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 私は、他の仏教には前面に出されていないのに日蓮宗だけに有るものに気が付きました。

それはこれ・・・・。知ってる方も多いと思いますが


『鬼子母神』です。


これが私にはどうやらプンプンと匂って来るのです。


これは仏教上の神様なのですが・・・・、以下に示す物と是非比較してみてほしいのです。



江戸時代、隠れキリシタンが使用していた『マリア観音様』

これは、下に示す、聖母子像を観音様に見たてて仏教風味にしたという事なんです。

そう・・・・見つからない為に・・・・



これはキリスト教で用いられる『聖母子像』です。

聖母マリアと赤ちゃんのイエス様が模られた物です。
ロジェ・ファン・デル・ヴァイデン作『聖母子像』→引用はこちら


では・・・この鬼子母神が置かれてる理由を、公平にする為に載せます。


そもそも、どうして日蓮宗だけこの像をここまで大事にするか?

その理由が以下の事だそうです。


【日蓮宗に鬼子母神が祭られている理由】ウィキペディアより→こちら

また、法華経において鬼子母神は、十羅刹女(じゅうらせつにょ)と共に法華信仰者の擁護と法華経の弘通を妨げる者を処罰することを誓っていることから、日蓮はこれに基づき文字で表現した法華曼荼羅に鬼子母神の号を連ね、鬼子母神と十羅刹女に母子の関係を設定している。


この事が、法華曼荼羅の諸尊の彫刻化や絵像化が進むなかで、法華信仰者の守護神としての鬼子母神の単独表現の元となった。


これは、法華経の教えを広めることを妨げる者(仏敵)を威圧する破邪調伏の姿を表現したものである

~以上が引用です~


一見最もらしいですが・・・・。私はどうもこの主張は疑問です。


特に上の茶色の部分。


皆様はどう思いますか?


私は、絶対おかしいと思ってます。


何故なら、大乗教とは、あらゆる人々が救われれば良いと言う、どちらかという、心優しい宗教な筈。


例えば地域限定とか、悟りをきちんと実行できた上層部だけ助かれば良いと言う教えと相反しています。


妨げる物を処罰って随分激しくないですか?


宗教を無理やり広めて、それに乗らない人を捨てる見たいな言い方にさえ聞こえて違和感を覚えます。


私はこれは素直に


『聖母子像』をこっそり鬼子母神になぞらえたのだと思います。


えぇ~何で、そんな面倒な事をするの?


だって日蓮て有名なんだよ。権力も有りそうだし・・・・そんな事わざわざする必要性が有るの!考えすぎじゃない?


いえ・・・・。実はそれは次回に述べますが、隠さなければならない理由がちゃんと有ったんですね・・・。


それって何でしょうか?




続きは→その17