(↑映画『起終点駅 ターミナル』公式サイト)
果ての街・釧路。
息を潜めるように生きてきた鷲田完治(佐藤浩市)のもとに、
ある日、椎名敦子(本田翼)が訪ねてくる。
その薬指には赤いマニュキュア…
25年前の消せない記憶が完治の胸によみがえる。
佐藤浩市(鷲田完治) 本田翼(椎名敦子)
中村獅童(大下一龍) 和田正人(森山卓士) 音尾琢真(大村真一)
泉谷しげる(南達三) 尾野真千子(結城冴子)
原作:桜木紫乃「起終点駅 ターミナル」(小学館刊)
脚本:長谷川康夫
音楽:小林武史
監督:篠原哲雄
主題歌:MyLittleLover「ターミナル」(TOY'S FACTORY)
(敬称略)
『起終点駅 ターミナル』予告
『マジックアワー』を観たときの衝撃です。
『THE 佐藤浩市』という感じで、佐藤浩市サンの俳優としての深さを心の底から味わえる作品です。
佐藤浩市サンがカッコよく、独りでいてもこんな年の重ね方をしたいなぁって思いました。
正直、観ようと思う気持ちのなかった作品だったのですが、テレビでの番宣で、ザンギを料理する場面など、オトコ料理の場面があると知って観てみようかなって思いました。
『生きてさえいればいい、生きていてくれさえすれば…』
重みのあるセリフが多く、涙を誘う場面もいろいろあったのですが、
『学食の昼飯は、一番高いAランチになりました。』って場面が一番泣けてしまいました。
本田翼サンのような若い女の子相手に、ボクなら最後の佐藤サンのセリフは言えなかったと思いますw
そこが、佐藤さんのシブい大人のオトコなんだろうなぁって、オトコとして深さを感じました。
本田さんも、その言葉をもらったからこそ、先の人生、前だけを見て突き進んでいく未来が見えたように思います。
あの場面の演出は、原作通りなのか監督の意図なのか、深みのあるイイ場面でした。
終点を決めず、いつでもスタート地点として出発できるという気持ちが大事って思った深い素敵な作品です。
水曜日のカンパネラ『シャクシャイン』
本田さんの実家の漁村『厚岸(あっけし)』…
『そこのみて光輝く』(過去記事)に出てきた場所に似てましたが、違う場所なんですね…。。
ザ・マジックアワー予告