先ず六字経曼荼羅とは何か?という事についてご説明します
宗教とかに余り興味ないひとは多くの寺で見掛ける曼荼羅って・・・・
こんな感じでは有りませんか?
高野山秘宝館より引用
周りに八仏です
しかし・・・日蓮宗はこの曼荼羅を使って居ません。
そして上記と違い曼荼羅の中には仏様だけでは無い物が色々居る事がわかります。
『六字経法』
六字経曼荼羅は、調伏、息災のために修せらせる六字経法の本尊として祠られるものである。
この修法本尊の曼荼羅は多くの種類がある。本図は大円光の中央に大日金輪を置き、周囲六円には上方から如意輪、十一面、千手、馬頭、聖、准胝の六観音。
下辺の海中には両側に不動、大威徳の両明王。中央岩上には除魔のための円鏡を描き、まわりを六竜王がめぐっている。
それと他にも女神・狐などが描かれている・・・・
そしてこの六字経法に関してとても面白い記述を立命館大学の研究HPから見つけました。
六字経法と貴船神社 立命館大学非常勤講師 三浦 俊介氏より引用
六字経法とは、六字経曼荼羅を本尊とし、呪咀・病事・出産のために修する秘法である。曼荼羅には金輪仏頂尊を中心に、六観音や女神・狐などが描かれている。この女神像の横に梵字で「キ・フ・ネ」などと書かれているものがあり、関連する密教書にもカタカナや漢字で「貴船」と記すものも散見できる。
本発表では、六字経法と貴船神社の関連について考察する。
そうなんです。どうしてキ・フ・ネという風に書いてあると思いますか?
はい(*^^)v実は、たかちほはその謎がもう解けてしまいました。
この曼荼羅に書いてある女神とは天照大神の事です。
では、何故ここに天照大神が描いて有るのでしょうか?
公平を期する為に、まずは一般的な説を下に記載します。
教養としても非常に面白かったので載せます。
知恵袋からの引用ですがとても解り易く良くまとまってます。
理解が難しい方は飛ばして、私が下に書いた茶色い字の所を読んでくさい。
※引用先は→こちら
【六字経曼荼羅にどうして天照大神が居るの?】
日蓮宗各宗派だけでなく、華厳宗・真言宗各宗派・天台宗各宗派・なども同じだと思いますが、如来(仏)・菩薩も、神々も人も動物も自然もみな本仏(ほんぶつ)とよばれる宇宙全体を体にした宇宙の根本的な霊とでもいうべき根本仏の化身だということになっています。
華厳宗では東大寺の大仏で有名な毘盧遮那如来、真言宗では大日如来(摩訶毘盧遮那如来)、天台宗では久遠の釈迦如来、日蓮宗では久遠の釈迦如来=南無妙法蓮華経。
これらが本仏ですが、曼荼羅中央の南無妙法蓮華経が東大寺の大仏みたいなものです。東大寺の大仏の周りにも化身の小さい仏が複数ついています。 同じように日蓮聖人の曼荼羅の南無妙法蓮華経の周囲にも様々な存在が化身として書かれています。
そして、如来(仏)は悟った存在が如来ですが、菩薩や天部の神々、人などは、悟ったものとまだ悟っていないものといます。
悟った者は本仏の化身として曼荼羅の中に呼び出されています。
悟っている神はなにをするかといえば、宇宙全体である本仏の一部として「働くべきようには働いて」私たちに利益します。
天照大神はその中で、日本国の象徴として日本国の国土を守護する働きと、仏教の教理を説明するために陰陽の原理の陽の象徴としてと、色々な重要な意味を持っていると思います。
インドの仏教ではインド亜大陸に世界が要約されてましたが、日蓮聖人の場合は日本人ですので日本国が世界全体の代表です。
自然界には様々な不思議な作用・働きがありますが、太陽などのように、地球の存在や全ての生き物に必要な作用をする天体は根本仏の働きとして曼荼羅上にも登場します。 日本国がなくならずに存在するのに必要な力として天照大神も必要ですが、本体は南無妙法蓮華経です。
教えがとかれた当時から神々は力・作用・働きとして認識されていたと思います。 科学の世界でも人間は特別な存在でなく、そもそも天体と同じ元素で出来ているし、宇宙は一体であるともいえます。 むしろ、20世紀まで人間を特別扱いして魂と肉体を無関係のように教えていたのは一昔前のキリスト教の影響です。
ただし、仏教でも自発的な心があるものとないものを一応は区別することはします。
~以上が引用です~
つまり、日蓮は、自分の宗教の本仏として、天照大神を祀ってはいませんが、自分が居る日本という国に置いては大きな働きをする神様であり、欠かす事の出来ない存在であるという評価をしたという事でしょう。
ここまでが、一般的な考えだと思います。
しかし・・・・。たかちほは、前からこの事には、もっと違う何かがあるのだと感じて居ました。
何故ならいくら日本という国を尊重しているからって、仏教と神道は別のもです。神仏習合とはいえ・・・・
仏教の教祖であった彼が、わざわざ天照大神を引っ張り出している事に居和感を覚えて居たのです。
彼の書いた書物にその答えが有りました。
だって、日蓮大聖人の『日』は天照大日霊貴の『日』で・・・・
『連』とは・・・・・?
さて一体何を現すのでしょうか?
次の回は日蓮と天照大神との強い結びつきについてお話ししていきたいと思います。
続きは→その2