がぶっ!と地球まるかぶり

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おかげ様で世界一周できました!!

ロサンゼルスから日本へは日系のエアラインで飛びたかったけど

どうしても、金額の折り合いがつかず大韓航空に。


でも、逆にこれが正解で、心温まるキメ細やかなサービスに

感動的な味のビビンバ。


エンターテイメントだけじゃなくて、空のサービスもお隣韓国に

差をつけられていることを実感。


そういえば、この旅でも、世界中で韓国の若者に出会った。
オセアニアでもヨーロッパでもアメリカでも、横の繋がりが強いと言われる

韓国の若者は今や日本人以上にどこにでもいる存在のように感じた。


さらには中国人。

特にアフリカや南米での中国人及び中国企業の進出は目をひいた。

おかげで、アフリカや南米では、よく中国人に間違えられた。

どこででも生きていける彼らのバイタリティは凄い。


日本の僕らは、もっとこの二つの隣国から敬意をもって学ぶべきではないか。

そうすることで、自分達が大切にすべきものも、自ずと見えてくるのでは

ないかと思う。


あと、数時間でいよいよ成田に着く。

そう思うと、どちらからともなく、自然とこの旅を振り返りだした。


まずは、初めに訪れた中国。

中国は10年前に訪れたときから大変貌を遂げていた。

近代化されたビルに高級乗用車、かつての自転車は電気スクーター

に主役の座を奪われていた。


でも、近代化の一方で空気の汚染や街の汚さ、マナーの悪さが目についた。

特に田舎は酷く、美化意識の低さやマナーの悪さについては経済成長率と

ともに世界でも指折りではないかと思う。


しかしながら、そんな中国で異彩を放っていたのが九寨溝。


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その美しさはまさに神秘的で、季節や天候、時間によって刻々と変化する表情。

とても1回訪れただけでは、その美しさの全てを受け止めきれないと思わせるほど

の世界遺産だった。


そして、次に訪れたチベットでは、民族問題について考えさせられた。

未だ続くチベット問題、さらにはその標高のおかげで、僕らのような旅行者に

とってはもの凄く旅のハードルが高い国の一つだった。


でも、そんなハードルの高さがあるからこそ、観光客も少なく、ごく自然に残る

チベット文化圏を味わうことが出来たのかもしれない。

何より、世界一と言われるその空の青さは、素晴らしかった。


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あの後、世界中で真っ青な空を見てきたけど、やっぱりチベットの青は凄かった。

チベットで忘れられない思い出になったのが、命がけで行った

標高5300mのエベレスト・ベースキャンプ。


途中、これでもか!という悪路を駆け抜けながら、シートの上を飛び跳ねる

お尻の痛みに、旅をしている感触を楽しんでいたような気がする。


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やっとの思いで着いたベース・キャンプでは、まさかのと言うか予想通りの高山病。

夜中にかけて症状が悪化して、急遽下山した時は本当に悔しかった。

たかちゃん、その節はご迷惑お掛けしました。


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おかげ様で、無事に帰国の日を迎えることが出来ました。

中国とチベット。

難しい問題だけどチベットの人がこれまで通りの文化を保つことが

出来るよう祈ることしか、今の僕には思いつかない。


そして、チベットからの険しい国境を越えて入ったネパール。

インド・中国と大国に挟まれたネパールでは、食文化も見事にミックスされて

あまりのメシの美味さに、つい長居してしまった。


重たくなったカラダでトレッキングしたアンナプルナの自然の素晴らしさと

まるで地獄に続いていくようなチョムロンの石階段の苦しみはきっと一生

忘れないだろう。


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アンナプルナのベースキャンプで見た朝焼けは、そこが神の領域であることを

改めて気付かされたほど、感動的だった。


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チベットを抜けインドに入った僕らを待っていたのは、まさに「インド」だった。

聞きしに勝るインドのカルチャーに「常識とは何か?」、が暫くは頭の中から

離れなかった。


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でも、そんなどうでもいいことが頭から消え去った時、インドのことが無性に

好きになった。


ただ、そこにいるだけでイベント感溢れる国インド。

どんなハードなアクティビティもインドを旅することに比べたら低刺激。

でも、そんなインドにどうしても疲れたら、タージ・マハルへ。


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僕らが今まで世界中で見た建造物の中で一番美しかったここが

インドの喧騒と埃、カレーの匂いで疲れた五感をきっと癒してくれるはず。

それにしても、インドで食べたカレーは美味かった。

またいつか、カレー食べるためだけにインドに行ってもいいくらいだ。


インドの後に訪れた東南アジアは、もう何度も訪れているせいか

あの強烈なインドの後だったせいか、完全にホームグラウンドのような気がして

新しい刺激や感動が乏しかった。


おかげで長期の旅では行く順番もかなり重要だと気付かされた。

それでも、カンボジアのアンコール・ワットは素晴らしかった。


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その昔、タイに留学していたくせに、ポル・ポトの残党が怖くてここに来れなかった

たかちゃんが、10数年越しに見ることが出来て良かった。


次に渡ったオーストラリアでは、パースで偶然にも元同僚に再会した。

世界は狭い狭いと言うけれど、本当に狭いなぁと心から感じた瞬間だった。


自然の宝庫タスマニアでは、生きてる動物・死んでる動物ともにたくさん見た。

それだけ、野生の生き物が生息している豊かな生態系があるということか。

タスマニアの自然が生み出すその雰囲気、さらには初めての海外車中泊の

切なさと寂しさは忘れられない思い出となった。


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そして、旅の途中で、一度は移住を考えたほど気に入ったニュージーランド。

中でも、素晴らしいのは南島の人達の優しさと自然の美しさ!

後にも先にも、あんなに素晴らしいドライブルートは世界中に見当たらない。


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あまりの気持ちよさに、2回もポリスに止められるというオマケもついたけど

それも今になってはいい思い出。

オマケと言えば、立ち寄ったクライストチャーチで偶然にも出会った奇跡の夕焼け。


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走っているクルマは、路肩に止まり、家々からは人がぞろぞろと出てきて

神秘的に染まっていく大空の変化に目を奪われていた光景は

空の色と同じくらい異様だった。


ニュージーランドでは楽しみにしていたトレッキングも、もう嫌になるほど

十分満喫できた。


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トレッキングの中で出会った数々の風景や同じトレッカーとの触れ合い

さらには、快くヒッチハイクに応じてくれた世界中の人々の優しさは

忘れられない。


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そうそう、死ぬほどきつかった、ホリフォード・トラックにいくつも架かっていた

3本ワイヤーの橋を、初めて渡った時の怖さも忘れられないニュージーランドの

思い出の一つ。


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そして、初めて上陸したアフリカ大陸!!

何と言っても南アフリカにあるクルーガー国立公園でのサファリは最高だった。

ゾウの群れにキリンの群れ、シマウマやヌーの大群など盛りだくさんの

内容だったけど、一番は夢にまで見たシロサイとの出会い!


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危うくルールを破って車から降りて近づいていきそうだったけど、間近で見る

シロサイはとっても野生的(と言うか野生)で怖くて、とても足を踏み出す雰囲気

ではなかった。


危ない危ないと言われていた南アフリカだったけど、サファリにトレッキングに

ビーチにワイナリーにと見所は盛りだくさんだった。

危険を差し引いても、また行きたい国ベスト5に入るほど、僕らにとっては

魅力的な国だった。


でも、あの貧富の差は酷い。

煌びやかな豪邸に住んでいる白人に掘っ立て小屋に住む黒人。

かつての名誉白人がどの面下げて言えるのかとも思うけど

あれでは犯罪が起きても仕方がないなと思うくらいの格差だった。



ナミビアはナミブ砂漠に尽きる。

たかちゃんがずっと行きたがっていただけに、過酷な道のりの後でも

このはしゃぎ様。


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昼と夜に挟まれたほんのひと時、朝陽と夕陽に染まるナミブ砂漠の美しさが

今日もあの場所で繰り返されていると思うと、不思議な気持ちになる。


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その後のアフリカ北上はかなり辛かった。

結局、この後のアフリカの旅が過酷過ぎて、二度とこんなに楽しそうな

たかちゃんの姿を見ることが出来なかった。


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そんな辛いブラックアフリカだったけど、得るものはたくさんあった。

底抜けに明るい彼らに触れて、人生を楽しむ、いや、瞬間瞬間生きることを

楽しむことが大事だという事に気づかされた。


辛いなら叫べばいい。

悲しいなら泣けばいい。

楽しいなら思いっきり笑えばいい。


感情を押し殺して我慢して生きるよりも

笑われてもいいから、彼らのように素直な自分をさらけ出して生きたいと思った。



ウガンダからロンドンを経由して再び西アフリカのモロッコに再上陸した時は

あまりに目まぐるしく変わる環境に、どれだけ綺麗事を並べても、この世の中には

「持つもの」と「持たざるもの」がいるということを痛感させられた。


モロッコで何より忘れられないのが、僕がこの旅で一番感動したサハラ砂漠。


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ただただ、どこまでも広がる砂の世界。

そして、そんな一面の砂世界で過ごす何にもしない時間。

砂漠の民の生活ぶりは、普段、日本でモノに囲まれて暮らしている

僕らにとっては考えられないほど質素なものだった。


何にも無い砂漠の真ん中で過ごした時間は、自然に自分と向き合える

過酷だけど最高の環境だった。


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もう一度行きたい場所は?

と、聞かれたら僕は真っ先にサハラ砂漠と答えるだろう。



その後のスペインときたら、それはそれはステキな街の連続だった。

グラナダにコルドバにセビリアに・・・挙げればキリがないけど

アンダルシアの街はどの街も魅力溢れてて、地元の人はどこか誇らしげ

だった気がする。


中でも、コルドバで見たパティオ祭りの美しさはため息と感嘆の連続。

国が違うと感性がここまで違うものかと、人々の美的感覚に驚いた。


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スペインはどこに行っても見所満載、食べ物も美味しくて、のんびりペースの

僕らもついつい観光疲れになる程だった。


そして、忘れてはいけないのがスペインのバル。

ああいう居酒屋文化は世界広しといえども、日本とスペイン

くらいじゃないかと思う。


ブログタイトルが「かぶっ!と地球まるかぶり」なだけに

多くの友人が世界中でゲテモノを食べてくる旅だと勘違いしていた。

ゲテモノはあんまり食べていないけど、食べたいものは

「せっかくだから・・・」という殺し文句で全て平らげてきた。



イタリアのタオルミーナでは、プチセレブ気分を満喫し


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南アフリカのケープタウンではシーフード料理に舌鼓を打ち


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ロンドンでは美味い肉をガツンと喰らい


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ニュージーランドのクィーンズタウンではラムを堪能


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貧乏旅行で奥さんに過酷な旅をさせて・・・

と、巷ではそう思われているけど、振り返れば意外とメリハリつけて楽しめたよね?

たかちゃんに確認してみる。


多分、この1年で通算すると、ワインとビールで1トンは飲んだ。

牛は2頭くらい、鳥に関しては100羽は喰ったはず。

その証だけは、しっかりと身に付けて帰国できる。


身に付けると言えば、たかちゃんは凄いものを身に宿しての帰国となった。

たかちゃんの体調不良をずっと、飲み過ぎだとばかり思っていただけに

ハンガリーの病院でモニターに映るパクパク動く心臓を見た時にはかなり驚いた。


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一生懸命パクパク動く豆のような存在が、今日まで少しずつ大きくなって

きたんだなぁと、隣りのたかちゃんのお腹を見て思う。


その後、訪れたドイツでは、ホストの彼等がたかちゃんの体を気遣ってくれた

おかげで、快適に過ごすことができた。

いつか彼等が日本に来たら、無理にでも休みを取って、色んなところに

連れて行ってあげたい。


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たかちゃんのつわりもあり、なるべく快適に過ごせるように予定より

長めに滞在したヨーロッパ。


一つ一つの国に独自の文化があり、一つ一つの街に歴史があった。

素敵な街も多かったけど、振り返るとそんなに印象に残っていない。

多分、僕らには街よりも自然のほうが性に合っていたのかもしれない。



初めての南米はかなりの日程短縮で、急ぎ足だった。

アルゼンチンでは肉とイグアスの滝くらいしか思い浮かばないけど

色んな人との出会いがあって楽しかった。


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チリのイースター島では、本当に何にもない島で、久し振りにゆっくりとした

時間を過ごすことが出来た。

何より、モアイの癒し効果でアメリカに向け気力を養えた気がする。


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一時は諦めかけた南米だったけど、頑張って行って本当に良かった。

次、いつ行けるか分からないけど、標高が高くて行けなかった

マチュピチュやウユニはいつか必ず行きたい。



そして、いよいよ最後の大陸となったアメリカ。

強烈にギラギラしているラスベガスと大スケールの自然の両方が楽しめる

世界中探しても他に見当たらない場所。


あまりのスケールの大きさに、どう表現していいのか分らないほどの大自然。

言葉と写真の力ではどう表現することもできない。

アメリカだけに見えている景色が、CGじゃないかと勘ぐりたくなるくらいだった。


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そんな大自然は、時に荒々しく、時に神々しく、その圧倒的な存在感で

目に見えないパワーを放出していたように思う。


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次は必ず、グランドサークルのエースと言われるヨセミテ国立公園

に行って、憧れのジョン・ミューア・トレイルを歩こう。


アメリカ西部を旅していて強く思ったことが一つある。

それはよく言われる日本の欧米化について。

ヨーロッパとアメリカを続けて(途中に南米を挟んだものの)旅すると

両者の生活スタイルや街並みが全く違うことに気付く。


欧米化欧米化と言われているけれど、今の日本は完全にアメリカ化

しているのであって、とてもヨーロッパには近づいて行っていないような気がする。

僕の感覚では、ヨーロッパ諸国は忍び寄るアメリカ文化を何とか食い止めようと

しているのが感じられた。


日本はこれからもどんどんアメリカ化していくのだろうか。

それだけは嫌だなぁ~。

僕らは便利さと快適さを得るのと引き換えに、大事なものを一つ一つ

失って行っている気がする。


手遅れになる前に大事なものを僕らの手に取り戻したい。



そして、ラストフロンティア、アラスカ。

今は下から見上げることしか出来なかったマッキンリーにいつか登ってみたい。

きつい事と苦しいことが嫌いな僕にそう決意させてくれるほど、その堂々たる

山塊は何か惹きつけるものがあった。


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手付かずの自然がまだまだ残るアラスカの大地をいつかバックパックを背負って

時には歩いて、時にはカヌーで、そして疲れたら、時にはちょっとずるして

ヒッチハイクでゆっくり周ってみたい。

次、来るときはフェアバンクスで見れなかったオーロラを必ず見てやろう。


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夢だった世界一周の旅も、いよいよ終わりを迎えた。

当初は2~3年のつもりだったけど、まさかのオメデタできっかり1年の旅程

となったけど、何とかギリギリ6大陸を周って世界一周することができた。


振り返れば、全部、楽しかった思い出ばかり。

辛かったことや苦しかったことも時間と共にいつの間にか楽しい思い出になった。


こんなに1年間楽しんできたのに、世界一周ベイビーというステキな

お土産まで付いてきて、今度は、子育てという楽しみが待っていると思うと

胸がワクワクする♪


さて、次はどんな人生を楽しもうか?

たかちゃん、振り落とされないようにしっかりつかまって来てね~!!


ニューカマーも登場する、くに&たか一家を今後とも宜しくお願いします!!

旅の途中で出会った方々、日本にいて応援してくれた方々

皆さん!1年間本当にありがとうございましたぁ~!!


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くに&たか

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