クローサー/ Closer | 有閑マダムは何を観ているのか? in California

有閑マダムは何を観ているのか? in California

映画に本に音楽。

山に海に庭。

インドア・アウトドア共に楽しみたい私の発見記録です。 

大人の恋愛物語だと、宣伝していませんでしたか?
観てびっくり、聞いてびっくり!
これが、大人?
恋におちることは出来ても、愛を育てられない人たちの話じゃないです?
おしゃれ? スタイリッシュ??

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
closer / クローサー

Julia Roberts, Jude Law, Natalie Portman, Clive Owen  豪華キャスト、美男美女4人がくっついたり離れたりの話なのですが、

「もう、みんな、廊下に立っていなさいー!!」

と、私が先生なら言っていますね。

あるいは、私が馬なら、全員順番に後ろ脚で蹴り飛ばしてますね。


なんで、そこでそういう決断するかなあ??

正直に何でも真実を話せばいいってもんじゃあ、ないでしょう?

嘘をつくなら、つきとおすくらいの覚悟はないのか??

泣くな~!!


と、とにかく

「あかんわ、この人たち・・・」 の連続。


中でも、一番ダメ男の Jude Law。

Julia Roberts を返してほしい、と Clive Owen に泣きつきに行ったのに、代わりに Natalie Portman の居所を教えてもらって、「ありがとう」って感謝してるし・・・。

もう、笑ってしまいましたね。 要するに、誰でもいいのか、君は。


最後にすべてに見切りをつけた Natalie Portman だけでした、見所のあるのは。

最後まで嘘を通したのも、彼女だけ。


人間、誰しも弱いところもあるだろうし、意志の強さで乗り切れないところも、人を傷つけてしまうこともあるとは思います。 

自分だって、してはいけないことをしてしまう可能性だってある。 

だから、どんなにダメなキャラクターの映画でも、その人の好ましい面も描かれているなら、呆れるだけってことにはならないのです。

クローサーは、時間をすっとばして、恋愛の修羅場を連続させた映画なので、それぞれの人物のほかの側面はあまり描かれていないのです。

そのような描き方を狙ったものなのでしょうが、なんだかねえ・・・という感想になってしまいました。