プレミア12 | 江戸川くんの独り言…
小久保監督辞めないようですね…

それはそれで図太いというか厚かましいというか、強いメンタルを持たれているんだなぁって、感心してしまいます。

今更ながら言うのもなんですが、正直、小久保監督になった時に『何故?』ってボクだけでなく、世間の普通の野球ファンの方々も感じたはずです。
監督どころか指導者経験すらない人をいきなり全日本の監督にってのは、荷が重いって以前の問題で、常識ハズれも甚だしく思います。

全日本の監督を、原さんや星野さんに断られ、WBCで負けた山本浩二元監督が辞めた後に、誰も引き受けたくない貧乏クジみたいな感じで、困った末での『じゃあ小久保監督で』って選ばれ方だった記憶です。
監督をされている人たちの年齢層もだんだんと若くなってきて、今更、野村監督ってわけにもいかなかったんだと思いますが、やりたがってる方にさせてあげた方が、まだマシだったんじゃないかと今更ながらのボクの気持ちです。
全日本の監督が、ボクら世間の人たちが思う以上に精神的にキツイ仕事であることはわかってるつもりですが、負けた時に、世間に納得させられる言い訳をヘリクツであってもできるメンタルのある方でないと務まらないと思います。

小久保監督の現役時代から引退後まで、ホークスとジャイアンツで主将経験だけはあるものの、ここぞという大きな舞台で勝てた経験がなく、みっともなく負けているイメージしかボクの中にはありません。

対戦前に継投策を世間に公表したり、国際試合をただのオールスター感覚の余興としか思っていないような気がしました。
そんなことするから、韓国のような執念深いチームに逆転負け食らうんです。
打てない大谷は捨てて、その後に投げる則本を打ち崩すことだけに執念を燃やせば、おそらく韓国でなくても勝てたと思います。投手を何人継ぎこんでも終盤まで僅差を維持できれば、小久保ジャパンになら勝てる勝機は、どのチームにも存分に出てくるように思います。
大谷がいくら絶好調でも、多くの好機に追加点が全く取れない展開にハッキリ言って逆転負けの予感しかせず、途中観てるのがかなり辛かったです。


小久保監督が選んだ選手選抜も、各球団のクリーンナップ級の打者、エース級の先発投手ばかり集めた、お祭り感覚のかなり偏ったバランスの悪すぎる選び方でした。

打線は『攻撃的』と言いながら、ただ遠くに飛ばすのが得意な打者ばかり並べただけでした。相手側からすりゃ、クオリティ高い投手を人数継ぎこんで、投げさせたら楽に抑えられるように思うんです。小技の利く相手投手の嫌がる川端さんや今宮さんや中島さんをほとんど使いませんでした。
あれだけ攻撃的な打線組んだら、代打出すタイミングもなかったと思います。
最後の松田さんに代えての代打中村さんの意味が全く理解できませんでした。途中外れた中村さんを最後に出してあげようって計らいが、素人の草野球的な感覚にしか思えませんでした。
あれじゃあ、ライオンズの4番バッターがイイ晒し者です。

投手陣も、中継ぎ経験のある投手が極端に少ないどころか、まともな中継ぎ専門の投手は増井さんだけだったように思います。他は2015年限定の中継ぎ初心者ばかりで、国際試合のような大舞台に通用するような中継ぎ投手が駒不足すぎでした。
大谷を代えた後の継投策が、相手側からすりゃ打たせてもらえる継投策にしか思えず、
あの場面で松井を出すなんて意味がわからなかったです。増井さんを出した時には手遅れだったように思います。
絶好調の大谷を代えるのであれば、韓国のように何人継ぎこんでもゼロに抑える継投策をするべきでした。

日本に勝つことに執念燃やしている相手チームに対して、あまりにも浅はかな、草野球感覚の采配だったように思います。



ペナントレース中、プレミア12って国際野球がどんな大会か、ハッキリ言ってほとんど興味が湧かなくて、開催されてやっと、やっているのなら観てみようってくらいの感覚でした。
それもおそらく、振り返ってみれば、侍ジャパンの監督が小久保監督だったからだと思います。

日本プロ野球の監督の面々が若くなっていくのはいいことなのかもしれませんが、国際試合の監督はもう少しちゃんとした人を選んで欲しかったです。



オリンピックに『野球』が復活するために、世界的に『BASEBALL』を広めるには、日本ばかりが優勝するのも良くないことなのかもしれませんが、負けた相手が韓国ってのが、かなり悔しく思えてしまってしょうがないです。

監督が小久保なら、韓国の方がはるかに勝つ野球に前向きで、おそらく次のWBCでも勝てないでしょうね。