【D流 記憶術】メンタルグルーの使い方 | カリフォルニアの建築家日記

【D流 記憶術】メンタルグルーの使い方

【D流 記憶術】
メンタルグルーの使い方(瞬間接着剤)

この記事はD流 記憶術: 本編と関連して発行してマス。

本編を読む
 


今回は情報(イメージ)と情報を関連づけるための接着剤(メンタルグルー)の使い方を練習しよう。

ポイントはどうしたら「忘れられないストーリーを造るか?」だったね。

1 物語で登場する情報(イメージ)は明白で詳細な画像にすること

2 
接着剤(アクション)は“生き生きした感情”にすること。 
アクションは沢山の動きがあり、感情が激しければ激しいほど良い。 大泣き、大笑い、痛い、メチャクチャかわいい、苦しい、 etc


3 ストーリーの内容は大げさにすること。
現実離し、バカバカしく、面白く、悲しく、痛々しく、うるさく、クレイジーな内容。
他にも、叩くことを繰り返す、通常の物を100倍にする、etc





“ツリーリスト”を使って練習しよう。


ツリーリストをまだ覚えていない方はここで終了デス。
読んでも全く意味が分からないし、頭の変化を体験することができないからね。
記憶術 その1を読む





【例題】
以下の情報を順番に覚えなさい。

消しゴム、人参、スイス、伊藤、玄関

※覚える内容は様々なので関連性のないランダムな情報を例として説明しマス。



声を出して一つ一つ発音してみてください。
また、一つ一つ明白に思い浮かべながら。

今までにやっている方法でいいからトライしてみて。。


消しゴム、 人参、 スイス、 伊藤、 玄関


伊藤、 スイス、 人参、 玄関、消しゴム



 人参、 消しゴム 伊藤 玄関、 ドイツ 



玄関、 伊藤、 スミス、 人参 消しゴム



人参、 消しゴム 加藤 玄関、 スイス





「さて、最初の例題で示した順番に並べ替えてください。」




これが、3ヶ月後の頭の状態。
順番も情報もグチャグチャだよね。



一般に、人は4つ以上を同時に覚えることは難しいと言われているんだよ。
自宅や学校のスイッチを見てみて。 
スイッチも5つ以上横に並んでいないと思う。

これは脳の記憶と深く絡み合っていて、
通常は3つぐらいだよね。

短期記憶との関連性にあるんだよ。
言ってみれば、「忘れるようにできている」だけ。

だから覚えていなくて当然。


普段みんなはこの短期記憶の部分を利用して覚えようとしているんだ。
だから、覚えることに苦労する。 ⇒ 数稽古というわけ。



さて、もう一度、先ほどの情報を順番に書き写してみて。
カンニング無し!

できるかなぁ?


もっと忘れてくるよね。
一つ一つイメージしたのにね。。


情報はイメージだけではダメ。
いくらこれを繰り返しても、3日経ったら忘れちゃうよね。



この例題はランダムな情報を順番に覚えることが目的。

さて、“ツリーリスト”を使ってみよう。
※ツリーリストは前回の記事に沿って練習すれば、必ず身に付くよ。
だから、既に頭に入っていると過程するね。



“順番”はとても大切な記憶の目印。
脳は情報の“差別化”として利用するんだって。


昔、今、未来となど、時間を軸に使ったり、
上、中、下などの重力で順番を決める。
数字:1、2、3、は無限に順番をつけることができるよね。
脳はこのような既に知識として覚えている情報を使い、“差別化”するんだよ。


でも、時間、重力、数字のような情報は“手に取ってさわれないもの”なので記憶に時間がかかっちゃうんだ。

だから、かなりの時間を経て“数稽古”を積まないと長期預金へ貯金することができないんだよ。


そこで利用するのが、“ツリーリスト”。

1は木だったね。

“木”というイメージと“消しゴム”をメンタル・グルーを使ってくっつけるよ。

「消しゴムでできている木」

これはタブー。 “ありえる話”だし、全然普通。 しかも“アクション”がないでしょう?

もっと子供心でクレイジーなイメージ(動画)を創造してみよう!



創造力を使って頭の中で強くイメージしてみてね。
最初はゆっくり創造しながら読んでみて。

「馬鹿でかい大木(寿1000年!)の幹から溶けた消しゴムが流れだしてくる!どんどん流れ出てきて、固まってくるぞ!根元の所まで流れ出してきて、自分の足元まで消しゴム流れて固まってきた!」

物語(動画)を最後に自分と絡める(からめる)ことが大切!
いかにも自分に起きているかのように創造すること。←ハイそうです。クレイジーです 笑

溶けた消しゴムの匂いとか、自分の足まで流れてきた時の“あせり”の感覚。

匂い、色、手触り、など、全ての感覚をここで使うことが秘密。

つまり、メンタルで“体験”してしまうというわけ。



次、人参。
どうやって覚えようか?
2はスイッチだったね。

「スイッチを人参でオンにする」

“つまんなぁ~い!” 退屈だよね。
普通だし、“あり得る”。  これじゃ覚えられないし、絶対に忘れる。。。。


もっと、クレイジーな事件はないかなぁ?
さぁ、創造力を使って楽しくやってみよう!

こんなのはどう?


「日曜日、家のスイッチを見たら、近所の子供がイタズラしていてスイッチが爆発していた!そのスイッチのワイヤーを恐れ恐れつなげたら、天井から1万個の人参が頭上に落ちてきてた。。。。その姿をイタズラ子供がみて笑ってる!」


自分の感情に注意してみて? どんな気分かなぁ? 
怒っても、楽しい思いでとして笑っても、自分次第。



次はスイス

「スイス製の椅子」はダメ。

でも
「椅子の形をした1000個のスイスキャンディーを口の中に詰め込んだ~!」 は面白いかも。



次は伊藤さん

友達に伊藤さんという方を知っているなら、そのまま使おう。
知らない場合は“伊藤博文”とか“糸”でもよいよ。
4 車とつなげるよ。

“真っ赤なオープンカーで銀座の歩行者天国を運転。 突然、横に座っていた友達の伊藤さんが突然音楽のボリュームを最大にして、ダンスを始めた! しかも逆立ちをしながら一緒に踊ろうってさぁ!”



最後は玄関

平手と玄関。。


Hmmmmmmmmmm.


“突然、ジャイアント馬場が現れ、自宅の玄関に空手チョップを連発し始めた!
このままじゃ玄関が壊れてしまうので、なんとか止めようと、彼の腕に飛びついた。。
でも彼の平手チョップは大きくて自分も玄関へ激突!”



という具合。
今回はたまたま、痛々しい状況が多かったけど 笑、
すごく嬉しくてジャンプして喜んだとか、嬉しさのあまり大泣きしたとか、
ケースは様々.  




さて、、

さっきまでランダムで何の意味も無かった情報。
ちょっと考え方を変えるだけで一瞬に覚えることができる




テストではこんな質問をしてくるかもしれないね。

質問
「5つを選択し、◯◯の順番に並べなさい」
1_____
2_____
3_____
4_____
5_____



簡単でしょう?

例えば、2番のスイッチ。

スイッチって創造した瞬間、全てのストーリーが頭に浮かんだと思う。
最初は「わぁ~、人参が!!」という自分の感情。

これが大切なんだよ。 


これが、D流 記憶術。


誰でもできる!

それから、本当に簡単! 

この特徴をどんどん応用していけば、どんなに複雑な情報も一瞬で思い出せることができるようになるんだよ。


5、4、3、2、1 でもすぐに創造できると思う。


応用してこんな覚え方もある。
1から5を一つのグループとして覚えてみよう
例えば、

”1、ドロドロに溶けた消しゴムが、 2 大量の人参に絡み付き、3スイスキャンディーの原料になっていて、4 伊藤さんが口に入れるところを自分が「それを食べちゃダメ!」って言ったら、5ジャイアント馬場が平手チョップで車をメチャクチャにしてしまった”


バカバカしい? 
こんなのかっこわるい?
クレイジー?


笑 笑 笑


理屈より効果だよ。 笑


もし、8時間かかる内容を1時間で覚えることができるのなら。。
どんなに人が笑ったっていい。
誰にも迷惑かけてないんだし、
普段、こんな覚え方してるなんて人に言ったことないしね。
(今回ブログで初公開。 これこそ、クレイジー!笑)

それは“おかしい”のではなく、”Smart”(賢い)なんじゃないかなって思うよ。

もし、12時間かかる仕事を2時間できちんと終わられ、残りの時間を趣味に徹するのはダラダラしているのではなく、SMART:) だと思うけどなぁ


当時時間が足りなくて、覚えられなくて、丸暗記も通じない環境で養った逆説的な記憶法。

1 ロジックに沿わない物語
2 現実離れしている物語
3 とにかく、クレイジー!

これが、「忘れたくても忘れられない条件」なんだから。。。

理屈なんて、どうだっていいじゃん? 


子供心で考えてみるとね、、本当に面白いよ。

だって絶対に忘れないんだから。。。 こんなふざけた過激なストーリーは。。笑


だから、見かけや常識なんて忘れて、
こんなクレイジーな動画(映画)を頭の中で創造すれば
忘れたくても忘れない。。。。


「一瞬にして脳裏に焼き付く。」



これが狙いさ。



今日話したストーリーを6ヶ月後にもう一度質問したら、
みんな必ず覚えていることに気がつくと思うよ。


これは魔法じゃない。
超能力でもない。
みんなが平等に持っている脳の機能の一部(長期預金)を自分の意志で使っただけ。



だから、「理屈はどうであれ、効果あり」ってこと。 




もう少しだけ、応用してみよう。

さっきまとめた内容を今度はもう一つのリスト“ルームリスト”を使って保存する。

そうすると、沢山詰まった情報の動画(映画)が沢山の引き出しに詰まっていることになる。 その可能性は無限大。


例えば、
3年前、自分の誕生日に内田さんからきれいなガラスのコップをもらったとしよう。
そのガラスのコップにはきれいなバラの絵が書いてある。


「キッチンの食器棚から誕生日に内田さんからもらったコップを取ってきて。」

っと言われたら、

当然、内田さんの顔やコップが自宅の食器棚のどこにあるかというイメージが思い浮かべられるよね。  しかも、取りにいく前に。。。

3年前、誕生日、内田さん、 自宅、キッチン、食器棚、食器棚の何段目、etc

コンピューターを使って考えると、沢山のデーターの中から、池田さんからもらったコップを一瞬に探し出すわけだ。

しかもそのコップはガラスでできていて、大きさ、模様、手に取った感触まで覚えている。




これが、人が持つ記憶の素晴らしさ。



世界一早いコンピューターでも追いつくことができない
頭脳をみんながもっているんだよ。


では、
「ドロドロに溶けた消しゴムをキッチンの冷蔵庫に入れておく。」

自分が冷蔵庫を開けているところを創造するだけでいいんだよ。

創造できたら、ストーリを造る。

「消しゴムの匂いが他の野菜について臭いよね。。」
「冷蔵庫に入れて消しゴムが固まるかと思ったら、逆に冷蔵庫が沸騰してきた!
もう厚くて厚くて止まらない。。。汗。  どうしよう。。」

きちんと“創造”しなっちゃダメだよ。
しかも鮮明にね。



これで準備OK.

将来思い出したい時は、
頭の中で家の周りをみて、「冷蔵庫」を見つければ
「沸騰寸前の冷蔵庫」が即座に脳裏に浮かび、
その瞬間から消しゴム、人参、スイス、etc 
というように面白いように浮かんでくるわけ。


一つの物語に沢山の情報を積み込む。
その情報は感情で一つの仲間にしてしまう。

その一つの仲間(沢山詰まった情報)をもう一つの引き出し(場所)に保管する。
情報と場所も感情でくっつける。


全ての情報をイメージする⇒イメージ化

イメージとイメージをつなげるのは“アクション”(感情)
⇒動画化(映画)


映画は全て、
面白くて、悲しくて、ビックリして、大げさで、常識はずれで、ロジックに反する。

とにかく、
「子供心で生き生きしている映画を観ればいいだけ」



それだけ。  シンプル。
だから 誰だってできる。




What is your willingness to accept change?




こんな記憶の仕方があってもいいんじゃない?







See ya,

D