火打山 | えどりんの散歩みち

火打山

火打山(ひうちさん)



新潟県 2,462M 日本百名山


2008年 8月8日(金)~9日(土) 1泊2日

1日目   笹ヶ峰 6:15 ~ 黒沢 6:55 ~ 富士見平 8:30 

       ~ 高谷池ヒュッテ 9:40-10:45 ~ 天狗の庭 11:10 

       ~ 火打山 12:30-12:45 ~ 高谷池ヒュッテ 14:05(テント泊)


2日目   高谷池ヒュッテ 5:40 ~ 黒沢池ヒュッテ 6:35-7:05

       ~ 大倉乗越 7:20 ~ 燕新道 8:05 ~ 妙高山 9:00-9:50

       ~ 燕新道 10:30 ~ 大倉乗越 11:10 ~黒沢池ヒュッテ 11:25-12:10

       ~ 富士見平 13:00 ~ 黒沢 14:00 ~ 笹ヶ峰 14:40


       ※コースタイムは休憩・写真撮影含む


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



夏休みの帰省中に、エディ氏を両親に預け、新潟の山へ行こうと計画したえどりん家。

本当は2泊3日で「飯豊山」にお出かけする予定でしたが、ひで氏の仕事の都合上、

一日少なくなっちゃいました。。


1泊2日で行ける新潟の山・・・

そこで選ばれたのが、火打山&妙高山。


初めての夫婦二人でのテン泊です。

火打・妙高はベース登山できるし、

一度で百名山を2座ゲットできるし、

北アルプスの正面なので展望も・・・

これは楽しみだー音譜



新潟市内の実家を3時半に出発し、

登山口の笹ヶ峰に到着したのはAM5時半。

夏休みだけど平日なので、ちょっと車は少なめ?


いよいよ、登山開始です。



しばらくは木道を進みます。

けっこうこの山は整備されている感じがする・・・



あれ?

ひで氏がまた無口です。

また荷物重い??


「気持ち悪い・・・」


昨夜の深酒がきいてるのでしょうか。。


黒沢にてしばしの休憩をとります。



ここから、急坂が始まります。

「十二曲り」と呼ばれる樹林の斜面をジグザグ登ります。



途中、白馬三山が見れましたよビックリマーク

大雪渓もハッキリ。





十二曲り上。

朝で涼しいので、なんとか頑張れました。


お花も少しずつ出てきましたよ黄色い花


ヤマハハコ




急坂が終わり、緩やかな樹林帯を歩きます。

このころになって、ひで氏も元気になってきました。




視界が開けてくると・・・



富士見平に到着です。

でも、富士山はどこでしょうか・・・見えず。。



ここから道を左に折れ、高谷池を目指します。



空が青い!



木道を気分良く歩きます。





ここからはお花のラッシュ!!


ゴゼンタチバナ



ツマトリソウ



シナノオトギリ


ミヤマアキノキリンソウ


モミジカラマツ


サンカヨウの実?


お花を撮ってるから、進まない、進まないあせる




また木の根道に入り、気がついたら木々の間から・・・


火打山が姿をあらわしましたービックリマーク

緑のお山に雪渓が映えて、美しい。




左に見えるのは、活火山の焼山です。

2006年に規制解除になったばかり。


そして・・・

三角屋根がなんとも可愛い、高谷池ヒュッテも見えました。

重い荷物はあそこまで。あと一息だー!



到着間近になると、また木道に。

だんだんと湿原に近づいている感じ。




色鮮やかなコオニユリ


途中にアルプス展望台なんて表示があるので、

道脇すぐ左の小さなハシゴを登ると・・・





こーんな大展望が!!!




北アルプス後立山連峰の山々と、横一列にご対面。

白馬のあたりは少し雲が出てきちゃいましたが、感動の眺望です。

画像ではわからないけど、一番左には槍の穂先まで見えましたよ!



時を忘れ、しばし見とれてしまいました・・・






展望台からは、高谷池ヒュッテはすぐそこでした。




目の前には綺麗で静かな湿原が広がっています。




写真をパシャパシャ撮りたい気持ちをこらえ、まずは受付です。

湿原の左がテン場です。



テン場の入口には水場があります。

でもここのお水は高谷池の水カエル

要煮沸ですビックリマーク

(あとで飲んでみることに・・・)




今日の我が家からの眺め。



テン場からわずかに火打の山頂が見えてます。

荷物をひとつのザックにまとめ、(えどりんは手ブラだホイッ音譜

いざ火打山へ出発走る人

行ってきまーす!




火打山への道は、まず高谷池を反時計回りにまわります。

なんか、絵葉書みたいな景色です。



少し高いところから。

うーん、綺麗キラキラ




ここから名所である天狗の庭までは、美しいロックガーデンが広がっています。

またまた色とりどりのお花がいーっぱい黄色い花




ハクサンコザクラ

ちょっと紫っぽい。




ヨツバシオガマ


イワイチョウ?


ミヤマキンバイ


コイワカガミ




ウラジロナナカマド


エゾシオガマ




そして、天狗の庭に到着。

ここから・・・




想像もしなかった天空の庭に出会うことに・・・




可愛いワタスゲを発見と思ったら、




ワタスゲだらけ





「逆さマッターホルン」ならぬ、「逆さ火打山」







正直、こんなに素敵な湿原だったとはまったくもって知らなくて・・・

想像以上の絶景に、ただただ感動してしまいました。


今の時期はワタスゲだったけど、

7月中旬は、ここにはハクサンコザクラのピンクの絨毯が広がるらしい。

(高谷池ヒュッテに写真が飾ってありました。)

実は、けっこう有名なんだって。もうすっかり跡形もなかったけど。

またくればいいさー!

ワタスゲだってすっごく可愛いラブラブ

ワタスゲ見ると、仔猫物語を思い出します。(←歌詞にあるし。私だけ??)






花の火打山、

岩の妙高山とは、よく言ったもの。


妙高連山は大量の雪が降ります。

この雪が湿性のお花畑を発達させ、高谷池や天狗の庭などの湿原を育てるんだそう。

自然が創り出した、素敵な風景を見せていただきました。




さて、火打山への登りへと入ります。


この辺からとにかく暑さとの戦いあせる

えどりんは暑いのが苦手です。

夏山はアルプスなど高いところなら大丈夫ですが、低山は苦手。。

昨年、新潟の角田山に登って、熱中症になりかけました。


暑いよぅ~


暑いよぅ~


とひとりごちながら、重い足を進めます。



そしてもうひとつの苦痛。


暑いといえば・・・


虫が多いコスモス

虫よけスプレーも、携帯ベープマットも役に立たず。。



お花になぐさめられながら・・・我慢我慢。

ホタルブクロ?


オダマキ



岩場にはヒメシャジンがいっぱい!




タカネオミナエシ

ミヤマトリカブト

ミヤマセンニュウ??


タケブキに蝶々が・・・

気が付けば、天狗の庭があんな下に。





ウサギギク

イチゴだぁドキドキ



ライチョウ平に到着。

ライチョウさんの姿はまったくあらず・・・





山頂まであと少しです。

木の階段を登ります。




そして・・・


火打山に到着ビックリマーク








暑い中頑張って歩いたので・・・ご褒美音譜


冷凍みかんがうますぎ~オレンジ

まだキンキンに冷えてました。





火打山から見る妙高山。

明日はあそこに登るんだねぇ。

天狗の庭に高谷池も小さくみえてます。(うちのテントもね)



せっかくの頂上なのですが・・・


午後になり、ガスが上がってきたので、

周りの景色はあまりみえませんでしたしょぼん


そして、ここは虫パラダイスドクロ

暑いし、もうお昼過ぎだしね。


落ち着かないので、早々に下山します。

高谷池まで来た道を戻ります。



下山途中で見えた日本海。

水平線がすごく高く見えるのが不思議。



高谷池のテン場に着いたのはPM2時過ぎ。

疲れた体を休ませたかったのですが、テントの中は・・・


あっついあせる

しかたないので、日が傾くまでヒュッテの日陰のベンチでひとやすみ。

今日の山旅を振り返ります。

ゴロンと横になり、ウトウト・・・ぐぅぐぅ



4時ころにテントに戻り、また昼寝ぐぅぐぅ


お腹がすいて起きると、もう5時半。

今夜のメニューは、「味噌キムチ鍋」ナイフとフォーク


実はこの鍋・・・

池の水で作られました。

てか、煮沸した水を飲んでみたけど、味付けしないとマズくて飲めやしない。

やっぱり重くても水持ってくればよかった。。


聞けば、ヒュッテ宿泊者用の水も、池の水を消毒しているだけらしい。

味は保証しないって、スタッフ方の声も聞こえたよ・・・

結局、買うしかないのね。。


でも、鍋は美味でしたよ~ラブラブ



少し肌寒くなってきたら、幻想的な湿原が・・・

池の水のほうが温かくて、もやが出てます。






お腹も満足し、早々7時におやすみなさいやや欠け月

長々と読んでいただき、ありがとうございました。


翌日の妙高山へつづく・・・ 富士山




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