評価されない・・・
課長!事務員が大変です の続きになります
エクセルやアプローチというデータベースソフトを使って、事務員の仕事をパソコン化しました。
でも、思ったほどの効果は出ません。
そこで、最後の手段に出ました。(いきなりかいっ!)
私 「システム・・・作ってみない?」
事務員 「私にそんなのできるわけないじゃん!!」
なぜ、私がシステムと言い出したのか?・・・・・
私は元々その部署でエンジニアとして仕事をしていました。
ある日、ちょっとしたきっかけで、個人として取引先から高い評価を得たんです。
その直後に異動を言い渡されて、現場の担当になり、半年もしないで課長になりました。
外圧に弱い日本を象徴してますね。(笑)
ところが・・・
私は自社の中ではあまり良い評価をされなかったんです。orz
自社では、私のように本音をいきなりぶつけて議論しようとする人間は、避けられるみたいなんです。
それまでも、自分より歳も役も上の人間で、『この人は本質をついてるな』と感じる人が、ことごとく排除されていることに気づいたのは、その頃です。
私は少しでも会社を良くしたいと思っていたので、周りのことを気にせず、いっつも全開の状態でした。
若い内はそれがやる気にもみえるし、それなりに評価されていたと思っていたんです。
でも、ここへ来て、ガッツリと評価を落とされました。
現場の部署で、最終的に私を課長にしてくれた役員は、それほど時を経ずして関連会社へ出向してしまいました。
そして直接の上司になった役員は、以前から私とは因縁があった人になってしまったんです。
その時点で、ちょっとヤバイかな?とは思ったんですが、現場を良くすることに集中すれば、何とかなるだろう、という甘い考えでいました。
でも、まったく通じませんでした。
上司が代わって最初の異動時期に、速攻で異動させられました。
そして戻ってきたのが、泣いてる事務員のいる部署なんです。
しかし、元々そこで積み上げてきた実績、担当者としての実績は、既に吹き飛んでいました。
ほんの2年半の期間で。
逆に、現場部門の役員に押された「あいつはダメだ。使い物にならない。」という烙印は、至る所に陰を落としていました。
私は異動前に15年やってきた専門の技術部隊ではなく、「総括」を担当する部門へ配属されました。
もちろん、課長ではありません。
給料は(減給をするほど悪いことはしてないので)課長と同じ分類ですが、役割は一般の担当者と変わらない立場です。
しばらくは、何をすればいいのか分からなかったので、そこで作業に従事したんですが、あるとき、そこの課長と話してて、言われました。
課長 「実はね、君に何をしてもらったらいいのか、まだ決めかねてるんだよ。」
そこで、始めて、そういう状況に置かれていることを、理解したんです。
つまり、現場をクビになった時点で、私を引き受けてくれる部署がなかったので、懐の広いその課長が拾ってくれたんですね。
・・・いえ、実はうすうす感じていました。
現場からエンジニアリング部門へ異動と言われて、歓送迎会での挨拶で、「あまりに言うことを聞かないので、クビになってしまいました」と言ったら、その役員は「いやいや、そんなことは・・(ウニュウニュ)・・」と思いっきり口ごもってましたから。(笑)
>>次回へ続きます