きょう2月3日は「節分」です。
節分はもともと立春・立夏・立秋・立冬の前日をさし、
季節の分かれ目を意味していましたが、
今では冬から春へと変わる立春の前日だけが、暦に記されています。
暦の上では冬至と春分の中間にあたる「立春」(節分の翌日、2月4日頃)が寒さのピークで、時候の挨拶では立春の翌日からの寒さを「残寒」または「余寒」と表現しますが、今年はちと様相が異なりました。
2013年2月2日12時天気図
というのも発達した低気圧に伴う寒冷前線の通過で、2月2日をピークに日本列島は異常に暖かい陽気に包まれたため。
2013年1月30日
2013年1月31日
2013年2月1日
2013年2月2日
気象庁の気象統計情報をみると、記録的な2月2日の気温の状況については以下のとおり。
2013年2月2日日最高気温
2013年2月2日日最高気温(平年差)
2013年2月2日日最低気温
北は北海道から南は九州まで最高気温の平年差は 6 ℃以上に達し、東京や山梨・静岡の一部で 20 ℃を超える陽気となりました。また東北地方の太平洋岸も記録的な最高気温で、岩手県宮古で 15.2 ℃、釜石で 14.7 ℃となり、毎日jp「最高気温:宮古で15.2度 各地で3~4月の陽気 /岩手」によれば
最高気温が4月下旬並みの15・2度まで上がった宮古市では、外に出て、道路や玄関脇に積まれた雪の塊を割ってかき出す人たちの光景が見られた。
とのこと。
また YOMIURI ONLINE の記事「梅開花一足早く、綱敷天満宮」によれば、福岡県築上町にある綱敷天満宮で梅が2日に開花しました。ただし福岡管区気象台の生物季節観測によれば、ウメの開花の平年値は2月2日ですが、まだ今年は観測されていないとのこと。
一方北海道では落雪事故が相次ぎ、5日に開幕する「さっぽろ雪まつり」の雪像作りも四苦八苦したそうです(気温「プラスの朝」、札幌で雪像づくり四苦八苦)。
さて、このような暖かさもつかの間、すでに2月3日の今日は全国的に平年並みに戻っているようです。
2013年2月3日
気象庁の気象統計情報をみると、2月3日22時現在の気温の状況については以下のとおり。
2013年2月3日日最高気温
2013年2月3日日最高気温(前日差)
2013年2月3日日最低気温
2013年2月3日日最低気温(前日差)
一部地域を除いて全国的に最高気温は急落。今朝冷え込みがそれほどでなかったところも、明日以降下がる見込みで、さらに関東地方では今週雪が降る予報すら出ています。
【2013.2/3 23:45追記】気象庁の気象統計情報の気温の状況を2月3日22時現在にアップデート。