大倉乗越までゆるやかに登ります。
昨日登った火打山がハッキリ見えてますよー
登った山を見上げ返すのって、なんか嬉しいなぁ。
昨日はあのテッペンにいたんだねー
大倉乗越の稜線に出ると、
ドドーンと目の前に妙高山が
妙高山ってむき出しの岩山だと思ってたけど、
こっちから見ると緑なんだねぇ。
来る時に車窓から見えた妙高は、岩山でした。
どうやら、山の反対側の燕温泉や関温泉側から見ると、
むき出しの岩場らしいです。
目の前に待ち構えてるのに・・・
一旦、ロープが何ヶ所かある急坂を下ります。
あー、稼いだ標高がモッタイナイ
グンと下りると、眼下に長助池が見えました
ひっそりと佇んでいる綺麗な湿原です。
今回は立ち寄れないので、残念。
ここからは、妙高山を目の前に見ながら、
外輪山をぐるっとトラバースしていきます。
片斜の細い道は、草で誤魔化されてるけど、実は片側は急な崖。
ナナメなので歩きにくいったらない
足を踏み外せば落ちてしまいそうだし・・・
ここは雪の吹き溜まりになるそうで、7月上旬は雪渓トラバースになるらしい。
要注意ですね。
常に目の前に、妙高山が堂々といらっしゃいます。
途中でこんな表示が・・・
え?
妙高山頂まで・・・10分?
んなわけないじゃん。。
たぶん、2時間10分が正解でした。
文字が消えてるのも、ある意味犯罪ですよね
この辺から、えどりんはまた暑さにやられます。
水をたくさん飲みたいけど、
持っているのは高谷池で作った煮沸水
あんまり飲みたくないので、がまんするけど・・・
さすがに暑くて喉が渇いてくる。
飲もうか、
葛藤しながら歩いていると、
目の前に見えたのは・・・
雪渓
もしや・・・
待望の水場が登場~
ひゃっほーい
一口飲んでみると・・・
冷たくて美味しい~
ちょうど雪渓の下にあるので、雪解け水なんです。
池の水なんか比べ物にならないほど、最高に美味しい
ここぞとばかりにゴキュゴキュ飲みます
あー、生き返るぅぅぅ~
水をいくらでも飲めるって、なんて幸せなことなんでしょう。
持っていたペットボトル3本分、全部入れ替えちゃいました。
※ここの水は枯れていることもあるようなので、要注意!
(たぶん雪渓が解けちゃったらなくなっちゃうのかな)
水場からすぐに、妙高山と長助池との分岐に出ます。
ここから急坂の始まり始まり。
この道はまだ午前中は日陰のようで、涼しいので登りやすかったです。
少し登ると、越えてきた大倉乗越の稜線が・・・
あそこから来たのね~
さて、続きも・・・
大きな岩の急坂を、
エッチラオッチラ登っていきます。
日があたる岩には、シャジンの大株がありました。
綺麗~、すごい癒されます
けっこうな高さまで登ってきました。
見上げると大きな岩が登場してきます。
もうそろそろ、頂上も近いかな。
とうとう・・・
いえーい、2座目
まだ早い時間なので、視界も
燕温泉方面。
右端には野尻湖が見えます。(切れちゃってるけど)
北アスプス方面
火打山
うーん、360°の絶景
暑い中、汗をカキカキ頑張ったのが気持ちいいです!
妙高山の山頂には、少し先に妙高山大神が祀られています。
登山中にすれ違ったおじさまが、
人も少ないから行ってみたほうがいいよって教えてくださったので、
行ってみることにしました。
確かにここは人が少ない。
おやつを食べつつ、景色をみながら小休憩です。
あ、トウヤクリンドウ。
おやつじゃ足りないくらいお腹がすいてきたので(笑)、
下山いたします。
お腹がすいてると、足も自然と速くなる。
帰りはサクサク下山です。
気がついたら、長助池まで戻ってきました。
振り返って・・・
妙高山、さようなら。
また大倉乗越を上がって下がって・・・
黒沢池ヒュッテに戻ってきました。
もうお腹がペコペコ
ご褒美にジュースを買って、
山で食べると、これでもうまい!
さて、
お腹も満たされ、いよいよ本当の下山です。
ミヤマツボスミレ
ここから富士見平までは、行きに来た道とは違う道を戻ります。
黒沢池を見ながら帰る道。
そこでまた出会ってしまいました・・・
最高の絶景に!
どこまでも広がる湿原に、
まっすぐのびる木道。
あまりのうれしさに、思わず・・・
ひで氏も・・・
アホになります。
たまたまかもしれませんが、
周りには人が全然いなくて、
この絶景を独占した気分
どこまでも続いているような・・・
日本にもこんなところがあるんだー
振り返って、この風景。
ありがとうー!!!
富士見平までは少し登り、
そこからは昨日と同じ道を戻ります。
午後になると日が照って、スゴイ暑い。
この時間に登ってくる方は、とても大変そうでした・・・
黒沢まで下りたら・・・
下りでもたくさん汗をかいたから、気持ちよかった~
そして、PM2時半過ぎに、無事に下山。
笹ヶ峰グリーンハウスにて、ご褒美のソフトクリーム
こうして、夏休みの火打・妙高の山旅は終了しました。
今回は事前調査をそこまでしていなかったこともあり、
湿原がこんなに素晴らしいところだとは思ってもいなく・・・
想像以上の絶景に出会えて、大感動
それぞれの山が雄大で変化に富んでいて、
どちらの山も百名山に選定されたような理由がわかったような気がしました。
新潟の山は自宅から遠いので今まであまり行っていませんでしたが、
これからは他の山も含めてたくさん訪れてみたいなーと思いました。
以上、火打・妙高のレポおしまい。