どうも、イッチーです。


前回のブログ から引き続き、テレビ特番


100円玉に愛をこめて2


についてブログを更新します。






【②ポーランドのチェチェン難民】


続いての話は、ポーランドのチェチェン難民のお話。


リポーターの斉藤由貴はチェチェン紛争の被害にあった


難民が集まる施設を訪れた。




ロシアとチェチェンの紛争は1994年に起き、


20万人以上の犠牲者を出した戦争である。


世界から閉ざされた戦争といわれている。


そんな戦争の被害者となったチェチェンの難民は、去年一年間で


8500人のチェチェン難民が陸路で続いているポーランドに


やってきたという。



こうした難民は、受け入れられたら施設にいることを許可される。


しかし、難民にチェチェンでの滞在許可が出たら、


難民はその施設から出ていかなければならないというのだ。


ポーランドの首都 ワルシャワ市内の家賃は最低でも約75000円。


お金も仕事も無いチェチェンの難民には、そんな厳しい現実が待っているのだ。





そして、ここからあるチェチェン難民の一家の話になった。


この一家は母親と4人の子供の一家である。


この一家は滞在許可が取り消され、正規の仕事ができないという。


しかし、こうした難民には、ポーランド政府から月々9万円の手当があり、


それをもとに生活をしているという。



そんな生活で一風、平和に暮らしているかのような家族。

しかし、そんな生活の中で子どもたちは突然泣き出すことがある。


子どもたちの情緒は施設を転々と歩いたせいで、


精神的に不安定になったという。


突然機嫌が悪くなり、泣き叫んでしまうという、


そんな精神的な病気にかかっているのだ。


そして、母親もPTSDという病気で頭痛になることがあるという。


過去に目の前で起きた、戦争という名の惨劇。


その過去の忌まわしき惨劇が、この一家に取り付いているのだ。


明るい未来を見つめたいのに、過去に取り付かれる一家。


そんな一家の長男は、幼くして自分の目で戦争を見たためか、


「将来はロシア人を殺す人になる」


とまで言っていた…。




この一家のお母さんは、


「なぜ、チェチェン人は殺されなけらばならないのか?


普通の人は幸せそうに過ごし、ともに助け合ったりする。


なのに、チェチェン人にだけはそうしたことがない。


神に毎日『なぜ、私たちから全てを奪うのか』と尋ねています」


と言っていた。







この家族のような人々のために、100円で何ができるのか?


その一つとして、斉藤由貴は


住居探しの手伝い


をした。


「こんな風にやさしくされてことはなかった。ありがとう」


と、母親は泣いていた。


今回の100円募金に立ち上がったのは


神奈川県川崎市のダンススクール


Japan Dance Scool カレッジJDS ジュニアダンスカンパニーに通う


子供たちであった。


子どもたちは踊りを披露しながら、募金を募った。


そして、集まった金額は10万2600円という大金になった。


このお金と一般募金の8800円と合わせた、


11万1400円を斉藤由貴は一家に渡した。





このお金をもとに、一家が次に住める場所を探した。

しかし探している最中、ある集合住宅では管理人の女性から


チェチェン人であるということだけで、入室を断られたという。


同じ母親であるはずなのに、


同じ人間であるはずなのに、



なぜ分かってくれないのだろうか…。




お金があれば、こうした現実を変えられるかもしれない。


けれど、お金だけでなく、誠意や真心でも彼らの助けにはなる。


そんなことを斉藤由貴は言っていた。






斉藤由貴が帰る時に、長男は自分の夢を見つけた。


自分の夢はカメラマンになりたいと言っていた。


チェチェンで起きたことを写真にして、世界にそれを伝えることができる。


そうして戦争という現実をやっつけるんだと言っていた。






撮影後、スタジオには一家からの手紙が届いていた。


何件も物件を周った後、


部屋を貸し出してくれる大家さんに会ったというのだ。


めでたし、めでたし、といったところか。





◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【イッチーの個人的な感想】


この話を見た時、戦争の傷跡の大きさについて改めて知りました。


貧困問題は多少は大学でも勉強しますが、


戦争とか世界平和については勉強してないので勉強になりました。




こういう番組を見ると、


戦争って誰が何のために起こすんでしょうかね?


戦争は国と国の争いとは言いますが、


全ての国民がそんな戦争を望んでいるわけがないと思う。


一部の人の衝動が、無関係な人まで巻き込む愚かな行為だと、


そう思います。




また、難民の方々の生活についてですが、


やっぱり難民の差別って大きいんですかね?


なんか、一家の受け入れ先を探しているときに、


大家さんから「チェチェンの難民だから」という理由で


入居を拒否されたシーンを見た時、なんだか切なくなりました。




もし、自分たちがそういう立場に立たされ、


こうやって周りの人に無条件で見捨てられたら・・・


相手のことを考えられるような心を持つ人が増えてほしいと、


そう強く思うばかりです。




まだまだ、日本が報道しないだけで、


世界には多くの地域で戦争が起きていると思います。


戦争を止めるためにも、


貧困問題同様、


僕たちは戦争が起きてしまう構造について


まずは理解しないといけないのですね。




同じお金を使うなら、兵器をつくるためではなくて、


笑顔を作るために使いたいですね。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

というわけで、長く文章を書きましたが、


これでもまだ番組の半分。


今日はもう寝るので、また明日あたりにでも続きを書きますね~。


それでは、おやすみなさ~い☆





続く