それは、自分の本棚の一番手の届くところに、
自分のレベルを上回る本を置かないということです。
意欲のある若者が背伸びしたがるのは常で、そうでないと
進歩できないでしょう。しかし、数学の初歩がわからないのに、
ゲーデルの不完全性定理を知りたいとか、やはり無理があるのです
。
いろいろな不備が指摘されても、小学や中学や高校の教科書は年齢
に相応したもので、とりつきやすいです。
受験でも、基本ができる前から、やたらと高度な本や問題集に手を
出すのはかえって非効率になります。
もちろん、辞書や、高度な参考書もあったほうがいいのです。
しかし、自分がいつも使うのは、自分に合ったレベルの教科書や参
考書や問題集だけに絞るわけです。
つまり、自分のレベルに合わせるわけですね。
こうすると、徐々に実力がついてくるわけです。