前回は→その2

 

 私達日本人は、日本の坊様しかほとんどの人は見ていないため。「山行」等という言葉を聞くと、永平寺の僧侶のように山に分け入る厳しい修行とか思い浮かべると思うんです。

 

山登り=修行の一つ の様なイメージが有ると思うんです。しかし実は「山に登ってはいけない」という考え方も仏教の中の一つの考えとして有るんです。

 

えっΣ(゚д゚;)登っちゃいけないの?

実はチベット仏教では、信仰は山自体に捧げられ聖なる山は信仰の対象であるが、余りにも神聖すぎるものとして扱われ、その山に登るのは禁忌とされる場合が多い。要するに土足なんかで踏みしめる事が失礼だという発想なのでしょうね。

しかし、未踏峰だけあり、素晴らしい雄大な荘厳な景観です。余りクローズアップしたものを見た事がないので、読者の皆様にその素晴らしい姿をいくつがご紹介したいと思います。

 

例えば、梅里雪山(メイリーシュエシャン, Meili Xueshan)

というチベット仏教の聖地です

中華人民共和国雲南省デチェン蔵族自治州に位置する連山の総称。主な山は以下の7座である。地形・気候共に登山に関する条件が非常に厳しいため、連山の全ては未だに未踏峰である。

すごいのは六千メーター級の山々が並んでいるという事。富士山の倍くらいの高さなのでやはり海外の山はスケールが違いますね。

 

引用:Wikipedia

“梅里雪山は7座ある山々が一つの家族”という伝説がある。
①カワカブ 6740m

梅里雪山の最高峰にして伝説上、山群の主!

②メツモ 6054m     カワカブの后(きさき)

アトラストラック様より引用
③ジャワリンガ 5470m

チベット仏教の曼荼羅の中心をなす五仏

unnan1425.blog43.fc2.comより引用参照

④スグドン 6379m    カワカブの護衛将軍
⑤マーベンゼンデウーショ 6000m  

カワカブとメツモの子ども
⑥チョタマ 6509m       カワカブの叔父
⑦コワテニー 6108m          カワカブの食料庫。

引用。リンク先は。小林 尚礼様→こちら

 

当然ですが、これだけ美しければ登山家達だって興味を持ちます。しかし、トライするものの、何人もの人が命を落としています(^_^;)

これを地元の人は神聖な山を汚そうとした天罰だと見ているそうです。

この山は雪崩など、当然厳しい自然が待ち構えている為。もし登れたとしても非常に困難を極めるでしょう。

案外知られてない事だと思いますが、世界には、まだ未踏の山はあるものなのです。

 

しかし余りにも美しいものが多いので、次回でも他の何点かの山を扱います。

そして・・・・チベット仏教では禁止・・・・「しかし、何故日本の仏教では山に登られる様になっていったのか?」という疑問答えながらお話をしていたいと思います。

 

 

続きは→その4