- 大人の恋愛物語だと、宣伝していませんでしたか?
- 観てびっくり、聞いてびっくり!
- これが、大人?
- 恋におちることは出来ても、愛を育てられない人たちの話じゃないです?
- おしゃれ? スタイリッシュ??
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- closer / クローサー
Julia Roberts, Jude Law, Natalie Portman, Clive Owen 豪華キャスト、美男美女4人がくっついたり離れたりの話なのですが、
「もう、みんな、廊下に立っていなさいー!!」
と、私が先生なら言っていますね。
あるいは、私が馬なら、全員順番に後ろ脚で蹴り飛ばしてますね。
なんで、そこでそういう決断するかなあ??
正直に何でも真実を話せばいいってもんじゃあ、ないでしょう?
嘘をつくなら、つきとおすくらいの覚悟はないのか??
泣くな~!!
と、とにかく
「あかんわ、この人たち・・・」 の連続。
中でも、一番ダメ男の Jude Law。
Julia Roberts を返してほしい、と Clive Owen に泣きつきに行ったのに、代わりに Natalie Portman の居所を教えてもらって、「ありがとう」って感謝してるし・・・。
もう、笑ってしまいましたね。 要するに、誰でもいいのか、君は。
最後にすべてに見切りをつけた Natalie Portman だけでした、見所のあるのは。
最後まで嘘を通したのも、彼女だけ。
人間、誰しも弱いところもあるだろうし、意志の強さで乗り切れないところも、人を傷つけてしまうこともあるとは思います。
自分だって、してはいけないことをしてしまう可能性だってある。
だから、どんなにダメなキャラクターの映画でも、その人の好ましい面も描かれているなら、呆れるだけってことにはならないのです。
クローサーは、時間をすっとばして、恋愛の修羅場を連続させた映画なので、それぞれの人物のほかの側面はあまり描かれていないのです。
そのような描き方を狙ったものなのでしょうが、なんだかねえ・・・という感想になってしまいました。