そこに横たわるもの | 転職せずに残業ゼロにする方法~OL向けパソコン活用法

そこに横たわるもの

◆そこに横たわるもの

評価されない・・・の続きです。


課長 「実はね、君に何をしてもらったらいいのか、まだ決めかねてるんだよ。」

私  『やっぱり・・・』  ← 口には出してませんよ。一応。

異動前の現場担当だったときに役員から押された烙印=「あいつは使い物にならない」が、しっかり行き届いていて、会社の中で私がやることは何もなかったんです。


orz


ところが・・・

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その会社は当時、どういう訳か、コンピュータ化が非常に遅れていて、世の中「こんなのは当たり前にコンピュータでやってるだろ!」ってのまで、ほとんどすべてが手作業だったんです。


それなりに大きな会社なので、ホストコンピュータと呼ばれる大型計算機があるんです。

見たことありませんので、本当にあるのかどうかは疑問・・・いや、あるでしょう、たぶん。(笑)


で、そのホストから出力される昔ながらの「紙」。

ドットインパクトプリンタといって分かる人はほとんどいないかもしれませんが、ギャーギャーと大きな音を立てて、「字」だけを印刷する、線とか画像とかは印刷できない、旧式のプリンタがあるんですが、その類のプリンタで印刷された「紙」。

ホストからはそういう紙しか出すことはできません。

(ホストクラブのホストが持ってくる紙とはちょいと違う・・・)


表現がうまくないので伝わりにくいんですが、超大型電卓で計算した結果の、数字が印刷された紙だけが頼り、という感じです。


実際は、そのように作ってあれば、ホストでも紙以外に画面で表示することも可能なんですが、その内容というのは、集計結果の数字だけ、みたいな。

また、そのように作ってあれば、データを別のシステムへつなげて使うことも可能になるんですが、ホストのシステムも別のシステムも、作るのも直すのも目ン玉が飛び出るほどの費用がかかるので、おいそれとは開発依頼できません。



やっと、手作業の説明に入りますが、結局その「紙」の上に、電卓をたたいて赤で手修正しまくり、その結果をエクセルに入力して、資料を作る。

あっちの部署でも、こっちの現場でも、毎月当たり前のようにそういう不毛の作業が繰り返されていたんです。

元のデータはそこにあるので、そのままエクセルに取り込むことができれば、計算もすぐ終わるのに、あくまで紙でしか出てこないんです。

もう膨大なムダがそこに横たわっている。


ホストって、本当に融通が利かない頑固親父なんです。(私の親父と同じです・・・^_^;)

まあ、何十年も前、ちまたには電卓すらまともになかった時代に作られたコンピュータですので、仕方がありませんが・・・。


でも、私が orz だった当時、世の中では、もう既にパソコンが氾濫し始めており、環境の変化について行っている会社では、パソコンでかなりの処理までできる様になっていたんですね。


でも、その会社では、コンピュータ化とかシステム化とかそういう動きは皆無・・・。


>>次回へ続きます